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最後の問題はポイント10倍

時は少し遡り

フレイム視点


俺が衝突音を聞いて、『ああ、やっぱり逃げて正解だな』などと思っていると

「なあ、今の音は大丈夫なのか?俺の経験上あんな音がする様な事態は一大事なんだが」

「大丈夫だ、このぐらいならじゃれ合いのレベルだよ、それにあの3人だって多少は常識がある、街を破壊したりはしないさ。それに本気だったら俺たちには理解出来ない状態になるか、俺たちが既にこの世に居ない」

「理解出来ないのも不味いが、この世に居ないはシャレにならん。て言うか分かってないかも知れないから言っておくが、俺に言わせればフレイムさんも勝てる気が全くしないレベルだからな」

分かってはいるんだが、あの二人からすると五十歩百歩なんだよな。

「それはそうなんだが零や凛ちゃんからすれば、薄い紙と普通の紙ぐらいの差しかないんだよ。ジャミからするとどうなのかは分からないがな」

「俺が言うのもなんだそんなにやばいのか?」

俺がガッツの問に応えようとすると後ろから自警団のメンバーっぽい男がガッツに声をかける。

「お話中失礼します団長、少し報告宜しいでしょうか」

ガッツがチラッとこっちを見たので俺は頷いて見せる。

「良いぞ」

「ありがとうございます、詰所の前に居た女性と女の子が喧嘩するって言っていまして、本当は止めなければいけないんでしょうが怖くてつい了承してしまったんですが大丈夫でしょうか?」

「本来なら大問題なんだが…今回に限ればベストではなくともベターな選択だったと思うぞその二人って言うか女の子の方はかなりやばいらしいからな」

いや、ジャミだって俺を歯牙にもかけないぐらいには強いんだがな、まあどっちにしろ凛ちゃんの威圧にはガッツ自身も怯んでるから偉そうなことは言えないよな。

「そうなんですか、それと外に積み重なってた不審者は牢に入れて問題なかったんですよね」

「ああ、そっちは一切問題ない。そもそもどんな理由にしろ外で寝てる連中は基本的に保護対象だ」

「そうですよね、ありがとうございました」

そう言ってお辞儀をして男は去って行った。

「すまない、俺の仲間が迷惑かけたな」

「そんなことはない、さっきも言ったが本来なら止めないといけない立場だからな。それよりフレイムさんから見た3人の方が気になるな」

「そうだな……まあ取り敢えずジャミは俺のことを余裕でボコボコに出来るぐらい強いだろ、それと俺はあの兄妹の兄妹喧嘩をこの目で見た…いやまあ見たか。とにかくあの2人の兄妹喧嘩の審判を任されたことがあるんだがな、その時はもう訳が分からなかったな。いきなり右から爆音が聞こえたと思ったらそこには真っ二つに切れた爆炎が広がってたり、次の瞬間には全く違う所で爆発が起こってたりしてって感じでな、正直審判どころじゃなかったよ、結局、零が凛ちゃんを俺の前に蹴り落としてくれたのを見て勝敗を決めたんだ」

うーん、やっぱり自分でも良くわかってない物を説明するのは辛いな。

「なんと言うか、規格外だな」

「そうだな。………さてそろそろ零たちも帰って来るかも知れないし続は外で話さないか?」

「大丈夫なのか?俺はそんなとんでもない戦いに巻き込まれたくないぞ」

そう言えばガッツは零や凛ちゃんが何もない空間を作れるの知らないんだよな、いや、凛ちゃんが刺客を出すのを見てるか。

「大丈夫だ。ぜんぜん音がしないだろ、つまり喧嘩は終わったかどっか遠くに行ったかってことだ」

「まあ普通の音は聞こえるがこれと言った戦闘音は聞こえないな」

「だろ。大丈夫だって、俺が保証する」

そう言ってガッツと一緒に外に出てしばらく世間話をしたりした。


零視点


凛は相変わらず俺の言うことならなんでも聞きそうな感じだが取り敢えず2人とも詰所前に戻るのに賛成なのでさっさと戻る。

「おかえり、戦績はどんなだった?」

どうやらフレイムはガッツさんと一緒に俺たちが戻るのを待っていた様で、戻るのとほぼ同時に話しかけられる。

「ジャミさんが2勝、凛は一勝だな」

「まー、2勝出来たのもハンデのお陰だけどね」

「終わり良ければすべて良し、だよ」

それはもしかしてクイズ番組とかで良くある『最後に勝ったから勝ち』的なやつか?

「ハンデありとは言え凛ちゃんに2勝するってとんでもないな、俺なら一瞬でやられる気がするぞ」

「んー、まーフレイムの実力じゃあ仕方ないよね」

「フレイムには一敗もする気はしないんだよ」

そうか?凛は他人を見下す所があるからな、油断してうっかりとかもありえそうだがな。まあとは言ってもフレイムの実力だと厳しいか。

「あー、楽しく話してる所に割り込む様で悪いんだが自警団の団長としてこれだけは聞かせてくれ。あの刺客たちをイドラ商会が取り戻しにくる可能性はどのくらいあるんだ」

「えー、取り敢えず表にある普通の販売所と、倉庫以外の分かる限りの施設を襲ってみたけどもぬけの殻だったし、多分誰も来ないと思うよ」

「そうか、分かった。ありがとう」

あれ?そう言えばガッツさん自然に話してるな、まあ俺が声をかけたらまた敬語状態になるかも知れないし、しばらく黙っとくか。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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