異世界は四畳半一間
完結までに総合評価100ポイント目標に頑張って行きます。
凛視点
「おはようございます凛様。まさか最初に目を覚ますのが凛様だとは思いませんでした」
「う〜〜。朝から一言多いんだよ。それとまるで私が朝起きれないかのような発言はやめて欲しいんだよ、私はお兄ちゃんがいないと思うとどうにも起きる気がしなかったから起きなかっただけなんだよ」
「そうですか。毎朝『起きたくないんだよ。あと15分だけ寝かせて欲しいんだよ』と言ってダダを捏ねて困っていたので今後それがなくなるのは助かります」
そうだよ、これからの私はお兄ちゃんの頼れる妹なんだよ、だから朝起きれないようじゃ今までどうりの放っておけない妹になっちゃうんだよ。でも
「今日はまだお兄ちゃんも寝てるし、あと15分寝るんだよ」
「……そうですか。おやすみなさいませ」
いや違う、ここで頼れる妹を目指すなら動くべきだ。
「と思ったけどやっぱり起きるんだよ。ここでお兄ちゃんのために美味しい朝ごはんを作るんだよ」
そうだよ、せっかくお兄ちゃんより早く起きたんだからお兄ちゃんの胃袋を掴む美味しい朝ごはんを作るんしかないんだよ。
「凛様。それは早計かと思います、ここは宿ですから朝ごはんは出るのではないでしょうか?仮に出なかったとしてもここには調理場がありません。ですからここは素直にお休みになるか、零様の寝顔でも見ていると良いのではないでしょうか」
「転移を使えば城まで一瞬だよ?それにお兄ちゃんの寝顔なら一晩分溜まってるんだよ」
グリモアールは氷花ちゃんと違って寝たりしないのは知ってるんだよ。だからいつかお兄ちゃんと同じ部屋で寝る時はしっかり寝顔を撮って置くように言ってあるんだよ。それにお兄ちゃんは寝るのが早いから寝顔を見るのは簡単だよ。
「そ、そう言わず生の寝顔が見られるチャンスですよ。ここを逃せば次いつ見られるか分かりませんよ、なにより急にいなくなったら零様心配されますよ」
「まさか、…お兄ちゃんの寝顔を撮り忘れたとかグリモアールは言わないって私は信じてるよ」
「そう怒らずともしっかり取ってありますよ」
あれ?まあでもそれなら良いんだよ。いざ
「ラク王城へテレポートだよ」
「人の話を聞いてください凛様。はぁ、取り敢えず時期にシランさんも来るでしょう」
いや、転移でよび出すからすぐだよ。
「シラン。おいでーだよ」
「その呼び方はやめてくれって何度も言いったはずだが」
そう言って紫色の髪で執事服を着た男が転移して来る、やっぱりシランは執事服が似合ってるよ。
「シラン1日ぶりだよ、こっちでは変わった事なかった?」
「おはようござ、いえこちらだと今日はですねシランさん」
「1日でそう変わった事なんかないに決まってるだろ。って言いたい所だが今まさに魔物討伐斡旋所のロウが来てるぞ、なんでも俺たちの事を知ってるヤツが来たんだとか言っててな」
えっと『今まさに』『来てる』『言っててな』って事はもしかして、
「よんだらまずいタイミングで読んでるなんて事はないんだよ」
「そこまで分かってるなら現実を見ろ。まあでもこれから向かう所だったからそこまで問題になっちゃあいないだろうけどな、とにかく行くぞ第三応接だ」
はあ、どうせ詐欺だよ。そう思いながらテレポートを発動する。
時は遡り
ロウ視点
凄まじい強さだなアヤメ殿は、俺でも全くそこが見えなかった、
「それでどんな仕事を受けに来たんだ」
「取り敢えず大銅貨4枚稼げる仕事をお願いします」
は?大銅貨4枚と言うのは何かの隠語なのだろうか?いや聞いた事ないなとは言え本当に大銅貨4枚の依頼って事はないよな?俺の混乱を見越したのか受付嬢が依頼を勧める。
「大銅貨4枚と言うとそうですねこちらのゴブリンの魔石10個納品なんかどうですか」
「良いですね、門番にもゴブリン十匹って言われましたしそれでお願いします」
「はい分かりました。それではゴブリン魔石の納品依頼ですね。ゴブリンの魔石は余分に有っても良いものですから10個をこえても問題ありません」
あれ、俺が間違ってるのか?
「少し良いか?」
「はい、構いませんよ」
「なぜ大銅貨4枚なんだ」
「仮身分証代です」
あれだけの実力を持ちながら身分証も金もないのか?明らかにおかしいもしかして、
「異世界人なのか、それもこの世界に来たばかりの」
「えっ、なんでばれたの、じゃなくてなんで分かったんですか」
「身分証がないのはこの魔大陸では珍しい事ではない。だがその実力で大銅貨4枚すら持ってないのは不自然だからだな」
それこそあれだけの実力があればいろんな方法で稼げるはずだ。それこそ王になる事すら不可能ではないだろう。
「異世界人でも何も言われないんですか?」
「異世界人など珍しくはあるが珍しいだけだ。このラク王国は女王も異世界人なくらいだからな、そう言えば隣のエッジ帝国も最近異世界人が納め出したんだったな、なんでも聞いた話だとラク王国の王女とエッジ帝国の女帝は母子関係らしいな」
「この国あのロリっ子の国なの?」
まさか知り合いなのか?だとしたら異世界は狭すぎないか?
「まあ確かに幼い見た目だな」
「話し方は語尾に『〜だよ』で、シランって言う紫色の髪をしたイケメン悪魔を従えてるんじゃないかな」
「間違いなく本人だな」
むしろここまで一致していて別人とは思えない、どうやら異世界はかなり狭いらしい。
最後まで読んで頂きありがとうございます。




