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完璧超人がスライムに転生した結果  作者: 眠り人
第2章 神獣ニンバスの修行編
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元完璧超人、上級属性を極める

こっちはモチベもネタもある。

あの後、三週間ひたすら魔法の練習をして初級属性と中級属性をレベルMAXにした。そして、上級属性は無属性をレベル7にし、他の上級属性である聖属性と魔属性をニンバスに教えて貰っているところだ。

どちらの属性もニンバスが言っていた通り、かなり癖が強く、かなり扱いが難しい。

聖属性は基本的に《浄化魔法》と《回復魔法》だ。

それ以外にも、光属性よりも強い光を操ったり、闇を無効にする結界を張ったりと、光属性の上位互換だ。

魔属性は《劣化魔法》と《服従魔法》。

この属性は人間の中では禁忌(タブー)指定されており、覚える者はまず居ない。

てか、使い所がかなり限られる。

上記の2つ以外には、光を塗りつぶす闇を操ったり、光を無効にする結界を張ったりと、聖属性と真逆の事が出来る闇属性の上位互換だ。

ニンバスはこの2つの属性を司っている事もあり、かなり扱いに慣れている。

おかけで、俺もかなり上達している。

完全に使いこなすとまではいかないものの、ある程度は使える。

まだ両属性共にレベルは1だ。

このレベルではまだ光属性や闇属性と変わらない程度の魔法しか使えない。

しかし、逆に考えると、レベル1で光属性や闇属性と変わらない程度の魔法を使えるのだ。

この2つの属性がどれだけ強力なのかはそれで分かって貰えるだろう。


さらに四日後、俺は無属性をレベル8に、聖属性と魔属性をレベル4にする事が出来た。

しかし、今までより圧倒的に遅い。

ニンバス曰く、早いらしいのだが、他の属性をかなりのスピードで上達させた俺からすれば、かなり遅い。

だが、それと同時に達成感も得られている。

この感覚も久しぶりだ。

最初にこの世界に来てから、魔力操作を覚えるまで長い時間をかけてようやく覚えたのだ。

あの時も、感情がかなり高ぶった。

これを忘れないようにしなければな。

初心、忘れべからずってやつだ。


さらに1ヶ月後、俺は新たな上級属性である、空間属性と時間属性を練習していた。

どうやら、この世界でのスキルの上限はレベル10では無かったらしい。

今までレベル10になると、LV.MAXと表示されていたので、レベル10が上限だと思っていたが、違うかった。

現に、俺の無属性はレベル18だ。聖属性と魔属性はどちらもレベル11。

あれからかなり上達したのだ。

しかし、今度の属性は今までの比にならない。

空間属性は、最初こそ『空間把握』のスキルで上達したものの、レベルが上がるにつれて、聖属性や魔属性の比にならないくらいの難しさになった。

まだ空間属性はレベル6だ。

空間属性には、『空間倉庫魔法』と『空間移動魔法』がある。

『空間倉庫魔法』は正直、『吸収式収納』と殆ど変わらない。それどころか、『吸収式収納』の下位互換だ。収納可能量は少ないし、かなりの魔力を消費する。

まだまだ空間属性は要練習だ。

これも恐らくだが、レベル10が上限では無いのだろう。気が遠くなる。

そして、時間属性。

こちらは全くと言っていいほど使えない。

未だに魔法欄に『時間属性』が無い。

ニンバスは、『時間属性はそもそも、覚えられるかどうかも分からん程の属性じゃ。』と言っていた。

おそらくだが、この属性を覚えられれば、かなりの達成感を感じられるのだろう。

今は達成感を求めている。前世では、決して無かった。前世では、周りから出来て当たり前と思われ、自分もそれを疑わなかった。今聞いたら、自分ながらかなり滑稽だ。

だからこそ、感謝している。ニンバスにも、この世界にも。

俺にこの感情を与えてくれて。

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