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そんなのって有りですか

凛視点


お兄ちゃんは自分の紙耐久に対して真剣に悩み始めたから私は現状を纏めてみるんだよ。取り敢えずはお兄ちゃんを閉じ込めるられたし、後は逃さないようにすれば良いだけだよ。まあ、内側に関してはお兄ちゃんにはここから出す条件を言ったけどまず達成されないだろうし問題はないんだよ。もし、お兄ちゃんが私を殺してでも出るって決めたら多分負けるんだよ、その時は

「凛様、零様を本当に監禁し続けることができると思っているのですか」

《グリモアール、私はもうお兄ちゃんを逃さないって決めたんだよ》

「っづ。そうだとしてもこれはあまりに無謀です。良いですか、はっきりと言います。凛様と零様が殺し合えば死ぬのは凛様です」

そんなことは知ってるんだよ。私の売りの【空間遮断】は絶対防御の魔法だよ、でも魔法その物を切るお兄ちゃんには無意味だよ。それに、どんなに頑張っても私に【操魂】による蘇生を止める術はないんだよ。逆にお兄ちゃんは私の不死性なんて関係なしに魂を切って来るんだよ。そう、勝ち目なんかないよ。でも

《それで良いんだよグリモアール、私に取ってお兄ちゃんに捨てられた私なんて価値がないんだよ。だから、良いんだよ、最後はお兄ちゃんに殺して貰ってお終いだよ。でも出来るだけ長く生きたいんだよ》

「凛様、それで良いんですか」

《最良の結末ではないんだよ、でも堅実な結末だよ》

もっと別な手段で行ける勇気があるなら、きっとそれが1番だよ。

「そんなしみったれた顔するなよ。あっ、そうだ。U◯Oでもやるか?と言ってもがU◯Oないな」

「お兄ちゃん。お兄ちゃんは閉じ込められてるんだよ。お兄ちゃんにはその辺の自覚が足りないんだよ。お兄ちゃんのそういう所が心配なんだよ」

全く、妹とは言え自分を閉じ込めてる相手に対して『U◯Oやるか?』は余りに危機管理がなってないんだよ。

「そんな一息で『お兄ちゃん』を4回も言わずともちゃんと伝わるから安心しろ」

「ジーーーー」

「伝わってるぞ、こういう時は大富豪だよな」

驚く程伝わってないんだよ、て言うか励まそうとしてくれてるんだろうけど全然無意味な方向性に突っ走ってるんだよ。

「はぁ〜。なんだかさっきまであんなに真剣に考えてたのが馬鹿みたいなんだよ」

「うん、その位明るい表情が出来るなら十分だろ」

むう、確かに少し気分が軽くなったんだよ………いや、今ので気分が軽くなったのはきっと惚れた弱みってやつだよ、決して私の笑いのツボがおかしいわけじゃないんだよ。でもお兄ちゃんにはジト目の刑だよ。

「ジトーーー」

「そんぐらい元気な方が凛らしい」

私らしい?うーん。確かにお兄ちゃんと一緒にバカなことをやるのが私らしいとも言える気はするんだよ。でも

「そんなこと言うけどお兄ちゃんの主観的には合って2日目の筈だよ」

「そう言われればそうなんだがな、やっぱり妹は記憶を失っても妹なんだよなぁ、それに全記憶の5分の1位には凛がいるとも言えるぞ」

「改めて言った割に結構少ないんだよ」

お兄ちゃんに思いっきり笑われてるんだよ。つまり、完全にからかわれてるんだよ。

「きっと大丈夫だって。ほら、『袖触れ合うも他生の縁』って言うだろ」

「他生の時点で死んでるんだよ」

「死んでもまた会えるってことだよ」

いや、そう言う問題じゃないと思うんだよ。まあ、変な所で楽観的なお兄ちゃんらしいと言えるけど。

「いやだから死んだらダメなんだよ」

「うーん、難しいな。って言うか俺がここに居れば本当に安心なのか?」

「私の【空間支配】に割り込むなんて不可能だよ」

あれ?でもよくよく考えると【空間支配】もスキルとは言え魔法系だよ。それによくよく考えると【空間遮断】にだって【空間支配】はかかってる筈だよ。もしかして

「お兄ちゃん、まさかとは思うけど…切れるの?」

「やろうと思えば切れるな、とは言えどんな事態になるか全く想像できんからやる気はないがな」

「え〜、私の1番の売りだよ。そんなにあっさり切らないで欲しいんだよ」

うーん、でも最悪の可能性としてこの空間その物を破壊されるってこともあるって気付けただけでも収穫ではあるんだよ。でも、

「そう、言う程ここも安全という訳じゃないぞないぞ」

「お兄ちゃん、どっからここに繋げるつもりだったの?」

「一応、『そんぐらい元気な方が凛らしい』からだな」

む〜〜、記憶がなくても嫌らしい繋げ方は相変わらずだよ。

「そう心配するなって、俺だけじゃなくて氷花も居るんだからな」

「そうね。私も居るね。たと零君が何回死のうと何回でも蘇らせるんだよ」

出来れば死なない様にして欲しいんだよ、でもこの空間の脆弱性に対して反論は思いつかないんだよ。

「む〜、じゃあ1つだけ約束するんだよ」

「なんだ?」

「いざと言う時は私を呼ぶんだよ」

あっ、お兄ちゃんが初めて顔を引きつらせたんだよ。

「そうだな。それが良いと思ったらそうするよ」

「それじゃあダメだよ。だってそれじゃあ本当にまずい時は呼ばないってことだよ」

「危険な所に大事な妹を呼べる訳ないだろ、て言うかそれ言うなら凛もやばいと思ったら俺を呼ぶんだぞ」

えっ、いやーそんなことは出来ないんだよ。お兄ちゃんを危険に晒すなんてありえないんだよ。

「別に俺たちは連携が得意って訳でもないんだ、無理をする必要はないだろ」

「分かったんだよ。じゃあせめて血を吸わせて欲しいんだよ。ここまでやって得るものが1つもないなんてありえないんだよ」

「血?ああ、そう言えば吸血鬼なんだっけ。まあそれぐらいなら良いぞ」

本当に!えっちょっと緊張して来たんだよ。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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