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同じ言葉に全く違う意味を乗せる

遅くなってごめんなさい。でも明日は金曜日ですが更新できそうです。

フレイム視点


自警団の詰所まであと少しという所まで来たが幸いな事に今の所なんの問題も起きていない。

「もうすぐ自警団の詰所ですねフレイムさん。それにしても案外平和ですね、もちろんそっちの方がありがたいんですがこうも何もないとそれはそれで不気味なものがありますね」

「人さらいをする様な組織とは言え表通りで大立ち回りはできないんだろ」

「あー、2人とも安心している所悪いけどなんだか後ろが騒がしくなって来たよ」

そう言われて後ろを見ると確かに遠くが少しざわついてる。

「どうしましょう。やっぱり刺客が来たんでしょうか」

「んー、まあまだ俺たちと関わりがあると決まったわけじゃないからそこまで心配する事はないと思うよ。それこそ酔っ払いの喧嘩かなんかかも知れないしね」

「そうだな。だが最悪の可能性を考えて少し急ぐぞ、早歩き程度で問題ない」

下手に走ると目立つ可能性が高い、それに最悪の場合は全力で自警団の詰所まで走る事も考えられるから体力は温存しておくべきだ。

「なんで逃げるんだよ」

「私達だよ」

「逃げるなんてひどいんだよね」

「きっと追っ手だと思ったんでしょう。だよ?」

「なんでみんな語尾に『〜だよ』をつけてるんだ」

まあ、語尾は完全に謎だが、ざわついてる原因は零に抱っこされてる凛ちゃんか、見た目が完全に人さらいだもんな。どうやら逃げる必要はないらしい。

「俺は偶然、凛は口癖、氷花は悪ノリ、グリモアールは前3人がやったからだな」

「んー、だいたいの人は分かってたと思うよ」

「俺がいけないのか?俺はちょっと突っ込んだだけじゃないか」

こうなったら話題を変えよう。

「零、あの後結局どうなったんだ?」

「あー、凛に監禁されたんだよな大丈夫か?」

「なんか心配をかけたみたいだが別にどうと言う事はない。普通に凛を説得して出て来てそれから歩いてフレイム達を追いかけて今に至るって感じだな」

あれ?てっきり禁断の行為に至ったのかと思ったがそんな事はないのか?

「うーん、本当に何もなさそうだな。まー、それが何よりか」

「そうだな。早く向かうとしよう。みんな行くぞ」

「「「「「オーー」」」」」

俺たちは再度自警団の詰所に向かった。



「あー、ガッツだ。ちょうど良いガッツって自警団の団長なんだよ」

ん?どっかで見た様な、、、あっそうだ。思い出した確か大蛇討伐の時に組合長に呼ばれたメンバーの中にいたな。確か零の格闘力がカンストしてるとか言ったやつだな、今ならその意味と怯えの正しさだが分かる。あいつガッツって名前なのか。

「あっ、ど、どうしたんだ。3人揃って」

「いやー、それがね、ここにいる正義漢なフレイム君がね裏組織に囚われていた人達を助けた訳さ。だけど助けた人達をどうしようってなってな、そこで自警団に任せようって事でここに来たんだ」

「わ、分かった。その後ろにいる9人を保護すれば良いんだな」

9人?どこで4人増えたんだ?1,2,3,4,5あれ?やっぱり5人しかいないぞ。

「あー、あそこの銀髪ワンピースの子と変わった服の黒髪と銀髪ドレスと緑髪のメイドは違うから全員で5人だな」

「そうか。分かった。残念だが俺たち自警団が出来るのはこいつらの短期保護までだからな」

「んー、やっぱりそうだよね」

まあ、その保護して貰っている間になんとかするしかないか。にしても知り合い同士で話されると間に入りずらいな。

「フレイムさん。裏組織にさらわれた人を助けるなんてすごいな。憧れるよ」

「そんな事はない。俺は助けたい気持ちはあったが行動したのは偶然だ、自警団の団長をやってラクタ村の治安を守ってるガッツさんには負ける」

「偶然でも俺にはきっと出来ない。きっとジャミにも、その、木崎さんにも出来ないことだと俺は思うよ。だからもっと誇っても良いと思うぞ」

確かにジャミなら囚われてももっとさらっと逃げそうだし、零なら、、、あんまり想像したくないな。ガッツさんには失礼かも知れないが十中八九実力が足りない。そう考えれば誇っても良い気がする。

「そうですよ。偶然でもなんでも俺たちは助けられたんですから感謝してますよ」

「そうです。普通なら自分だけ逃げます」

「もしくは関わらないね」

「間違っても助けようとは思わないよね」

「フレイムさんがいなければ僕は未だにトマホークで飲んでるだけでした。今ここにランといられるのはフレイムさんのおかげです」

お前ら。

「どうしよう、俺たちもなんか言った方が良いのかな?」

「いやー、別に良いんじゃないかな。むしろあんなお人好しだからさらわれるんだよ」

「間違いなくいらないね」

「多分だけどここは静かにして置くのが良いんだよ。いわゆる御涙頂戴な所なんだから」

「凛様、それはもう遅いと思います」

お前ら。

「みんなありがとう。なんか後半邪魔が入ったがすごく嬉しいよ。本当にありがとう。あとあいつら後でボコボコにしたい、でも無理だ」

「いや、お礼を言うのは僕たち方ですよ。ありがとうございました」

「「「「ありがとうございました」」」」

「俺も礼を言うのは俺の方だ。治安維持にご協力頂きありがとうございます」

心が洗われる。さて、行くか。

「お前ら組織を潰すぞ」

「仕方ないな」

「もう目を付けられてるんだからやるしかないね」

「まー、そうだよね」

「私も、いる」

「お兄ちゃんがやるなら私もやるよ」

「凛様がやるなら私もお手伝いさせて頂きます」

こいつらもなんだかんだ悪いやつじゃないんだよな。

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