2話:鑑定と性別:ロリータ
突然頭の中に無機質のようなエコーのかかった声が響いた。
あの時の転生する時に会話した謎の声とはまた違った声だ、何というか女性っぽい声でそれでいて無機質な声だった、あれだ、例えるならボーカロイド見たいな声だ。
「いや、Lvアップって…本格的に異世界転生物みたいになってきたな…しかもスキルって…」
そう、Lvアップと同時にスキルと称号も追加された…だが、私は獲得したスキルの中に気になるものがあった、それは━━━
「ってか…《鑑定》!?鑑定って言ったの?今の声のやつ!」
━━そう、《鑑定》だ、鑑定は知っての通り調べたいと思ったものを鑑定出来るスキルだ、異世界転生物ではもうお約束と言ってもいい程有名なスキルだ
「まじか…鑑定ゲットしちゃったよ…取り敢えず自分を調べてみるかな…」
すると、頭の中に自分の姿とスキル、称号、ステータスが表示された
『名前:ハピ(川内綾乃)
種族:ヒューマン
性別:ロリータ
HP:1800+4000
MP:2400+4000
SP:200
身体能力:900+4000
防御力:340+4000
属性耐性:2800+4000
バスト:測定Aカップ
身長:144cm
体重:42.7kg
スキル:《鑑定》《剣術1》
称号:《魔物を倒す者》《剣術の使い手》
特有能力:《幼女の加護》《世界神の加護》《始まりの幼女》《形状変化》《━━━━》《━━━━》《━━━━》《━━━━》』
「か…鑑定やっばっ!…ってかなんでSP以外は+4000ついてるの?あとなんなんだよ性別:ロリータって!!ってかなんか特有能力が全部よく分からないんですけどね…取り敢えず調べるかこれ鑑定先生で調べられるのかな…」
と、そんな不安を鑑定先生はすぐに解消してくれた…
特有能力:《始まりの幼女》
自身のステータス全てに+3000を付与する。
出会ったことのある性別:ロリータの能力を1分間行使する事ができる。
まず初めは《始まりの幼女》
…何これ強すぎ…ん?ロリータの能力を1分間って書いてるけどこれあったことない人でも行けるのかな?まぁ、それについては分からないけど全ステータス+3000は中々チートじゃないか…?あれ?なら残りの+1000はどういう?
…まぁ、多分今から見るやつ能力かな?
特殊能力《幼女の加護》
自身のステータス全てに+1000を付与する
性別:ロリータ全てが生まれついた時に備わる特殊能力
あ、やっぱお前が+1000してたのね…ってかなんだよ性別:ロリータって…こんな時は鑑定先生に教えてもらおう…おしえて!か〜んて〜いせ〜んせー!!
性別:ロリータ
この世界にある性別の一つを意味する、現在確認されている性別は男、女、ロリータです
なに?この世界はロリータが特出してるの?何なの?つまり私がロリとでも!?嘘だ!!私は信じna…ごめんやっぱこの姿でそれ言っても否定出来ないわ…と言うか元の世界でも身長も体型も同じだから…なぁ…
何かすっごい寂しい気がするけど気のせいだよね…うん…
「…さて、気を取り直して…気になるのは次で最後かな?」
特殊能力《世界神の加護》
世界神の加護が備わった者には自身のステータス、Lvの向上が倍になる
世界神との会話も可能になる。
えぇ…なにこのチート能力…しかも会話が可能って…って言うかあの声の人(?)世界神なのかよ…一回使ってしてみようかな…
トゥルルルルルルル…
電話かよ!!!と叫びたくなるような音だった、そりゃそうだ、多分誰でもこうツッコミを入れる…はずだ…そしてガチャッという音がなった
『何のようだ…?我に何か用事があるのか?』
「あ、ホントに繋がった…ってかやっぱあんたが世界神か…」
そう、やはりこの声が世界神だった…正直神とはなんとなく思っていたがまさかホントに…しかも一番偉いと思われる神じゃん…
「いや?特に用はないけど取り敢えず称号であんたと会話出来るやつがあったからやってみただけ」
『そうか、では我は忙しいのでな、切るぞ』
そう言って無理やり切られた…まぁ、いいけどさ
「ふぅ…さて、気になる事は解決したしそろそろ行くか」
そして私は歩き出そうとしたが一つ忘れてるものがあった
「あ、SPってなんだろ?」
そう、SP…ゲームや異世界転生物ではスキルポイントと略されているものだ…でもいったい何に使うの?
そう思って鑑定して見ると━━
SP:スキルポイントの事
スキルを獲得するために必要なポイントを示す。
SPはLvアップと共に+100されます。
スキルはスキル辞典から獲得できる。
マジカ…なんとなく知ってたけどやっぱりこれってつまり魔法とかもゲットできる訳でしょ?
…勝ったわ、何に勝ったはしらんが勝ったわ
取り敢えず…スキル辞典見てみるか!!
ってかスキル辞典ってなに?
スキル辞典
スキルポイントで獲得出来るスキルを獲得する物
スキル辞典を使いたいと念じれば頭の中にスキル一覧が出てくる。
なるほど…なら早速スキル辞典オープン!!