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喧嘩するほど仲が良い?

フレイムは少し勘違いをしています。

フレイム視点


俺は今ボーッとしている、なぜかって?良いだろう、俺がなぜこんな状態に成ってるか説明してやろう。話はいきなり氷花さんのお姉さん飛んで来た時まで遡る。そこ、遡り過ぎとか言わない様に。まあ良い、兎に角俺は突然のことに反応出来なかった、俺がどうしたら良いのか悩んで、ようやくしっかりと挨拶してポイントを稼ごうと思った所で零が切られて俺の考えは無駄になっちまったわけだ、そしてまたどうしたら良いのか悩んで、お姉さんだろうと氷花さんを泣かせるならば戦おうと意気込んだ所で今度は零が起き上がって反撃するは、凛ちゃんが暴走仕掛けるは、零の母親が突然来るはの事態でもう『訳わかんねえ』って感じだったんだ。それから少し経って俺が落ち着いた頃にはもう凛ちゃんも零の母親も居ないし、零とお姉さんは一騎打ちみたいな感じを出してるしで完全に出るタイミングを失ってたから仕方なく安全圏で解説しながら応援してた訳だ。でもなんか最後はお姉さんが持ってた刀を零が受け取って零はボーッとして、起きてんだが寝てんだか分からんような状態になるし、お姉さんは倒れるって言う良く分からん展開で幕を閉じたから取り敢えずお姉さんを保護した訳だが、零の方は気付いたら居なくなってたんだよな。もう何度目か分からないぐらいの超展開にまた俺は付いて行けなかった訳だ、まあ暴れてたメンバーが一時的に居なく成ったからある程度静かに成ったのは救いだがな。まあその静けさも長くは続かなかったんだがな、しばらく俺が必死で頭の中を整えてたら零の母親が戻ってきたんだ。それも1人で、そりゃあもう聞きたいことはいっぱいあったんだがいかんせん零の母親と俺は初対面だ、それも、零と凛ちゃんの母親な訳で圧倒的な実力差があることは想像に難くない上にかなりの美人だったから、いきなり『なぁ、どんな感じ?』とか言うのはちょっとハードルが高すぎて無理だと思ったからジャミに行って貰いたかったんだが、ジャミも似た様な考えだから俺を行かそうとして来た訳だ、だが俺は『零の母親なんだから、挨拶して好印象を与えとけば有利なんじゃないか?』って言って見事ジャミに行かせることに成功したと俺はそう思ってた、いや、少なくともその時はそう思って居たんだ。だがな現実ってやつは非常だった。ジャミの挨拶が俺が思ってたより数倍上手く行って零の母親とジャミの話が弾んで俺はまた出るタイミングを失って今に至るって訳だ。

「分かったか!」

「なにが?」

アレ、なんで零と凛ちゃんが居るのかな?ついさっきまで居なかったじゃん。

「別に零や凛ちゃんに言った訳じゃないから大丈夫だ」

「そうか?それで良いなら良いんだが?」

それで良いに決まってるだろうが、『余りに誰にも相手にされないばかりにいもしない相手に向かって自分のことを説明してたんだ、だから俺が語りかけた対象はあえて言うならイマジナリーフレンドみたいなものかな』なんて言える訳がねえだろ。

「大丈夫だ、問題ない」

「無理はしなくて良いんだよ、私も少しぐらいなら手伝うんだよ」

「凛に先を越されたが俺も無理しない範囲で手伝うから無理すんなよ。それじゃあ俺は母さんの所行ってくるよ。はぁ…気が進まないな」

そう言って零と凛ちゃんはジャミの方に歩いて行った。……また俺1人じゃねーか。


零視点


フレイムがなんだか挙動不審な上に大丈夫じゃないセリフを言っていたが、タイミングの悪いことに俺にも今フレイムを気に掛けている余裕がない、なにせこれから母さんに『俺、記憶喪失なんだ』って言わなくちゃいけないからそれだけでいっぱいいっぱいなんだよな。

《なあ、なるべく傷付かない言い方をしたいんだがどうしたら良いと思う?》

「そうね。真摯に言ったら良いと思うね」

「どう言ったところで傷付けるから大差ないのじゃ、心意気は汲むが諦めることじゃな」

葉炎の言うことも分からんでもないが、避けては通れない道だし氷花の言う通り真摯に言うしかないか。なんかジャミさんと凄い楽しそうに話してるね、余計話しかけずらいよ。あっ、こっちに気付いた。

「ねえ零くん、記憶喪失だって本当なの〜」

もうバレてる!いや、ジャミさんと話してたってことはジャミさんに聞いたのか。

「そうだね、俺は記憶喪失だよ」

「う〜ん、そんな感じがしないけど……本当?」

「一回で理解できないなんてボケが始まってるんだよ」

凛、なぜに煽った、それにその『私に任せるんだよ』的な顔はなに、一切任せられる気がしないんだけど。

「あら〜、私はピッチピチの二十代よ〜、ボケるはずないじゃない」

「その『ピッチピチ』から隠しきれないオバさん臭がするんだよ」

「ストップ、ストップ。落ち着こう、話の主題からズレてるからな、一旦戻ろう」

このまま言ったらどこまでも脱線しそうな勢いだからな、無理にでも止めよう。

「ほ〜ら。やっぱり記憶喪失じゃないじゃない」

「喧嘩を止めただけで記憶喪失じゃないって言うのは早過ぎると思うんだよ」

「えーっと、零は本当に記憶喪失だぞ」

あれ?ジャミさんって俺のこと木崎って呼んでなかったけ?

「う〜ん、そこまで言うならそうなのかしら?でもまあ私には特に変わって見えないし大丈夫よ〜」

「それで良いのかよ」

「能天気すぎだよ、そんなことだから家には無駄に新聞があるんだよ」

あー、確かに断れなそうだな。

「凛ちゃんは反抗期なのかしら?」

「反抗期じゃないんだよ、私は20歳超えた大人だよ」

あれ?話が全く進まないぞ、この2人の中の悪さはどうなってるんだ?

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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