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高い所に居ると位置エネルギーがいっぱい

零視点


さっき切れた魔法がなんだったのか細かい所まで予想は出来ないが重要なポイントとしては俺に掛かってたのが思考誘導なのかどうかと言う所だろう。そしてもし思考誘導であれば葉炎を思考誘導した相手が怪しい、なにせ葉炎の思考誘導の目的が『氷花を殺す』なのは間違いない、そしてそうなれば、その過程で俺が死ぬ。そこに来て俺にも思考誘導が掛かってたならとても無関係とは思えない。だが、そもそも思考誘導でない場合葉炎のこととの関わりは微妙だ。うーんやっぱり情報不足だよな。

「分かったかも知れないね」

「一体なにが分かったんだ氷花」

「さっきの魔法が残りカスだった理由がなんとなくだけど予想が付いたね」

あー、そっちか。正直言って俺は魔法は詳しくないからな、良く分からんしあんまり考えてなかったな。

「それは本当ですか?」

グリモアール!急に人化されるとちょっと心臓に良くないな。

「嘘なんかつかないね、て言うかさっきまでじっとしてたのに急にどうしたね」

「先程零様が言った魔法の残りカスと言うのが気になってまして、それでどう言うことなんでしょうか?」

「先ず零君は日本で普通に思考誘導を受けていたね」

まあ確かにこっちに来てから半月も経ってないし受けたとするなら日本でなのか?

「でも氷花ちゃん、日本で術を使える人は少ないんだよ」

「確かにそうね、でも今回の件に関しては条件にぴったり合う人が居るね。それはかつてお姉ちゃんを盗んだ奴の子孫ね」

「確かに妾に思考誘導を掛けたメガネならば思考誘導は使えるじゃろうが……なぜ子孫だと分かったのじゃ」

思考誘導掛けた奴ってメガネなんだ。初めて聞いた気がする。でも葉炎が売られてないのは比較的簡単にわかると思うがな。

「お姉ちゃんは人を操ったあげく所有者は死ぬなんて言うとんでもなく目立つ刀なんだからもし売られたりしたら普通に事件ね、そもそも誰かを操れたら自力で帰って来れるはずね」

「そう言われれば、そうじゃのう。そう言えば妾と一緒に術の教本も盗まれたはずじゃぞ、その辺は知られておらんのか?」

「それは私さえ初耳ね、て言うか当時も今もだれも気付いてなかったね」

それで良いのかよ、術の教本の管理杜撰すぎるだろ。

「あー、術の教本ってあれ適当に写して置いてあるやつだよ、多分だれも数えたりはしてなかったと思うんだよ。まあ今はお母さんがコピー機を買った時に調子に乗って無駄に印刷したから無駄にいっぱいあるせいかも知れないんだよ」

「もう少ししっかり管理した方が良いんじゃないか?」

「いや、そもそも大した内容は書いてないんだよ。書いてあるのはだいたい『自身の意志を◯◯に乗せよ』ってことだけだよ」

一気に数も数えない管理が妥当な気がして来たぞ。

「まあ実際、術だ魔法だスキルだと言ってもそんなもんじゃしな」

「まあ、確かに魔法はイメージを魔力に乗せる物ですから広い目で見れば意志と取れなくもないですね」

そう言う言い方をすればそう言えなくもないのか?それより、

「まあ、木崎家の術は結構適当なもんだってことは良くわかったけどそれは本題じゃないだろ」

「あっそうだったね。えーっと、とにかく私の予想通りならお姉ちゃんを盗んだ奴の子孫のメガネが零君に思考誘導を掛けたね、でもそれとは別の奴に零君は殺されて記憶を消されたね。ここから推測すると零君に掛かってた思考誘導は記憶を消されたせいで意味がなくなったせいで残りカス状態になったと考えられるね」

成る程ね、それはあり得るかもな。この世界に来たばっかりの頃の俺なら凛のことも忘れてたから探そうとしなかったもんな、今なら凛の居場所が分からなかったら絶対探すぞ。でも、ここまでは分かったんだが、なんでメガネが俺を殺してないと思ったんだ?

「だいたい分かったのじゃ。じゃが思考誘導したメガネと殺したのが別の奴と言うのはなぜなんじゃ?」

先越された。

「えっ、わざわざ思考誘導掛けたのに殺すとは思えないね」

「そうか?思考誘導をうまく使えば後ろから不意打ちとかも出来るし、殺す為に思考誘導を掛けるって場合も考えられるんじゃないか」

「と言うより思考誘導なしで零様と正面から戦って勝てる者がそうそう居るとは思えませんし、むしろ殺す為に掛けたと考えるのが自然では?」

「ましてや妾に氷花を殺す様に思考誘導しておるし怪しさしかないのじゃ」

「でもそう考えるとメガネはお兄ちゃんが異世界に来ることを知っていたってことだよ」

うーん、どうしたものかな、氷花がセルフ上げて落とす自爆をかましたせいで涙目なんだが……可愛いし撫でとくか。

「まあなんにせよメガネには事情を聞く必要があるな。問題はどうやって見つけるかって所だな」

「そうじゃな、やつはメガネにフードでマスクの男じゃ」

「その格好をしたらだいたいの人は同じになるんだよ」

手がかりなしか…いや。

「なあ、メガネの目的が俺を殺すことならメガネもこっちに来てる可能性は高いんじゃないか?」

「成る程十分ありえますね、それであれば異世界人ですから目立つでしょうね」

「でも、思考誘導が使えるなら異世界人とバレない様に潜り込んでるかも知れないんだよ」

あー、それだったら面倒くさいな。とは言えそう上手く行くか?思考誘導は1人に対して不眠不休かつ付ききっりで最速でも丸一日ぐらいはかかるし無理じゃないか?

「そう言えば零君、今更だけどこんなに話し込んでたら翔子さんに怒られるね」

そう言えば母さんは凛に外に出されてそのままか。あー、そう言えばまだ俺の記憶のこと言ってないんだよな。気が重いな。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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