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いつからこれで終わりだと錯覚していた

凛視点


「いやー、木崎には言うべきなんじゃない」

こいつ地味に正論で返してきやがったんだよ、

「そんな事を言うならジャミがお兄ちゃんになんでお兄ちゃんを好きなったかを言うんだよ」

「あー、もう言ってるから再度言うのも変な気がするな」

「自分だけ安全圏にいてセコイんだよ」

「えー、ぜんぜんセコイなんて事はない、後に言うか先に言うかの違いだって」

正論ばっかり言うんだよ、もうこうなったらあれしかないんだよ。

「ジャミは正論は人を傷付けるという事を学んだ方が良いんだよ」

「えー、そんな事は初めて聞いたぞ、ただやましい事があるだけじゃないのか?」

「ソンナコトハナインダヨ。いやでもやましい所はがある人でも人なんだよ、傷付けてるんだよ。それに人間100個や200個ぐらいやましい事があるんだよ」

「んー、100個や200個は普通に多いと思うよ、でも確かに1つや2つなるあるかもね、まあ気を付けてみるよ」

良し、勝ったんだよ。

「あー、なんだか凄く満足そうな顔してる所言いづらいけど、結局なんで木崎の事が好きなのかを聞いてないんだけど」

「えっ、もう良い感じに丸く収まったしこの辺で大団円のエンディングが良いと思うんだよ」

「いやー、まだどこも調べてない気がするんだけど」

そう言えばこの施設内を調べるのが今の目標なのをすっかり忘れてたんだよ。あっ、そう言えばここにはギルもいたんだよ。

「逃げてなかったのは感心するんだよ」

「おーい凛ちゃんまさかとは思うけど探索の事もギルの事も忘れてたんじゃないよね」

「厳重に押さえつけておくんだよ……うんまあ十分だよ。あとはさあジャミ出発するんだよ」

「おー、華麗にスルーするって事は図星か」

五月蝿いんだよ、そういう事ばっかりしてると話が進まないんだよ、

「さあ、私がなんでお兄ちゃんを愛しているか、それを探索しながらじっくりと語ってあげるんだよ」

そう言って歩き始めるとジャミは

「おー、楽しみだ」

と言いながらついて来た。

「先ず、私とお兄ちゃんが初めて会った時は残念ながら記憶にないんだよ、まあ生まれて間もない頃だったから当然の事と言えばそうなんだよ。それで記憶は幼少期の頃からなんだけど、信じられないかも知れないけどこれでも昔はお兄ちゃんが嫌いだったんだよ」

「えー、想像出来ないな」

「まあそうだと思うんだよ。それに嫌いだった理由もまあくだらない事だよ、お兄ちゃんが私の事を事あるごとに心配して来るのがうざかったんだよ、何かある度に『大丈夫か?』『無理してないか?』って言ってくれたんだよ、でも当時の私は一人前だって背伸びしたい年頃だったんだよ。そんな風に過ごしてる内に小学生に…小学生ってこっちじゃあ通じないと思ったんだよ」

まあこっちにも学校がないではないのだが一般的でないしそもそも小学生はなかったと思うんだよ。

「いや別に通じるぞ、こっちに来た異世界人が記述を残してるからな」

「じゃあ話が早いんだよ。小学生に成って私はこの性格で虐められるとまで行かないけどクラスから浮いた存在、まあぼっちだったんだよ、まあ虐められずに済んだのもお兄ちゃんの圧力のおかげだったんだけど当時の私は知らなかったんだよ」

「えー、あの木崎が凛ちゃんが浮いてるのを知ってて放置するとは思えないんだが」

それは間違いだよ。

「まあお兄ちゃんはお兄ちゃんなりにやってたんだよ、ただ効果があったのが虐めとかをする奴への圧力だけだったってだけだよ。まあそんな肩身の狭い小学校生活をして5年目つまりお兄ちゃんが中学生になってお兄ちゃんの圧力がなくなったんだよ、そのせいで少しの間だけ虐められたけど直ぐに終わったんだよ。察してると思うけどお兄ちゃんが彼らにお灸を据えたんだよ、その時初めてお兄ちゃんが私のために色々やってくれてるっていう事に気付いてお兄ちゃんと和解して普通のお兄ちゃんっ子に成ったんだよ」

「えー、()()()お兄ちゃんっ子って自己分析が下手すぎない」

自分がブラコンな事ぐらい分かってるんだよ、

「今のは言葉足らずなんだよ、正しくは当時の私は普通のお兄ちゃんっ子だったんだよそして中学生に成ってと言うか13歳に成ってお母さんに木崎家の術まあ魔法を習ったんだよ、と言っても私のは普通の術だからほとんど本を見て習得したんだよ、ちなみにお兄ちゃんは身体強化を始めとした接近戦でお母さんは歌で発動する術を使うんだよ。あとは氷花ちゃんやシランにあったのもこの時期だよ」

「うーん、なんだかいつの間にか凛ちゃんの生い立ちに成ってない?」

「まあお兄ちゃんとは生まれてからずっと付き合いがあるから仕方ないんだよ、でも今度こそジャミが待っていたイベントだよ。中学一年のある日私が…まあ攫われたと言うと大げさだけどとにかくチンピラに連れてかれたんだよ、まあ改めて考えると小柄な中学一年生だった私を性的目的で攫うんだから立派な変態だよ、まあここまで言えば大体分かると思うけどお兄ちゃんが助けてくれたんだよ。その時からお兄ちゃんが好きに成ったんだよ」

「あー、思ってたより王道展開なんだね」

ふっ、甘いんだよ。

「ここで終わると思ったら大間違いだよ」

「えー、これこそ大団円でエンディングじゃん。王道だけど悪くなかったと思うよ」

「それだけで終わったらここまでお兄ちゃんに執着してないんだよ」

むしろここからが本番といっても良いぐらいだよ。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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