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忙しいときほど用事が増える

最後まで読んで頂けたら幸いです。

俺は、Gランクから始めるための簡単なテストとして冒険者組合の職員と手合わせするために冒険者組合の訓練場である中庭に来ていた。訓練場と言うことでどんな場所かと期待していたがただ石が敷いてある殺風景な場所で唯一端に置いてある練習用の武器のみが訓練場らしさを出している。

「あの人が今回の試験を担当される職員です」

と登録室から案内してくれた職員が性別がよく分からない革鎧を付けた人を指して言う。

「あー、俺はジャミだよろしくなー」

名前でも性別が分からん。

「木崎 零です。よろしくお願いします」

「んー、別にかしこまる必要はないぞー」

のんびりした話し方だな。

「分かった。それでどうすれば良いんだ」

「おー、そんな感じで良いぞ。テストは練習用の武器で戦うだけだ、しかも、勝たなくてもある程度実力があればオッケーだ」

それなら、武器を取りに行こう。

「あそこにあるのならどれでも良いのか」

「そーそう、じっくり選べよー」

さて、どうしたものか。ぱっと見て刀はない様だが、剣は多種多様なものがある。どれにしようか悩んでいると。

「そんななまくら使う必要ないのね」

すごく不機嫌そうな氷花の声が聞こえた。というか、練習用の刃のない剣になまくらも何もないと思うのだが。

《ここの練習用の武器を使わないとまずいと思うんだが》

と言うが完全に無視され。

「少し交渉してみるね」

と言って来る。仕方がないので軽く見て回ってから。

「日本刀がないのからひ、これじゃだめか」

氷花と言ってもジャミさんには通じないだろう。

「えー俺を殺す気か。まあ、ないものは仕方がないだろ」

もっともな回答だがそれ故に予測済みだ。

「片刃だから峰打ちなら大丈夫だ」

これで行けるか?

「あー、でもなー、まあ気持ちは分からんでもないしなー。いやでもなー」

あと一押しで行けそうだ。それに『気持ちは分からんでもないしなー』と言ってると言うことは。

「そういえばジャミさんはどれを使うんですか」

「あー、それを聞かれると弱いなー。俺は連接剣を使うから自前のやつなんだよなー。、、、、仕方がないから良いぞ」

意外と成せば成るものだ。

「あー、でも手加減なしで行くぞ」

テストが厳しくなった様だが悪くない。それに組合職員の実力も気になる。

「そうか、じゃあ始めるか」

「そうだなー。それじゃ。行くぞ」

と言う声と同時にジャミさんは連接剣を振って来る。距離は約5メートル離れていて普通ならまず届かないが、流石連接剣と言った所で切先が右から来る。それを一歩下がって回避するとジャミさんは一歩踏み込んで切り返して来る。今度は左から来る切先を氷花で弾くがどういう仕組みなの剣の状態にもどってしまいあまり効果がない。とはいえわずかに隙が出来たので一気に近づき峰打ちで吹き飛した。

「これで良いか」

と言うと、ジャミさんは起き上がりながら。

「えー、完敗しちゃったよー。あー、結果はもちろん合格だよー。おめでとー」

「ありがとう。楽しかったぞ、今度やることがあったら次は全力でな」

俺も全力からはほど遠いがジャミさんもかなり手を抜いていた気がする。

「えー、俺はもう良いよー」

どうやらジャミさんはあまり楽しくなかった様だ。そんな会話をしていると登録室の職員さんが。

「おめでとうございます。合格したのでGランクからとなります。こちらが冒険者カードです」

と言って免許証サイズのカードを渡してくれた。

「これで終わりで良いんですか?」

すると、登録室の職員さんがいくつかある出入り口の一つを指して言う

「はい、登録手続きはこれで終わりです。あちらからロビーに戻れます」

「ありがとうございます」

そう返して俺は出入り口からロビーに向かった。

さて、とりあえず登録は終わったが次はどうするか。掲示板の依頼を見て行くか?でも、俺の記憶についても考えないといけないし、鍛錬もしたい、だが何より金がない。

《適当な依頼を受けて見るか》

まずは金だな。

「ゴブリンの魔石は売らないのね」

忘れてた。

《じゃあ魔石の価格次第で次の行動を考えよう》

「それが良いのね。売る時はカウンターに行くね」

なんかドヤ顔で少し前に聞いた知識を披露されたが、スルーしてカウンターに行き買取室に案内され、問題なく買取を終えロビーに戻ってくる。

《いやー、思ったより金になったな》

ゴブリンの魔石一個が銅貨4枚なので32個で銀貨1枚大銅貨2枚銅貨8枚になったのだ。

「まったくね、まさか銀貨が見れるとは思わなかったね」

ちなみに貨幣は10枚で一つ上の価値の貨幣と同じ価値になり価値としては下から、銅貨、大銅貨、銀貨、大銀貨、金貨、大金貨。と言った風になっている。物価が違うため確実には言えないがだいたい銅貨1枚100円くらいだ。

《これで、2日ぐらいは過ごせる金が手に入ったな》

これなら、多少鍛錬しながら俺の記憶について考えられる。

「山が動き出したため、全冒険者に緊急招集をかけます」

俺の考えは無残にもその訳の分からない一言で砕け散った。

改善点、要望などあったらお願いします。

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