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こだわりのある人に話を振ると長くなる

やはり明日は更新出来そうにないです。今後も金曜日に更新できる事はないと思います。

グリモアール視点


思ったより零様は女たらしな方なんですね。まさか妹と抱き合って『愛する妹だよ』なんて真顔で言えるとは、まあ凛様の記憶から得た情報通りの方と言えなくもないのですが。凛様は、ダメですね完全にリラックスモードです。しかし

「凛様、先程までは甘えさせようとしてたのにどう言う心変わりですか?」

これは気になります。ですがやはり

「聞いてなさそうですね」

《昔からよくお兄ちゃんに抱っこしてもらってたんだよ》

「微妙に答えになっていませんが、要するに抱っこされて昔を思い出したという事でしょうか?」

なんと言うか寝てしまいそうですね。

「スー、スー、んっ」

《そんな所だよ》

まあ、無理に起こす必要もないでしょう。

「おやすみなさいませ、凛様」

《おやすみだよ》

にしても、凛様と出会ってからここまでリラックスされた表情をされてるのは初めて見ます。本当に零様が好きなんですね。ん?そう言えばまだ凛様は転移してからフレイム様たちの位置を教えてないのに確信をもって正しい方向に進んでますね、もしかして凛様が見つけずとも零様には当てがあったのかも知れませんね。


零視点


もうじき表通りだな、にしても凛を抱きかかえたままだと歩きにくいかと思ったが、昔からこう言う事がよくあったのだろう、体が覚えていて存外大変と言う事もなかった、とは言え、

「寝ちまうのは想定外だったな」

声を落としてとなりにいる氷花に声をかける。

「まあきっと久々に零君に会えて安心したね」

そうだろうか?まあだとしたら悪い気はしないが。

「それで間違い無いと思いますよ、零様と会うのは約半年ぶりでございますから。それにこんなに安心したような凛様の顔は初めて見ます。きっとこれまで異世界という事で張り詰めていたんでしょう」

「ん?俺が来る前に凛はもうこっちに来てたのか?」

「まあ、異世界に行く時に時間が多少ずれたんだと思いますよ。通常、異世界転移は時間に縛られませんから」

時間に縛られない?

「それってやり様によっては過去に戻ったりできるって事か?」

「理論的には可能です。ただし実際には一回でも移動先の異世界に行った事があるとその時代にしか行けませんが」

訳がわからないんだが、

「まあ、実際には過去に戻ったりは出来ないって事ね」

「まあ、結果のみを述べればその通りなのですが、、まず零様は魔法がどうやって発動してるかご存知でしょうか?」

「いや、知らないな」

そもそも魔法使えないし、【身体強化】は魔力を使ってるけど感覚的な感じだしな。

「原理的にはそんなに難しい事ではありません、例外もありますが基本的には適正がある属性で起せる事をイメージして魔力を流せばいいのです」

「零君、【操氷】を使うのと同じね」

あー、じゃあイメージするだけじゃん。

「零様、今『イメージするだけじゃん』とか化け物基準で考えませんでしたか」

「なんで思考を読めるんだよ。て言うかさりげなく俺の事化け物扱いしなかった」

「兄妹そろって同じ様な思考をしているから予想しやすいだけですが、それとあなた達兄妹は十分に化け物ですよ、自覚してください。少し話が逸れましたね、魔法で難しいのはイメージの具体性と方向性です。具体性が足りないと魔力消費が多くなりそれが過ぎれば魔力不足で発動しません。次に方向性は魔法でできる範囲が『その属性で起せる事』とアバウトなのは同じ属性の魔法でも人によって得意な事が違うためです。そして自分に得意な事をイメージしないとどんなに具体的にイメージしても魔法は発動しません、つまり魔法は一人一人向き不向きがはっきり出るので誰かに習うという事が難しいため独学で自己研鑽しなくてはいけないのです」

お、おう、さすが魔道書というだけあって魔法には思入れがあるんだな。

「零様、聞いてますか?」

「ああ、聞いてるよ。でも凛が寝てるから少し声を落としてくれ」

「もしかしなくてもグリモアールって魔法オタクね」

それを聞くとは、勇者だな。

「違います。あなた達が異世界転移や魔法について余りに理解していないので説明がいると思っただけです。ですが声を落とす事には賛成です、声を落としましょう、さて話を異世界転移に戻します。先ず異世界転移は魔法の中でも例外です、と言っても適正が要らないという部分だけなので余り気にする必要はありません、むしろこれから説明する事が重要です。先程、同じ属性の魔法使いでも得意な事が違うと言いました。これはその人の思いや潜在意識に起因する物で異世界転移など高度な魔法ほど影響を受けやすいのです、ちょうど今の状況がそうですね、凛様の『暫くお兄ちゃんと一緒にいたい』と言う思いのために結構離れた所に出てしまいました」

あっ、なんか転移した割には遠い所に出たと思ってたがそういう理由だったんだ。

「これが異世界転移で過去に行けない理由です。結論としては異世界転移魔法は時間に縛られないのに過去に行けないのは一度でもその世界に行くとそのイメージが着くためです。ですが、あるいは零様なら過去の地球に行けるかも知れませんね。確か記憶喪失なのでしょう」

いや無理だな、知識の中には世界遺産とか観光名所みたいなのもあるから。

「分かってて言ってるだろ。俺はそこまで記憶を失ってない」

「さすがです。それでは次に過去に行くために考えられた方法をお話ししましょう」

まだ続くのかよ。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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