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相談相手は慎重に選べ

凛視点


「お兄ちゃんが好きに成ったんだけどやっぱり兄妹だから結ばれないと思ってしばらく我慢して別の人を探してたんだよ」

「あー、どうしても続けるんだ」

当然だよ、ここまで行ったら最後まで言うものだよ。

「それとその頃から術を習い始めたから普通の人なら余裕でどうにか出来るようになったんだよ。だけど私としてはは好きな人に虐められたいんだよ」

「んー、今さらっととんでもない事言わなかった?」

「そんなとんでもない事は言ってないと思うんだよ。えーと、術を習い始めたから普通の人なら余裕でどうにか出来るようになったんだよ?」

「いやー違うその後」

「私としてはは好きな人に虐められたいんだよ?」

「えーと、もしかしなくても凛ちゃんってマゾ」

それって一言で言っただけで意味が変わってないから当然だと思うんだよ。

「まあ、そうだよ」

「あー、なんか先が読めて来た」

「さすがジャミだよ、で話を戻すんだよ。えーどこまで話したか忘れたんだよ……あっ、強くなった所までだよ。それで結局強くなった私を押さえつけてくれる様な人がお兄ちゃんしかいなかったんだよ、だからお兄ちゃんを諦める事を諦めたんだよ。そして私はお兄ちゃんに告白すると言う一石四鳥の手を打つ事にしたんだよ」

我ながらほぼ完璧な手だったよ。

「あー、どっから突っ込めば良いんだ、先ず一石四鳥って言うけどどこにそんなに得があるんだ?」

「よくぞ聞いてくれたんだよ、先ず普通にお兄ちゃんに告白して思いを伝えられるんだよ、次に告白する事で今までの『兄妹だから諦めないと』と言う悩みとの決別が出来るんだよ、更に今までお兄ちゃんに色目を使う邪魔な従姉妹アヤメも突っかかってくるから反撃として排除出来るんだよ、そして最後に突っかかって来た従姉妹アヤメとの争いを見たお兄ちゃんが罰をくれるんだよ」

「おー、てっきり適当に行ったのかと思ったら案外マジなやつだ。あー、告白した結果はどうなったんだ?」

マジで当たり前だよ。当時の、いや今の私に取っても重要な事だから本気だよ。それと結果は、

「まあだいたいは思い通りに行ったんだよ、お兄ちゃんには告白出来たし、それで吹っ切れる事もできたんだよ。でも邪魔な従姉妹アヤメは突っかかって来たけど排除出来なかったんだよ。それでもお兄ちゃんのゲンコツをもらったりはできたからここまでは良かったんだよ。ただ1つ完全に想定外の事態が起こったんだよ、それはお母さんとの不仲だよ。お母さんは私の恋心を一切認める気がなかったんだよ、だから告白して直ぐにお母さんに呼び出されて大喧嘩にまで発展したんだよ、それからもずっと関係は悪くなる一方だったんだよ。まあ結果はだいたいこんな感じだよ」

「あー、そう言う意味の結果も興味深いけどそうじゃなくて木崎の答だよ」

「お兄ちゃんの答えは『すまん、俺は妹としては凛の事を大切に思ってるし大好きだが恋人とかそう言う感情はない。でも凛が俺の事が好きなのは嬉しいな』だったんだよ、まあどんな答えだろうと私はお兄ちゃんを諦める気なんて毛頭なかったんだよ」

そう言うとジャミは少し考える様な仕草をしてから、

「うーん、要するに凛ちゃんが木崎を好きになったのは助けられたのと性癖の関係って事か」

「まあ、まとめるとそうだよ」

「あー、まあいくらか話がずれたがためには成った?かな?」

自分で振っておいてそれはないと思うんだよ。

「さて無駄話はこれぐらいにして真面目に探索するんだよ、良いものを見つけたらお兄ちゃんが褒めてくれるかもしれないんだよ」

「あー、普通に褒められるのも好きなんだな」

「それは別腹だよ」

ご飯とケーキぐらい違うんだよ。


零視点


「なあ零。1つ聞いても良いか?」

探索しているとフレイムが話しかけて来た、

「良いぞ」

「ありがとう、その本人のいる前で聞くのもなんだが零は氷花さんやジャミや凛ちゃんの事をどう思ってるんだ」

なかなか難しい事を言うな、

「そうだな、氷花は俺の武器で相棒と言うべき存在かな。ジャミさんは微妙だな、そもそもジャミさんを助けたのが本当に俺かどうかも怪しい所だしな、それでも大切な仲間だと思ってるよ。凛は、そうだな大切な妹だ、それ以上でも以下でもない」

「なるほど、誰かと付き合う気はないのか?まさかとは思うが好意に気づいていないわけじゃあないだろ」

「気づいてはいるが、付き合う気はないな。確かに3人とも大切に思ってるのは間違いない、だがそれは恋人とかそう言う感情ではないからな、そんな思いで付き合う訳にはいかんからな」

「難しく考えすぎだと思うがな」

そうだろうか?全く知識は残ってるはずなのにこういう時には役に立たないな、仕方ないお茶を濁すか。

「まあ少なくとも俺はフレイムよりは軟派じゃないってこった」

「くっ、俺のどこが軟派なんだよ。こちとら女の子と付き合った事なんか一度もないぞ、それどころか彼女いない歴イコール年齢だぞ」

「そんな悲しい事を言うなよ、多分俺もそうだけどな。氷花。ところで実際の所どうなんだ?」

「あっ、相棒。相棒。ふへへ」

あっ、ダメだな、聞かなかった事にしよう。

「それで、どうなんだ。彼女いない歴イコール年齢なのかそうじゃないのか?」

「ああ、イコール年齢だ」

はあ、それにしても俺は難しく考えすぎなのか?分からんな、いつか誰かに聞けると良いんだが。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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