表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
88/329

黒歴史確定

零視点


もうよく分からんがヘルは気絶させとこう、これ以上変なこと言われたら困るしな。フレイムの方はジャミさんが捉えてみのむし状態になってムームー言ってるがあれって怪我とかしないのかな?そんなことを思っていたらジャミさんがこっちを見て頷いたので怪我とかはしないんだろうな。じゃあ凛にしっかりしてくれよって感じの眼差しを送るか。

「お兄ちゃん、敵の言うことを丸呑みするなんておかしいいんだよ」

「丸呑みじゃなくて鵜呑みだろ。まあ言ってることは正しいがその前に『やっちゃたんだよ』って顔してるから全然説得力がないぞ」

「んー、取り敢えず凛ちゃんは木崎に追求されて頬を染めるのをやめようか」

はぁ、どうやったら凛を反省させられるんだろう?まあそれはあとで良いか。今はそれよりも、

「凛、取り敢えずこいつを他の奴らと同じ様に隔離しといて」

「任せて欲しいんだよ」

「うーん、これでヘルの方は大丈夫かな?それでー、ウロボロスに捉えられて興奮しているフレイムをどうする」

ジャミさん、物事には言い方ってものがあると思うんだ。まあ当の本人はそれどころではない様だけど。

「そうだな、先ずは話を聞くか」

「絶対ろくなことにならない気がするんだよ」

そう言うやる前から気が滅入る様な事を言うなよ。

「まーそうだね、凛ちゃんの言いたいことも分かるけどこのままじゃ何も始まらないし話を聞こうよ」

そう言ってジャミさんがフレイムの拘束を頭だけ解く。

「オイ、あと少しで俺の勝ちだったのに勘違いで止めるとはどう言うことだよ」

「いや、ヘルは絶対に良い情報を持ってるはずだから死なせるつもりはなかったから凛の発言がなくとも止めたぞ」

「本当か?お前は凛ちゃんが関わると信用ならんからな」

確かに俺は凛のためなら嘘ぐらいいくらでもつくが今回は最初から止めるつもりでいたのは本当だ。確かに凛の発言が俺の背中を押した側面もあるが、それにしたって最終判断は俺が下してる。

「悪いとは思ってるがこれで情報は一気に増えたはずだ、それに操られるって訳じゃなくても興奮作用で冷静ではなかったはずだ」

「オイ、俺のどこが興奮してるって言うんだよ」

フレイムはそう叫びながら陸に打ち上げられた魚の様な動きをしている。

「そんなみのむし状態じゃ無理な相談だろうがちょっと落ち付いてくれ。冷静に、客観的に生きの良い魚みたいにビタンビタンしながら叫んでる人間が冷静だと思えるか考えてくれ」

「お兄ちゃん、お兄ちゃん、まだここにガスは充満してるんだよ。みのむし状態とか関係なく落ち着けないんだよ」

忘れてた、もしかしてガスのせいか?ガスの興奮作用で短慮になってるのかも知れんな。

「あー、換気魔法とか無いのか?」

ジャミさん、流石に換気魔法は無いんじゃ無いかな?

「換気魔法はないんだよ、でも【空間支配】で外と空間を繋げれば換気ぐらいはできると思うんよ………うん、換気開始だよ」

「えーっと換気したら俺がフレイムの解毒をするよ。考えてみれば話を聞くより先に普通解毒するべきだよな」

「多分私達にも少しは効果が出てるはずだよ。ただ、普通はフレイム程には効かないで、考えが纏まらなかったり、少し落ち着かなかったり、怒りっぽくなるぐらいにしかならないんだよ」

じゃあフレイムは異常によく効いてるだけでむしろ俺たちの方が普通なのか?しかしこれはなかなか面倒だな。

「それなら先ずはフレイムを解毒してあとで全員解毒だな」

「よし、大体換気は終わったんだよ。あとの解毒はジャミに任せるんだよ」

「よーし、それじゃ始めるよ、先ずはフレイムから」

そう言ってジャミさんはまたフレイムを完全なみのむし状態にして解毒する。最初はビタンビタンしていたのが静かになって完全に動かなくなるとジャミさんがフレイムの拘束を完全に解く。するとどう言う訳かフレイムが悶え出す。

「なんだよあれ、『世界最強を目指す』って恥ずかしすぎるだろ。ジャミも凛ちゃんも零も超えるとか酔っ払いかよ」

どうやらガスにやられていた時の言動を思い返して悶えているらしい。

「今回のことは黒歴史と思って忘れろ、な」

「そ、そうだな。いつまでも引きずってる訳には行かないよな」

「そうだよ、それでこそ私やお兄ちゃんを超えて世界最強を目指す男だよ」

せっかくフォローしたのに凛が容赦なく傷口に塩塗っていったな。

「さーて、世界最強を目指すフレイムが立ち直った所で零も解毒するぞ」

「止めてやれよ、きっと2人ともガスでテンション上がってるんだろうけどフレイムはもうシラフだからね、撃沈しちゃうよ」

俺の発言は届いたのか届かなかったのかは不明だがウロボロスで包み込まれる、しばらくすると今までより気持ち頭がすっきりする。

「これがガスの効果か、本当地味にいやらしい手だな」

「確かに戦闘する上でこの冷静さを乱す効果はかなり嫌だよ。特に魔法は集中が重要なんだよ」

「ああ、それも興奮が冷めても記憶が綺麗に残ってる辺り本当にひどいな」

まあ、順次解毒するしかないな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