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女子は恋バナが好き

遅くなってすいません、代わりと言ってはなんですが今日はいつもの1.5倍ほどあります

凛が動機があるとして柿崎 アヤメを出したということは木崎 翔子つまり母さんには動機がないと凛は考えてるのか。とは言え

「そのアヤメちゃんって子はそんなに酷いのか?」

かなり凛の偏見が入ってる気がする。

「会ったことないけど零君はバカで憎めないやつって言ってはいたね」

「凛様の記憶から判断した限りではそこまでひどくはないかと、ただし頭が良いとは言えませんし実年齢よりも上に見られるのは事実の様です」

まあ、バカで年上に見えるのは事実っぽいな。

「まあ、とりあえずは犯人探しよりも記憶を取り戻す方法だな。あと言いたい事はあるか?グリモアール」

「零様、犯人はその2人以外にあり得ないんですか?」

うーん、なんだかグリモアールには心当たりがありそうな感じだね。

「他にはあり得ないという事はないね。でもそう都合よく記憶を消せる実力者がいるとは思えないね」

「まあ、私も可能性レベルはある程度なんですが零様は結構恨みを買っている様でしたからそのスジはないかと思いまして」

恨み?

「そのスジはなと思うんだよ。お兄ちゃんを恨んでるのって私とアヤメのファンクラブの連中だよ。まずあり得ないんだよ」

「しかし数が多く以外なダークホースが隠れてるかも知れませんよ」

そう言った瞬間、凛が小さく『うそだよ』と言って俺の事をぎゅっと抱きしめて震え出す。完全に地雷踏んでない、この話題はさっさと切り上げよう。

「それだったらどうしようもないしその場で対応するしかないんじゃないか」

「そうですね。それにとても低い可能性ですし仮にそうだったとしても凛様のせいじゃありません」

「そんな事ないんだよ」

凛の気分の上下が酷いな、どうしよう。

「別に俺は凛が俺の事を傷つけても気にしないぞ」

そう言ってしばらく優しく撫でてやるとその内寝息を立て始めた。

「凛が情緒不安定過ぎないか」

「まあ、凛ちゃんは完全に零君に依存してるから半年離れるのはきつかったんじゃないかな」

「同意します。これからは少しはよくなると思いますよ」

そうだと良いんだがな。

「まあ俺はもう寝るよ。凛も離してくれないしな」

「私も一緒に寝るね」

「私は本に戻って大人しくしています」

あっ、氷花と違って人型で休まなくて良いんだ。

「そうか。じゃあおやすみ」

「おやすみね」

「おやすみなさいませ」


アヤメ視点


ああ、もう本当に異世界に来てからろくな事がない。異世界に来たらいきなり魔界みたいな所に出るし、スキルには脳筋扱いされるし、爆風に煽られるし、やっと街に着いたと思ったら血の池クレーターだし、血の池が血の巨人になって襲いかかってくるし、隣の国があいつに落とされてるし、城壁があるからさぞ防犯意識が高いのだろうと思ったら違うし、くしゃみは出るるし、

「もう本当にろくな事がない」

「なにをそんなに怒ってるんだ」

「これまでの私の運のなさにムカついてるの」

はあ、お金もないんだよな、どうしよう。

「まあ、これからは良い事もあるだろうよ。それにまさかだが俺にあったのまで運がないに含まれてないだろうな」

「入ってる訳ないよ。後エッジさんに会った事も不幸じゃないだけどその幸運に対して余りに不幸が大きすぎると思わない」

「まあそんな事もある、それより今は金だろ。一週間以内に借りてる仮身分証代を作らないと身売りしてでも作って貰うって門番に言われただろ」

それはまあ大丈夫だろう。なにせ大銅貨4枚ゴブリン10体も倒せば十分まかなえるって話だった。いくらないんでもゴブリンがあの血の巨人より強いって事はないだろう。

「それは大丈夫でしょ。私はゴブリンを見た事がないけどいくら何でも負ける事はないでしょ」

「いやいくら何でも倒せないとは思ってないがな、アヤメの事だゴブリンを倒しに行ってドラゴンとばったり、結局金は手に入らず。なんて事もあるんじゃないかと思ってな」

「今までが今までだけに笑えないよゴールド。でも、七転び八起きって言うじゃん」

悪い事があれば良い事があるものだ。

「まあ確かに不運に見舞われても立ち上がるのは良い事だな」

ん?

