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これは打ち切りではな閑話だ

加藤 輝視点


時は遡り、

「おお、成功だ!しかも2人も召喚されるとは良い事ですな」

「本来は1人だったはずの物が2人召喚されているのですからむしろ失敗の可能性の方が高いと考えるべきです」

「それはグレン殿の立場ならそうかも知れませんが、私としては戦力が増えるならば大歓迎ですので」

「まあ、シモン殿の立場ならそうでしょうし、戦力として1人より2人と言うのは分かりますが学者として想定が外れるのは面白くありませんね」

「シモン殿もグレン殿も少しは落ち着いた方が良い、先ずは彼らに説明をするべきだ」

まるで意味が分からない、ついさっきまで幼馴染の桔梗と一緒に高校から家に帰る途中だった。それが地面が光ったと思ったら桔梗とは一緒だが見知らぬ部屋の中にいるし目の前では3人のおじさんが訳の分かんないことを話してるしどうなってるんだ?でも1つ幸いなことは目の前の3人に敵意がなさそうなことだろう。

「おっと、そうですな。では先ず自己紹介から。私は常闇教の勇者探索局局長、シモン グレミングです。以後よろしくお願いします」

「私は常闇教、勇者探索局。研究主任のグレンです」

「俺は、第3常闇騎士団、団長。モルナットだ。よろしく頼む」

えーっと、おおらかそうな太ったおじさんがシモン グレミングさんで、メガネをかけた神経質そうなおじさんがグレンさん、最後に色黒でガチムチな鎧のおじさんがモルナットさんか。うん、なにがなんだか全く分からないけど自己紹介されたからにはこっちもしないとまずいよね。

「高校二年生の加藤 輝です」

「おっ、同じく高校二年生の高橋 桔梗です」

今更だけど自己紹介されたからつい返しちゃったけどこれで良かったのか不安になってきた。

「うむうむ、礼儀正しくて良い事ですな。おっと失礼しました、先ずは状況説明が1番ですな。色々混乱してるでしょうから単刀直入に言います。あなたたち2人は異世界に勇者として召喚されました」

「はっ」

なに言ってんだ?ん?なに桔梗、服の裾を引っ張ってどうしたの?えっ、静かにしろって。

「これって誘拐じゃない」

桔梗が耳元でコソッと言う。

「いや、えっ、それはないんじゃないかな。手が込んでるし」

「でも異世界に勇者として召喚とか今時『小説家になりたい』でもないって」

いや、『小説家になりたい』は関係ないよね。いや確かによく異世界に行くけどそれとこれは今は関係ないんじゃないかな。

「誘拐だろうとなんだろうと、とにかくあの人達に話を聞かないと始まらないと思うんだよね」

「まあ確かに誘拐だとしても打つ手はないけど………うーん」

桔梗は深く考え過ぎなんだって、あの人達に悪意はなさそうだし、現実は小説より奇なりって言葉もあるくらいだし、きっと大丈夫だって。

「あの、勇者ってなにするんですか?やっぱ魔王とか倒すんですか?」

「いえ、魔王は倒しません、倒すのは常闇の獣です。とは言えいきなり常闇の獣と言われても分からないでしょうから、今は世界を滅ぼす魔物と言う認識で十分です」

「でも、僕たち戦えませんよ」

「大丈夫です、異世界には特殊なスキルが備わっています。『スキルオープン』と言う事で自身のスキルを知る事が出来ます」

うわー、なんかコテコテのなりたい小説感があるな。まあやってみれば分かるか。

「『スキルオープン』うお、本当に開いた」


スキル欄

名前 加藤 輝

特殊スキル

: 勇者

: 見極め

: 勇者補正

通常スキル

: 掃除 レベル1


「勇者なのに、通常スキルが掃除しかない」

「いつも掃除が上手いな〜って思ってたよ。良いスキルだよ」

「そう気を落とすな、通常スキルなんて学べばいくらでも覚えられるぞ」

「そうです。それに知識的なものはスキルに入りませんから」

「そうですな、それに重要なのは特殊スキルですしな」

やっぱりこの3人良い人だ、おじさんとか言ってごめん、そうだ!特殊スキルは無駄に豪勢な感じだし行けるって。どれどれ能力は、


勇者

正に勇者。聖剣っぽい光る剣を出せる、何気に身体能力や魔力も上がる

見極め

見た人の本質がなんとなく分かる。相手が信頼してくれるならスキルを見る事も出来る。

勇者補正

運が良い。付いてる。ラッキーボーイ。


なんだろう。この凄いんだろうけどがっかりする感じ、せめて空元気で乗り切ろう。

「良いスキルですよ。見てて下さい、【聖剣召喚】」

光る剣が召喚されてみんなの視線が集まる。うん、そのありがい物を見た的視線は止めてこれ聖剣じゃないから、光る剣だから。

「輝。カッコ良いよ」

「あ、ありがとう。ほら桔梗のスキルも見ないと」

「うんそうだね、『スキルオープン』


スキル欄

名前 高橋 桔梗

特殊スキル

: 魔法使い

: 清水使い

: 癒しの力

通常スキル

: 料理 レベル1


魔法使い

魔法が上手くなり易い、魔力も増える

清水使い

特殊な清水を作り出し操る事が出来る。

癒しの力

人の傷を癒す事が出来る、リラクゼーション効果もある。


あっ、桔梗は俺を信頼してくれてるんだ。うん、これは嬉しいね。

「良いスキルゲット。行くよ、【癒しの力】」

「あ〜、癒される」

「これは、癖になりそうですな」

「ふう、なんだか落ち着きますね」

「うむ、これは良い。心が満たされるようだ」

なんか人によって微妙効果が違うんだね、その人が最も癒される感覚に最適化されるのかな。まあ良いや異世界に勇者として召喚されたんだ、ここは男としてハーレムを目指すしかないだろ。僕たちの冒険はまだ始まったばかりだ。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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