類は友を呼ぶ
最後まで読んで頂けたら幸いです。
「Zzz」
「終わったね」
やばい、完全に寝てた。
「ありがとう氷花、それでどんな感じだった?」
起き上がろうとしたが氷花に止められたので結局元に戻る。
「まず、零君の記憶を消したやつが重点的に消した記憶は人間関係ね、逆に知識的な記憶は慎重に消えない様に守ってたね。あと、性格なんかも変わらない様にすごく注意を払っていたみたいね」
と言う事はかつての俺の人間関係に殺された理由があるのだろう。
「俺のむかしの人間関係ってどんな感じだった?」
「確か、家族構成は3人家族で零君、妹の凛ちゃん、お母さんの翔子さんだったね、後は、従兄弟の柿崎 アヤメちゃんと仲がいいみたいだったね」
うーん、あれ、これ出てきたの俺以外全員女だな。だからどうした感がすごいが。
「なんか俺が殺されそうなポイントはないの」
「ないね。強いて言えば木崎家と柿崎家は代々封保山の管理者だったくらいね」
「管理者ってどう言う事」
林業でもやってたのか?
「封保山は物を封印するのに適した山ね、封印を応用する事で物の保管にも適しているね。そのため昔からありとあらゆる物が封印・保管されて来たね。だからそのために封印を行う柿崎家と、封印するための道具を作ったり、封印を維持するための木崎家が出来たね。かく言う私も保管されてた木崎家の家宝ね」
なんか俺、地球でも存外ファンタジーやってたな。それはともかく家宝なんか異世界に持ち出して良かったのか?まあいいや。
「つまり俺はその封印されてる物のなんかにやられたって事か」
「それは考えにくいね、あそこからなんの助力もなく出られるやつなんてそういないね」
本当に出るすべがないなら封印を維持する家などいらない訳だしそれに、
「そういないって事は少しはいるんだろ、そいつらじゃないのか」
そもそも記憶を消せる様な相手なのだから生半可な相手ではない事は間違いない。
「最近出たのは悪魔のやつぐらいね、だけどあいつは凛ちゃんについて行ったから犯人じゃないと思うね」
妹よ。悪魔を連れ出すとかアクティブすぎやしないか?
「じゃあその辺の話は俺の記憶とは関係ないと氷花は考えているのか?」
「そうね。封印されていてみんな手も足も出ない状態だからないと思うね」
氷花が言うならそうなのか?でも氷花って結構ドジっ子な所があるからな。まあ、結論を出す前に交友関係を聞かないとくか。
「分かったよ。じゃあ交友関係とかはどんな感じだったんだ」
「あ〜、零君はその、まあ、ぼっちね」
なるほどなぜ親戚関係しか言わないのかと思ったらそういう事か。
「そうかそうか、つまり俺はそう言うやつだったんだね」
「零君、その、私がいるね。それに異世界に来てジャミとかフレイムとかも友達になったね」
これはパーティー名は[ぼっち連合]だな、うん。
「と、とにかくだここは犯人が絞れたと思って喜ぼう」
「そうね、犯人はきっとこれまで出てきた中にきっといるね」
うん。そうは言うけどこの中じゃ妹だよな、悪魔連れてるとか怪しすぎるぞ。
「ちなみに聞くけどこの中で記憶を消せそうなのは誰?」
「素質的には全員出来るね。でも、私が知る限り実行可能なのは翔子さんと凛ちゃんね」
「えっ、お母さん記憶消せるの?以外と一般的な技術なのか」
「そんな訳ないね、単純にそう言う家系なだけね」
と言う事は別にぼっちじゃなくても絞れたんじゃないか?いやこれを考えるのは止めよう。
「という事は容疑者は妹、従兄弟、お母さん、の3人か」
思ったより絞れたがいやなメンバーが残ったな。
「零君、訓練が終わったみたいね」
とりあえず一区切りか。
「それじゃあ戻るか」
日本 柿崎 アヤメ視点
洞窟に着いたのでスマホの灯りを頼りに先に進んで行く。中はキレイで険しくもないためつい考えにふけってしまう。
「強くなる方法当てがあるぜ。まあ、かなり難しいがな」
ゴールドは読心術でも使えるのかな。
「読心術って便利そうだよね」
「お前が分かりやすいだけで読心術なんか出来ないぞ」
そんなに分かりやすいかな。でも今は置いておこう。
「それで、どんな方法があるの」
「悪魔やなんかの力を借りれば良い、○○○は確かに強いがその強さについて来れる武器なんかそう存在しない。だからこそやつは武器を使わない、いや使えないって訳だ。まあ、2つの力で足りないのなら3つの力を合わせれば問題なしって事だ」
なるほど、その手があったか。
「どうやれば悪魔の力を手に入れられるの?」
「悪魔に協力を頼むには悪魔と交渉するしかないな。利害の一致ってやつだ」
悪魔を探して交渉するのか、難しそうだな。でもさっき『悪魔やなんかの力』って言ってたよね。
「悪魔以外もあるの」
「他にもあるぞ、精霊なんかの力を借りたり、アンデッドになったり他にも一応神の祝福なんて物もあったか」
この中で選ぶなら精霊だね。
「精霊はどうすれば力を貸してくれるの?」
「精霊はこの中じゃあ1番面倒くさいやつだ。基本的には悪魔と同じく交渉で良いがやつらは気まぐれな上高位の連中は傲慢だからな、まあ、やりたいってんなら自由だがな」
うーん、大変そうだね。あっ、あそこに刺さってる剣がゴールドかな。
「まあ、行ってみてから考えるよ。じゃあいっくよー」
私は刺さってる剣を一気に抜いた。
改善点、要望があったらお願いします。




