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不幸の中から得たものを探すのが楽しく生きて行くためのコツ

最後まで読んで頂けたら幸いです。

氷花の『サバイバルだんね』発言からしばらく氷花の事をいじり倒して俺はニヤニヤしていたが、氷花が拗ねてしまったので今は氷花のご機嫌取りの真っ最中だ。ご機嫌取りをしていると意外な成果もあった氷花には氷を作って操る能力があるとの事で戦闘に使える事はもちろん、サバイバル目的でそれを活用すれば水を得る事が出来るのだ。早く言えよと思うが食料の事と言い氷花はドジっ子らしい。そんなこんなで俺は氷を食べながら歩いているのだがいかんせんゴブリンが多い。

「この氷美味いな」

「ギャ〜」

ゴブリンの頭に氷を打ち込んで魔石を拾う。

「私の主たる能力なんだから当然だね」

「ギー」

ゴブリンの頭に氷を打ち込んで魔石を拾う。

「それにこの能力は使い勝手が良いな」

「ギャ〜ス」

ゴブリンの頭に氷を打ち込んで魔石を拾う。

「どこかの【環境に優しい斬撃波】とは格が違うのね」

俺は寛大な心で聞き流し八つ当たり相手のゴブリンを探す。

「きゃー」

ゴブリンの頭に氷を打ち込んでないのに悲鳴が聞こえた。

「今の声ゴブリンにしては美声だったな」

「いや、さっきゴブリン倒してないよね。それにさっきの声はたぶん女の人の声だね」

つまりそれは第一異世界人発見フラグと言う事じゃないか。危ない危ない、危うく聞き流す所だった。

悲鳴が聞こえた方に行って見るとゴブリンに追いかけられる、、、、おばさんがいた。とりあえず助けるために慣れた作業である『ゴブリンの頭に氷を打ち込んで魔石を拾う』を行う。

「ありがとね〜、あんちゃん強いね今の魔法かい」

この物怖じせずにくる感じ間違いなくおばちゃんだ、いきなり魔王より厄介なものにエンカウントしてしまった。だが、今の俺に好き嫌いを言っている余裕はない、道案内してもらって街に行って食料を手に入れなければならない。

「いえ、偶然通りかかっただけなので。道に迷ってしまったので案内してもらえなでしょうか?」

と言うとおばさんより早く氷花がおばさんには聞こえないように話しかけて来る。

「猫かぶってるね。それにいきなり道案内を頼んだら迷子なのがバレバレだよ。弱みに付け込まれたらどうするつもり」

俺は氷花にしか聞こえない方法で答える。

《おばちゃんに会話の主導権を取られる訳にはいかない。もし取られれば、俺はおばちゃんのマシンガントークによって道案内を頼む事ができなくなる。それに、この手のおばちゃんは厚顔無恥であることはあっても悪人である事は少ない。万が一悪人だったら実力行使するのみだ。だがなぜおばちゃんなんだここはお姫様がセオリーだろ》

「なんか話がズレてるけどそれは物語のセオリーだね」

などと氷花と話ている内におばちゃんは考えが決まったらしく。

「良いよ、助けてもらった恩もあるしね。何よりうちは宿屋だからね泊まってくれるなら大歓迎だよ。所であんちゃん変わった格好をしてるけどどこから来たんだい」

いきなり答えにくい質問だ、服装は趣味で誤魔化せるがどこから来たかはまずい。なにせ俺はこの世界の国の名前や、地名などまるで知らない。とりあえず氷花に聞いてみるか。

《俺の来た場所として都合の良い地名とか知らないか?》

「そんな物は必要ないね。この世界と地球は川下と川上みたいな関係だからね、この世界から地球に行くのは難しいけど地球からこの世界に来るのは簡単でちょくちょく来てる人もいるから日本で十分だね」

どうやら誤魔化す必要はないらしい。

「木崎 零と言います。異世界の日本から来ました」

するとおばちゃんは驚いてから納得したような顔で。

「へえ〜、あんちゃんがうわさで聞く異世界人ってやつかい初めて見たよ。ああ、私の名前はテレジアって言うんだ。異世界人てことはさっきの攻撃が異世界人が持つ特殊スキルってやつか、いろんなものがあるって聞いたけど戦えるスキルで良かったじゃないか。有名どころの使えないスキルと言えば〔腕立て〕って言うやつで腕立て伏せをしても疲れないってやつがあったらしいしね、それからーーーーなんていう話もーーーーーーーーーそれでーーーーーーーだったりするって言うしーーーーーーーーーなんだよ。おっと話てたらあっと言う間に着いちまったね。あそこに見えるのがラクタ村だ、まあ、小さな宿場町だね。じゃあね。あんちゃん待ってるよ、ホップ亭だからね」

ようやく終わった。村に着くまでの20分間ずっとしゃべりっぱなしだった、おばちゃんマシンガントーク力なめてた。だがいろいろ収穫もあった。一つ目は宿代が一泊タダになったこと、テレジアさんが『助けてもらったし、いきなり異世界に来て大変だろう』と言ってタダにしてくれた。二つ目がスキルの存在で、生まれ持ったスキルと、練習して得たスキルと、異世界人の特殊なスキルがあるらしい。ちなみにステータスはないそうだ。三つ目はゴブリンの魔石はそこそこの値段で売れるそうだ。生産?数が多いが使い道も多いため安定した価格で売れるらしい。四つ目は冒険者と言う異世界の定番職業があったこと。最後に異世界人はなにやら手続きが必要らしく今からそれに向かうのだ。

《手続き。面倒くさいな、なにするんだろう》

「まあ、やるしか無いんだから頑張るんだね」

改善点、要望などがあったらお願いします。

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