シラフじゃ出来ない事もある
すいません明日は多分投稿出来ません。
「よし見つけた」
まだ6人で走ってるよ。他の5人とはどういう関係なんだろう?まあいい、本人に聞くか。
「カラス?なんか動きが変じゃないか?まさか敵か!」
なんか勘違いしてるよね、これ絶対勘違いしてるよね。
「カーー」
やべ、またやっちゃったよ。
「零君、今カラスね」
《今のは素早く降りるための気合いだからな》
氷花の追求から逃れるためにも、フレイムの勘違いを解くためにも俺は素早く地面に降りて人に戻る。
「フレイム。なにやってるんだ?」
刺股を持ってるフレイムに声をかける。
「フレイムさんヤバいのが来ました、あれ絶対殺し屋かなんかですって」
「「「「フレイムさんやっつけちゃえ」」」」
誰が殺し屋だ。
「大丈夫。俺の知り合いだ、それより零、見て分からないか?」
分からないから聞いてるんだが、もしかして鬼ごっこかなにかだろうか?
「鬼ごっこ?」
「なんでこんな裏路地で鬼ごっこするんだよ」
突っ込む所そこなの?もっと刺股とか年齢とかメンバーとかあると思うんだけど。まあいい、
「単刀直入に言おう、フレイム。酒の飲み過ぎで変になってるわけじゃないよな」
「俺のどこが変なんだよ?」
「刺股持って裏路地を集団で楽しそうに走ってるやつのどこがまともなんだ?」
刺股がなければ良い歳して鬼ごっこをしてるだけだろうが、ここに刺股が入る事で一気に場が混沌として来る。
「俺はな〜(事の概要を説明中)〜なんだよ」
要するに酔って安請け合いして捕まったけど捉えられてた人と脱出に成功して今逃げてる所なのか。うん。
「お前は酒を飲むだけでどうしてそんな大ごとになるんだよ」
「いや、そこはお前、そう、成り行きだよ」
この主人公体質が、あの大蛇もフレイムの主人公体質のせいだったんじゃないか?
「それで、その後ろの人たちをどうするつもりだ」
「取り敢えず裏路地を出るのが目標だ」
それで良いのか?
「それで良いならそれで良いが、それより武器取られたのか」
「そうなんだ、すまないが助けてくれ」
「は〜、とにかく訓練した空き地に行くぞ、そこにジャミさんがいる」
酔い覚ましは効果がなさそうだが取り敢えず合流しよう。
「よし、みんな行くぞ」
「「「「「オー」」」」」
なんかこいつら調教されてね。まあいいか、文句言わずに走ってくれるしね。
「それはそうとそんなにほいほいヤバそうな組織を敵に回して良かったのか?」
「えっ、それをお前が言うのか?」
「そんなに変な事言ったか」
「いや、だってなんだって真っ二つに切り裂いちまいそうな腕前してるんだから裏組織の一つや二つ軽いだろ」
そんな事全然無いんだが、
「軽く言うな、正面から来る相手ならともかく奇襲して来る様なやつは怖いだろ」
「そんな事言い始めたら俺が1番弱い上に武器までなくしてるんだぞ。守ってやるくらいの気概を見せろよ」
「えっ、フレイムさん1番弱いんですか」
急に入ってきたなこの優男。
「いや、俺が最強のリーダーだ、大剣が戻れば大地だって砕いてみせるさ」
なに言ってんの、やっぱり酔い覚ましが必要か?
「フレイム、そんな事出来たのか?」
「当たり前だろ。お前たちのリーダーたるこの俺がその程度出来ないと思ったのか」
これが『目は口ほどに物を言う」か、目の泳ぎ方がオリンピックに出れそうなレベルだな。
「そうだよな、頑張れよ、リーダー」
「あ、ああ、これからも不甲斐ないお前らを引っ張って行ってやる。感謝しろ」
おい、早くもメッキが剥がれかけてるぞ。これ、酔いがなくなったら終わるんじゃないか?
「『三日天下』も無理そうね」
3時間も持ちそうも無いな。
「それで、もうじき表通りだがどうするんだリーダー」
「そ、そうだな、、、取り敢えず刺股はここに置いていく。空き地まで走る。、、いじょ」
『いじょ』ってなんだよロリッ子か、追い詰めたら『バカバカバカ〜』とか言いそうだな。
〜(町を駆け抜け中)〜
さて、やっと空き地に到着だ。
「おー、本当に人連れて走ってるよ、なにがあったらそうなるの?」
「みんなは少しここで待っててくれ、少しジャミと零に話がある」
「「「「「分かりました」」」」」
やっぱりお前ら調教されてるよな。そんな事を思いながらフレイムについて行く。
「この辺で良いか」
「んー、良いんじゃないかな、あー、あとこれはお土産ね」
そう言ってフレイムに酔い覚ましを渡す。
「今すぐ、飲んで、今すぐ」
大事な事なので2度言いました。って異世界にもあるんだな。
「おっ、あ、ありがとう。ジャミ、ウロボロスちゃん」
なんか感動してるけどそれ、酔い覚ましだよ。
「にっが、これ酔い覚ましじゃねーか、まあでも頭はスッキリしたな」
さすが異世界、即効性は抜群だ。
「まあ、シラフになっても頑張れよ、リーダー」
「あっ、スピリタスのストレートをくれ」
来たのはジャミさんの右ストレートだった。もちろん
「こうかはばつぐんだ」
これも知識なのか、範囲広いな。
最後まで読んで頂きありがとうございます。




