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これでも本人は慌てている

3日ほど遅れてしまいましたが。あけましておめでとうございます。今年も本作、日本刀と行く異世界生活をよろしくお願いします。

時は遡り

凛視点


お兄ちゃんが動ける位元気になって嬉しいけど、お兄ちゃんはアヤメのことを守りたい見たいで気に入らないよ、

「凛、頼む。氷花は姉と会えて嬉しそうだったろ?それに俺だってアヤメに聞きたいことも………凛、大丈夫か」

私はお兄ちゃんに構って欲しいよ。私はお兄ちゃんの側に居たいよ、私は氷花ちゃんと一緒に居たいよ

「だからよ」

私はお兄ちゃんの役に立ちたいよ、私はお兄ちゃんを愛してるよ、私は氷花ちゃんが大好きだよ

「え?」

私はお兄ちゃんを害する様な存在は消したいよ、私からお兄ちゃんを奪う様な存在は消したいよ、氷花ちゃんを害する様な存在は消したいよ

「だからこそ嫌いなのよ。氷花ちゃんは会えてあんなに嬉しそうだったんだよ、なのにこいつは殺そうとしたよ、姉妹なんだよ、会えて本っ当に嬉しかったはずだよそれなのに……氷花ちゃんの目の前でお兄ちゃんを切ったよ。アヤメだってそうよ、いつもいつも私からお兄ちゃんを取ろうとする。恋人になれる男の人なんて他にもいっぱいいるよ、でも私のお兄ちゃんは一人なんだよ、他にいないよ」

ああ、だめだよ。やりすぎはいけないよ、お兄ちゃんを傷つけちゃうよ、お兄ちゃんは怪我してるし優しくしないといけないよ、だれか来る?でもどうでも良いよ今の私には関係ないよ、大事なことはこの悪感情に飲まれないことだよ、お兄ちゃんはちゃんと居る。大丈夫、そこに居る、誰かと話してる?誰と?私より大事なの?ああもううざったい歌が聞こえるよ………アレ?お兄ちゃんが居ないよ!

「お兄ちゃん、どこ ?」

あっ、なにか居るよ。アレがお兄ちゃんと話してたやつだ、もしかしてアレがお兄ちゃんを隠したのかなぁアレを消せばお兄ちゃんが来るかな。


翔子視点


とりあえず凛ちゃんが暴れても大丈夫な所に連れて来ることはできたわね〜。

「お兄ちゃん、どこ?」

ねえ凛ちゃん、さっきからお母さんが居るのに反応なかったのに零くんがいなくなった時だけ反応早くないかしら?

「え〜っと、お母さんはここよ〜」

「回答になってないぞ。それに攻撃されてるぞ」

《ゲイズは黙っててね〜》

それと凛ちゃん、

「挨拶代わりと言わんばかりに攻撃魔法はダメですよ〜。きっちり躱したから良かったようなものの、もし当たったら大変なことに成りますよ〜」

「煩い、お兄ちゃんはどこよ」

「違ったら悪いが説得してるつもりなら諦めな、今のあいつは完全に暴走してやがる。止めるなら1発殴って気絶させるか、零に任せるんだな」

う〜ん、説得って言うか、説教のつもりだったんだけどね〜、まあ良いわ。切り替えていきましょうか〜。

「♬〜〜♫〜〜〜♪〜。流星雨の歌術、障壁の歌術」

まあ取り敢えず防御を張って、いっぱい光弾を落とすとしましょうかね〜。にしても流星雨の歌術は攻撃の手数も威力も申し分ないんのだけど攻撃が始まるまでが長いのよね〜。

「煩い、煩い、煩い。助けてお兄ちゃん」

あれは血で出来た零くん?それも三体。なんか嫌な予感がするから保険をかけときましょうか。

「♬〜♪〜〜♫〜」

流星雨を全弾弾くとか本物ほどじゃないけど凄い早さで動くわね〜、あの血で出来た零くん、それに流星雨の歌術でも一体も為留めらないなんてとんでもない強さね〜。

「♬〜〜♪〜〜〜♫〜〜♪〜♫♬♪〜〜〜〜。滅熱の歌術、光弾乱舞の歌術」

まあ零くんの劣化版ならこの周囲を高熱にする滅熱の歌術で1発なんだけどね、念のため文字通り光弾を自分の周囲に乱れ飛ばす光弾乱舞の歌術もは発動させておきますけどね〜。ほら、突っ込んできた偽物は熱で瞬殺ね。

「いやーーー」

昔から零くんは防御が甘いわね〜、まあ暴走状態の凛ちゃんが操ってる偽物でもない限り無策で滅熱の範囲内には入らないでしょうけど。

「♬〜♫〜♪〜」

「止めてよ、私からお兄ちゃんを取らないでよ取らないでよ。お兄ちゃん止めて捨てないでよ」

いや〜、今のは凛ちゃんの判断ミスで私のせいじゃないでしょ〜、まあ、本物の零くんなら凛ちゃんを捨てたりは……しないとは言えないわね、零くんにも好きな人が出来るでしょうしね〜、そうなったら零くんがどう思って居ようと凛ちゃんは『捨てられた』と思うんでしょうね〜。

「消えてよ」

まあ戦闘中なら普通なんでしょうけど、考えごとをしてる余裕もないわね〜。それに折角障壁と、光弾乱舞まで使ったのに纏めて一瞬で消すのは酷いわ〜。

《空間抹消なんて物を素早く避けて、『酷いわ〜』で済ますとか、流石の実力と言った所か》

「♬〜♪〜〜。壊滅の震撃」

え〜〜、周囲に広がる衝撃波を空間転移で躱すのは反則だと思うわ〜。

「いや、いや、いや、いやーーー、もう止めてよ、私はお兄ちゃんと幸せに暮らしたいだけよ。構わないでよ」

「それは無理ね〜、凛ちゃんと零くんは兄妹なのよ〜結ばれ得ないって決まってる」

歌術使いの私が喋ってどうするのかしら?気の迷いね〜。あれ、でも凛ちゃんが止まった、もしかして説得出来た。

「馬鹿、そんなこと言ったら

「煩い、煩い。私はどんな扱いでも良いからお兄ちゃんの側にいたいよ、私は辛く当たられても平気だよ、むしろ嬉しいよ。だから側に居させてよ。………………………………お兄ちゃんに取って私は邪魔なんだよ。そうだよ、こんな気持ち悪いブラコンな妹なんていない方がお兄ちゃんのためだよ」

不味いわ〜、これは完全にやらかしたわね〜。あれ、さっきまで凛ちゃん目の色赤じゃなかった?もしかして自殺とかしないわよね〜、いや、ほんと振りとかじゃないのよ〜。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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