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5話:美味しいご飯と銀髪緑眼アホ毛ロリータとの出会い

目が覚めるとそこはふかふかのベットの上だった。

天井を見ると木製だった、裸だった体には布の服を着ていた。左を見ると窓があり外は真っ暗だった。逆を見ると上に登るための階段と地下に降りるための階段、そして机と数個の椅子、そして机にはオレンジ色の液体の入った木製のコップとパン、あとお皿に乗った見たことの無いお肉のサラダがあった。


…食べていいのだろうか?

だが、そんな疑問は関係なしに私は机の上にあるパンを食べようと手を伸ばしそれを食べた。

味は普通のパンだ、しかしなぜかいつもより美味しく感じる。あれかな?お腹が空いてるからかな?

まぁ、食べれる味ならいいや。美味しければ尚良!!

そして私はお皿の横にあったフォークでお肉とサラダを一刺にして食べた。すると━━


「な、なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!?????」


━━と今日(どれくらい寝てたかは知らないけど)2度目のなんじゃこりゃぁぁぁぁ!!!???です。

いや、うん、仕方ない、だってこれめっちゃ美味しいもん…

口に入れた瞬間とろけるお肉、それをカバーする様に水々しい野菜が口の中に広がり口には言い表せられないほどの美味しさがそこにはあった。

そして横にあるオレンジジュースの様な液体の入った物を飲むと━━


「な、なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!???」

はい、3度目のなんじゃこりゃぁぁぁぁ!!!???です。え?これしかネタがないのかって?いやいや、ほんとにこれしか言えないほどの美味しさなのよ。ぶっちゃけ市販のオレンジジュースの100倍は美味しいと断言できる。あと何故か体が落ち着いた気がした。気のせいかな?


と、そんな事をしていたら上から物音がした。

そちらに意識を集中すると綺麗な美女━━では無く幼女が顔を出した


「あ、起きた?おはよ、体は大丈夫かい?気分が優れないとかは?体はちゃんと動くかい?」


と、心配した感じで声をかけてくれたが私はそれ以上に彼女に見惚れていた。

ぴょこんと立ったアホ毛に銀髪のサイドテール、若干釣り目の緑眼の女の子がそこにはいた。


一言で彼女を表すのならこれしか無いだろう。 カワイイ と。いや、これ以外言いようがある?と言うくらい彼女は可愛かった…少なくとも私からはそう思えた。

すると少し心配した感じで尋ねてきた


「あの…僕の顔に何かついてるかい?ついてないなら…恥ずかしいからそんなにジッと見ないでくれないかい?」


と、指摘されてしまった…しかし…僕っ娘か…やばい…うん、ヤヴァイ、萌えで吐血しそうなくらいにヤヴァイ。

だが、こんな自己満足をしているよりここで返答を返さねば相手も困るので返答と質問をした


「あ、すいません…えっと…ここは一体どこですか?」


すると彼女は素直に答えてくれた


「ここはイリオスって言う大きな街の近くの村の工房だよ、君は僕がポーションの材料を取ってくる時の帰りに道端で裸で…それも剣だけを持って倒れてたんだよ、それを私がここ…私の工房に取り敢えず連れて帰ってきたってわけだよ。…あ、その料理は君のために作ったからね、遠慮せずに食べるといいよ」


と、結構色々と聞いてないことも答えてくれた…いや、ありがたいけどね?

だが、私はそれ以上に遠慮せずにご飯を食べていいと言うことに…


「有難うございます!!」


それから私は無心で…いや、違うね…味わいつつも自分では信じられないほどの速さで食べていた。

それから数分が経ち私はご飯をすべてキレイに食べ終えた。


「ごちそうさまでした。」


そう言うと彼女はニッコリと微笑んだ


「はい、キレイに食べたね…余程お腹が減っていたのかい?まぁ、おかわりはちょっと直ぐには用意できないけどね…あと『ごちそうさま』…ってなに?」


なんと…おかわりないのか…いや、あれだけ食べれたんだし満足としようかな。


「あ、おかわりないのか…あぁ!いえいえ!あれだけ美味しいものを食べられたので満足ですよ!!あとごちそうさまって言うのはつくってくれた人への感謝を伝える言葉です。」


そう言うと彼女は頭のアホ毛を揺らしながら「いや〜照れるなぁ〜」と体をくねくねさせていた…なにこれ可愛い…破壊力しかない…私みたいなロリコンにはキツイものがあるぞ…

と、そう思った時私はふと思った…


「あの…そう言えばお名前を伺っておりませんでしたね。私はハピって言います…よろしくお願いします」


そう頭を下げると彼女も頭を下げて━━━


「あ、僕はカデン…カデン・ローレライさ。こちらこそよろしくね!ハピ!!」


━━これが、私と彼女、カデン・ローレライとの出会いだった。

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