呼び出しを食らうとやましい事が無くても緊張する
記念すべき10話目の投稿が遅れてしまいすいません。
最後まで読んで頂けたら幸いです。
俺は山が動いたと言う理由で冒険者組合に緊急招集された、と言うか緊急招集が知らされた時に冒険者組合にいたので冒険者組合から出る理由がない俺はずっと集合場所の冒険者組合の2階にある集会場の端に座っていた。
《冒険者って結構いるんだな》
100人以上は冒険者がいるがこの集会場はかなり広く集まるのに十分な広さがある。
「確かに多いね」
これだけいればなんとかなるだろう。などと考えているとジャミさんが来て声をかけられる。
「おー、やっぱりまだいたか」
緊急招集で出られないだけなのだが。
「まあ、緊急招集がかかってるからな。それより山が動くってどう言うことだ」
と言うとジャミさんと氷花が。
「あー、多分伝説の大蛇じゃないかー」
「大山鳴動して鼠一匹ね」
氷花の方はともかくジャミさんが言ったことは気になる。
「伝説の大蛇って聞いたことないんだけど」
「んー、あーそう言えば木崎は異世界人だったな。伝説の大蛇ってのはこの近くにある蛇腹山に封印されてる大蛇だなー。それで、この封印が解けたから山が動いたんだろ。たぶんな」
最後の『たぶんな』で信ぴょう性が一気に落ちたが、気になる話だ。
「もっと詳しいことは分からないのか」
「んー、あんまり俺も詳しいってわけじゃーないんだよな」
ジャミさんもよく知っている訳ではないのか。
「ありがとうジャミさん」
と言うと少し照れた様に。
「あー、まあ頑張れよ。俺は他に用があるからじゃーなー」
と言って去ってしまった。
「伝説の蛇と言えばヤマタノオロチね。叢雲先輩もその尻尾から出てきたね」
氷花をスルーしたせいか違う伝説の大蛇情報を言ってきた。と言うより叢雲先輩って天叢雲剣の事か?
《氷花。なんか知ってるのか》
「知らないね。でも、蛇なら酔わせればイチコロね」
まあ、可能性としてはありかも知れんが。
《蛇なら、氷花の【操氷】で凍らせる方がいいんじゃないか》
体温調節出来ない蛇には効果は抜群のはずだ。
「魔物に体温も何もないね」
そう言われると弱いが、だがそれを言うなら
《魔物って酔うのか》
「よ、酔うね」
その言い方では誰も安心しないと思うが。などと話していると、前の方に仙人の様なおじいさんと職員と思われる人二人が大きな地図広げた。
「ゴホン。ほとんどの者は知っていると思うが組合長のレンだ。今回は緊急招集に応じてくれて嬉しく思う。さて、今回の緊急招集の理由は、『山が動いた』ためだ、組合員に確認を取ってもらった所、現在蛇腹山がこのラクタ村に向かって動いてるとの事が判明した。あの山にはかつて神器を用いて大蛇を封印したと言う言い伝えがあるが、今の所は蛇の様なものは見つかっていない上、言い伝え自体がかなり古いこともあり関係は不明だ。ただ、このまま放置すればラクタ村は山に押しつぶされてしまう。そこで我々は二チームに別れて作戦を実行することにした。1チームめは単純に蛇腹山に攻撃して気を引きラクタ村から引き離す。もう一つのチームはラクタ村前で最終防衛ラインとして待機してもらう。現在、王都に救援を頼んでいる、しばらく持ちこたえれば第3騎士団が来るはずだ、そこまで粘れれば勝機はある。皆一丸となって対応してほしい。掲示板にチーム分けが出ている。第一チームが攻撃側についてもらうチームだ、確認したらまたこの集会場に来てほしい。第二チームが最終防衛ラインに着いてもらうチームで確認したら直接最終防衛ラインに向かって欲しい。なにか質問はあるか」
と仙人改め組合長が時折地図を指しながら説明した。俺も氷花も質問はあったが目立ちたくないのでだまっているとどこかから質問が出る。
「報酬はどうなるんだ」
「報酬に関しては敵がよく分からないため未定だ、だが、最低でも1日あたり大銀貨一枚は保証する」
それって日本風にすると最低賃金が日給10万円ってことか。
「チームとして動く間の食料とかはどうなるんだ」
「食料はこちらで用意するが、最低限のものだそれ以外は持参となる」
しかも飯付きとは、デスゲームでもやらされそうな報酬だな。
「騎士団はだいたいどのくらいで来るんだ」
「現状、それは不明だ」
これやばいんじゃないか。
《なあ氷花。思ったよりやばそうだぞ》
騎士団を待つとか言ってるけど要は現状勝てる見込みがないってことだろ。
「まあ、相手は伝説の魔物ね。でも零君だってスキルレベル10の伝説的存在だし私も付喪神だし余裕で一刀両断ね」
その自信はどこから出てきたのやら。でも、
《伝説の魔物を倒すなんてロマンがあるな》
「その意気ね。きっと切りごたえも抜群ね」
これだけ意気込んで最終防衛ラインの方だったらどうしよう。などと思っていると組合長が
「質問は以上かな。、、、では各自行動を開始してくれ。あと木崎 零はこちらに来てくれ。特別に話がある」
やめてくれ、偉い人と話すのは好きじゃない。
なんとこの作品にも初評価が付きました、それも満点で思わず二度見してしまいました。評価してくれた方ブックマークしてくれた方本当にありがとうございます。




