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甘え上戸は可愛ければ問題なし?

凛視点


凄まじいんだよ、依存しそうだよ、でも。かなり恥ずかしいんだよ。

「凛様そろそろ反応して頂けませんか」

吸血鬼になったお陰かお兄ちゃんだからか知らない美味し過ぎるんだよ。

「凛様、凛様、そろそろ思考できるぐらいには落ち着いたって分かってますよ」

グリモアールがちょっとうるさいけど気にならないんだよ、そう思えるぐらいには極楽だよ。でもなんか頭がボーッとして来たんだよ。

「良いんですか?そう言う態度で良いんですか?本当に後悔しませんね」

《いきなり脅されても困るんだよ》

グリモアールがお兄ちゃんに私の痴態を吹き込んだら余裕でオーバーキルだよ。なにせグリモアールは私の記憶を持ってるんだから脅しでもそう言われたら反応せぜるをえないんだよ。

「私の言ったことを無視した件に関しては限りなく黒に近いですが確定ではないですし不問としましょう」

《私がグリモアールの言うことを無視することなんてそうないんだよ》

「そうですよね、凛様が私の言うことを無視するなんてあり得ませんよね、せっかくですし凛様の記憶を読ませていた頂いて無実を証明しませんか?」

読まれたらアウトだよ。こう言う時は。

《ごめんなさい》

「吸血止めて頂けますね」

《分かったんだよ》

本当だったらもっと続けたいけどこのままだとグリモアールがなにを言い出すか分からないんだよ、だから止めるんだよ。私は今までお兄ちゃんを抑えてた手を離してそっと唇も離すんだよ。

「吸血するのって結構長いもんなんだな」

「このぐらいが普通だと思うんだよ」

20リットルぐらい吸っちゃった気もするけど次に私がお兄ちゃんを吸血する時はもっとねっとりと行きたいんだよ。

「そんなもんか?まあ今後血を吸われることなんてそう無いだろうし、そう気にすることでもないか」

「そうだよ。そこら辺の吸血鬼にホイホイと上げたら危ないんだよ」

「普通に通りすがりの吸血鬼に血なんか吸わせるわけないだろ」

まあ、そう言われればそうなんだよ。あ〜、なんか良い気分になって来たんだよ。そうだよ、お兄ちゃんに抱きついてみるんだよ。


零視点


うーん、凛が血を吸い終わってからフラフラしてるんだが大丈夫なのか?あっ、抱きついて来た。まさかお代わりとか言わないよね。

「おに〜いちゃ〜ん。だ〜い好きだよ」

「そうか。俺も大好きだぞ」

もしかしてこれって、

《なあ、吸血鬼って血を吸い過ぎると酔っ払うんじゃないか?》

「その通りじゃ。その様子からするにそこそこ出来上がってるようじゃな」

これ以上問題を増やすのは止めて欲しいんだけど。あれ?氷花急に人化してどうした、後ろに回って、そのまま抱きつくと、うん。

《葉炎、氷花になに吹き込んだ》

「吹き込んだとは人聞きが悪いのじゃ。妾は奥手の妹にちょーっとばかり発破をかけてやっただけじゃ」

はぁ、ものは言い様だな。

《お前、ついさっきまであんな状態だったのに復活早過ぎないか》

具体的にはこの空間に入るちょっと前までは、自分が起こした騒動にショックを受けてたのにもう復帰して氷花になんか言ったのかよ。

「そんなことはないのじゃ。むしろ気にしているからこそじゃぞ。妾なりの罪滅ぼしと言うやつじゃ」

《罪滅ぼしじゃなくて罪を重ねてるだろ》

「妾の可愛い妹を誑かす悪い男に少しばかりしおきをしようと思ってな」

俺のことか、

《そう言う言い方はずるいな、俺の逃げ場がない》

「よう抜かすのじゃ。お主、誰を選ぶつもりもないのじゃろう。いや、全員を選んでると言った方が正しいかの。まあどっちにしろろくでなしじゃな、我妹ながら男を見る目がないのじゃ」

《俺としては、全員を選んでると言うつもりはないんだがな、。と言うより選ぶ選ばない以前に俺自身恋愛的な意味で好きな人が出来たことがないんでな。まあ俺が恋愛関係に対してろくでなしなのはその通りだろうよ》

少なくとも凛の思いには答えられんからな。

「なんと言うか、変なやつじゃな」

《そう言われてもな》

別に逃げとかそう言うのではなく本気でわからないんだよな。確かに凛は俺にとってか大事な存在だし、可愛いとも思う。それこそ命をかけて守ろうと思う位には思ってる。だがそれは恋ではない、単純に兄としての思いだ。氷花だって凛と同じぐらい大事な存在だし、可愛いとも思う。これが恋なのか?うーん、なんと言うかこっちに来たばっかりの頃と少しずつ考え方が変わってる気がするんだよな。これが単純に時間による変化なのか、それとも記憶を消したことに伴うなんらかの症状なのか、或いはもっと別の何かなのか、はたまた単なる気のせいなのか。はっきりしたことは分からないがいずれ分かって来るんだろうか?

「んー?可能性の1つじゃがお主も思考誘導を受けておるんじゃないか?」

《思考誘導?いや、それはないだろ》

「その即答が答えじゃろうな」

即答が答え?まあ思考誘導なんかされてないってことだな。ってまだ葉炎のことをなにも言ってないのに人化なんてしたら凛にぶっ殺されるぞ。

「先程ぶりじゃな、小娘」

「氷花ひゃん。大丈夫?結膜炎になってるんだよ」

「えっ、零君ちょっと見て欲しいね」

ただでさえ面倒なのになにやってんだよ。て言うか葉炎って凛のことを小娘って呼んでたっけ?

「取り敢えず落ち着け、先ずこの氷花にそっくりなのが氷花の姉の葉炎だ、決して氷花が結膜炎になった訳ではない。そして氷花の目はいつも通り綺麗だぞ」

「葉炎?お兄ちゃんを傷付けたやつだよ」

「そうじゃ。そのことに関して申し開く気は一切ない。じゃがそれとは別に聞いてもらいたいことがあるんじゃ」

思考誘導されてたことを言わないとか正気かよ、死にたいのか?あと凛、ちょっと腕を強く締めすぎこのままだとボキッと行きそう。

「申し開く気はないと言うなら死ぬんだよ」

「凛、ちょっと待ってくれないか。葉炎には葉炎の事情があったんだ」

さて、これで凛はどう出る。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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