「えっ、うん、そうだね」

なんかずれてるような?

「おっ、あそこが魔物討伐斡旋所か」

「そうみたいだね。行くよゴールド、こう言う所だと柄の悪いのに絡まれるかも知れないから気を付けて行こう」

「そうだな、見た目だけは一丁前だからな」

「見た目だけじゃないよ。私はちゃんとDカップだから、あの詰め物してAカップの子とは違うからね。純度100パーセントなんだから」

あれ?いない。

「そんな事を大声で言うなよ。て言うかお前の爆弾発言で俺の知らないやつがとんでもない被害を受けてるやつがいるんだが」

《剣に戻ったなら言ってよ、私がバカみたいじゃん。あと被害を受けたやつは自業自得だよ経歴詐称だもん》

「そうだな、悪かった。だが俺がいてもいなくても爆弾発言には変わりないぞ。あと胸の詰め物は経歴詐称にならないだろ」

心配しなくてもその程度で頭脳派の私は揺らいだりしない。

「行かないのか?」

《今行こうと思ってた所だよ》

「そら悪かったな」

全く、いざ魔物討伐斡旋所。


魔物討伐斡旋所受付嬢視点


カランカラン

出入り口ドアが開く音がして珍しい事に人が入ってくる。それも金髪の女性だ。少し驚きながらも受付嬢として仕事をこなす。

「ようこそ魔物討伐斡旋所へ、討伐依頼を出しに来たんですか?」

「いえ、依頼を受けに来たんですけど」

えー、本気だろうか?剣は持っているがとても戦う人間には見えない。そもそもこの魔大陸で戦う事を生業とする人間は少ない、理由は簡単にで魔物の方が人間よりも身体能力に優れるからだ。もっとも何事にも例外はあるのだが、少なくとも目の前の女の人はただの人にしか見えない。

「依頼を受けるんですか?」

「はい」

迷いが一切ないんだけど、もしかして大物なのかな?

「少し待っててもらえますか」

「はい」

少し待ってもらって後ろに控えてる主任に聞きに行く、本当は主任は顔が怖いので余り話したくないけど。

「主任。少し良いですか?」

「良いぞ。なにがあった?」

「それが〜(説明中)〜」

説明を終えると主任は女の人がいた方を覗いてから、

「知らないやつだな。普通に知られてる強い人間の情報の中にはない。だが確かに妙ではあるな、まるで戦えるようには見えんがこれから戦いに行くと言う高揚も恐れも感じない。まるで買い物にでも行くかの様な気軽ささえ感じる」

主任は『うーむ』としばらく唸ってから、

「俺が行く」

そう言ってから主任は女の人がいる所に向かっていって挨拶をする。

「対応を変わらせてもらうドラゴンのロウと言う」

「どうもご丁寧にありがとうございます。柿崎 アヤメです。ドラゴンって初めて見ました」

普通に挨拶してるなぁ。主任って滅茶苦茶厳つい顔してるのに。

「そうか?まあ余り多い種族じゃない上閉鎖的にこもる連中多いからな」

「へぇー、イメージ通りですね。やっぱ宝とか集めるんですか?」

「そう言うのが好きな奴らもいるな、っと話が逸れた。今日は依頼を受けに来たということで良いんだな」

主任、自分にビビらないで話してくてるから嬉しくなってませんでしたか?

「大丈夫ですよ」

「ふむ、単刀直入に言おう、私たちはあなたの実力を測りかねている。そこで一つテストを受けて貰えないか?」

「筆記はありませんよね」

喉元まで来た『あるわけないだろ!』と言うセリフを飲み込み事の成り行きを見守る。

「ああ、心配せずともそれはない。我が龍の血に賭けよう」

「安心しました。なら大丈夫です」

「うむ、ではこちらだ。つい来てくれ」

そう言って女の人を連れて行く主任は心なしか浮かれて見えた。まさかラブロマンスですか?これは興味が出てきましたね。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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