私は怪獣映画が大好きです dyアヤメ
なんと総合評価が100に達しました。ここまでみて頂いた皆様に感謝申し上げます。
アヤメ視点
【精神体化】で体に着いた物を落としてからさっさと陸地に戻る、
「さて、それじゃあ悪魔について説明する…前に言っとくがラクタ村の場所は知らないぞ」
「えー、知らないの?」
悪魔のこととかは知ってるのに?
「知ってる訳ないだろ。素直に次の街でラクタ村について聞けば良いだろ、あの悪魔の言い方から言ってここからそう遠くはないと思うしな」
「近いの!なら悪魔は放っておいて街に行こう」
「それなら歩きながら説明するぞ。それと戦闘中も思ったんだが別に声に出さな来ても聞こえるんだぞ」
いや、分かっててもつい口に出ちゃうんだよね。こんなことを言ったらバカにされるから言わないけど。
「思ったことは口に出してはっきり言うのが頭脳派な私流だよ」
「お前のは『口に出してはっきり言う』じゃなくて『つい口をついて出る』だろ」
「なっ、さっさと行くよ。早くラクタ村に行かないと零君が別の場所に移動しちゃうかも知れないでしょ」
そう言って歩き出す、
「そうだな、それじゃあ説明を始めるか。まず悪魔って言うのは基本的には実体のない魔物だ」
「実体がない?さっき普通に蹴っ飛ばして倒したばかりなんだけど?」
「基本的にはって言っただろ、実体を作り出すことも出来るんだよ。とは言え弱い悪魔は実体化出来ないらしいがな、それにそれ程自由自在に実体と非実体を切り替えられる訳じゃない、もし自由自在に切り替えられるならさっきの蹴りは簡単に避けられてただろう」
ふーん、つまり実体があるのかな?ないのかな?
「要するに悪魔にとっては非実体が普通の状態だ、だけどさっきみたいに戦う時は実体がないと不便だから実体化するんだよ。なにせ非実体だと普通の物理攻撃は効かないが魔法とかはむしろダメージが跳ね上がるから割りに合わないんだよ、一瞬だけ非実体に成って躱すならともかくずっと非実体だと魔法で殺してくれって言ってる様なもんだからな」
「そうなんだゲームだとMP削られて嫌なんだけどね」
「まあこの世界でも魔法とかじゃないと倒せないってのは面倒ではあるな、魔力を消費するし。でも敵の魔力を消費させるためだけに特攻して来る魔物なんてそうはいないってことだな」
そう言われればMP削られて嫌って言うのはもう倒された後でのことだもんね、後続には嬉しくても削った本人はすでに死んでるんだよね。
「悪魔が非実体の魔物だって言うのは分かったよ、でも非実体だとなんで暴走したら大変なの?」
「非実体なのは悪魔の基礎知識であって俺が言いたいこととは直接の関わりはない。それに暴走したら大変じゃなくて暴走した理由によっては大変なんだ。という訳で次の説明、悪魔の暴走に移るぞ。悪魔が暴走する場合って言うのは基本とに他の生物と同じ様に外からの強い刺激が原因でも暴走するんだが悪魔は強すぎる魔力を受けても暴走するんだ」
直接関わりはないならなんで言ったんだろ?まあここで変なことを言うと余計な時間が掛かりそうだから言わないけどね。でも
「強い魔力を受けるとか悪魔じゃなくても健康に悪そうだけど」
「いや、普通の生き物や魔物は外から魔力を吸収したりはしないからな、せいぜい魔力を感じ取れるやつならびっくりさせることが出来るくらいだな、まあ逆に言えば悪魔は外から魔力を吸収することが出来るから強い魔力を受けるとおかしくなる訳だ」
「じゃあゴールドはこの辺で強い魔力が出てるって思ってるってこと?」
「別にあいつが暴走した理由がそうとは限らないが。俺が心配してるのはそう言うことだ」
ふーん、強い魔力ねえ。でも強い魔力があっても悪魔以外はびっくりするぐらいって言ってた様な?
「お前分かってないだろ、もう少し頭を働かせろ」
「この頭脳派の私に向かって『頭を働かせろ』はないでしょ。ちゃんと私は分かってるよ、強い魔力があると周囲の悪魔が暴走するかも知れないから危ないんでしょ」
「説明は理解している様だな」
えっ、まだあるの。
「えーっと、強い魔力を受けることで突然変異を起こした怪獣が襲って来る?」
「はぁ、なんでいきなり怪獣が出てくるんだよ、と言うか魔物がいる世界で怪獣がそこまでの脅威になると思うか?」
「脅威になるよ、怪獣はロウさんより大っきくて強いよ」
何と言っても怪獣だもん。
「お前の怪獣に対する熱意は分かったが、そう言うことじゃないんだよ。そもそもあえて突っ込まなかったが普通の生き物は魔力を受けてもなんも起きないからな」
「本来ならなにも起きない筈の所で様々な要因が合わさって誕生するのが怪獣だよ」
「とにかく怪獣から離れろ」
えー、なんか面白い怪獣が出来そうだったのに。
「じゃあ答えはなんなの?」
「はぁー、まあこのままだと怪獣方向にしか進みそうがないからな。いいか。強い魔力があるってことはそれを発してる強い魔力を持った何かがいるってことだ」
「つまり魔力怪獣がいるんだね」
一回見てみたいな、やっぱり海底にいるのかな?
「とにかく怪獣から離れろ。怪獣じゃなくて敵かも知れないだろ」
「えー、怪獣いないの?」
「そこまで言うなら怪獣でも良いが踏み潰されたくはないだろ」
あー、成る程ね。つまり
「怪獣の大きさを表現するための死に役になっちゃうってことか」
「もうそれで良いと思うぞ」
あれ?なんかゴールドが疲れてる。
最後まで読んで頂きありがとうございます。




