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急いでるのでもう少し早く喋って下さい

零視点


凛が真っ暗な魔力全開で暴走寸前なんだけど、て言うかこの状況アヤメとか葉炎よりも凛の方が深刻な問題だな、下手するとこの世界を丸ごと消し飛ばしそうな勢いだしな、とは言え今俺がなにかしても逆効果な気がするし、氷花に意見を聞いてみるか。

《なあ、どうしたらいいと思う?》

「えーっと、取り敢えず凛ちゃんを抱きしめてみたらいいと思うね。大丈夫ね、死んでも生き返らせてあげるね」

頼もしいことこの上ないな。贅沢言うなら死なない方向性で行きたいんだが、そんなこと言ってられる状況じゃないか。て言うか今背中に手回されたら傷口抉られそうな気もするけどその位で暴走を止められるなら安いもんかな。ん?転移か?

「零くん、凛ちゃん、あと氷花様にアヤメちゃんも久しぶり〜って言いたいのにそういう空気じゃなさそうね〜」

空気じゃなさそうって言いながら思いっきりホンワカした喋り方してるんだけど、て言うかこれ以上場を混沌とさせないで、お願いだから。

「あー、それは考えてなかったね。でも、これだけ派手に凛ちゃんが魔力を放出すれば翔子さんにもバレるのは当然と言えるね」

《まさかの母さん登場かよ、もう俺はこの場をどう収めたらいいのか分かんねーよ。って言うか母さん年いくつだよ、見た目年齢がどう見ても25歳ぐらいにしか見えないんだが》

「まあ、その辺突っ込んだら負けね」

俺の母さんなら絶対30歳は超えてるだろうし、普通に行けば40歳も超えてるよね。て言うか本当に凛と血が繋がってるのか?凛が可愛い感じなのに母さんは可愛いって感じは一切ないぞ、むしろこう、妖艶って感じかな、露出度の高い白いドレスに、烏の濡れ羽色とはこう言う色だ。と言わんばかりの綺麗な長髪。目を引く巨乳など総評としてはアジアンビューティーって感じだな。うん。母さんの見た目じゃないよなぁ。と半ば現実逃避気味に考えていると母さんがこっちに来る。あっ、俺ですか?まあそうですよね、一人は話しかけれる雰囲気じゃないし、もう一人は警戒心向き出しだもんね。


時は少し遡り

翔子視点


最後の書類に目を通して判子を押す、

「うーん、終わったわ〜」

そんなことを言いながら思いっきり伸びをする。

「相変わらずご苦労なこったな」

「え〜、私は意外とみんなに感謝されるこの地位を気に入ってるわよ」

周りの人達から『向いてますよ』とか『あなたしかいない』なんて言われて始めた国家運営だけど意外と出来るものね〜。まあこの辺に住む魔物の人達は強い人には従う性質があるからだろうけど、

「それにしても、まさか隣の国が凛ちゃんの国とは思わなかったわ〜」

「あの兄狂いのことだ。大方兄を探すのに人手が欲しかったんだろ」

「うーん、心配ね〜」

それにしてもあの子(凛ちゃん)ワガママだけど大丈夫かしら?国民に『お兄ちゃんを探すんだよ』とか言って困らせてないかしら?それにあの子(凛ちゃん)の『お兄ちゃん、お兄ちゃん』って零くんにべったりの困ったブラコンは治ったのかしら?

「はぁ。俺に言わせりゃあんたも大概だけどな」

「そうかしら?でも私は一人っ子よ」

「そう言うことじゃなくてだな、俺が言いたいのは!」

あらあら、この感じは凛ちゃんみたいね。

「どうしたのかしら?強敵かしら?しんぱいね〜。怪我とかしないと良いのだけれど」

「そう言う所だよ。良いか、幾らあいつが兄狂いで兄以外塵芥にしか思ってなかろうとこの世界で何も気にせずにあいつが全力を出せば世界が壊れかねないことぐらいはわかってるずだ、それにこんな強烈な魔力を無遠慮にばら撒けば悪魔が大暴走を起こすぞ」

「これは、お説教した方が良さそうね」

いつも、零くんと結ばれるのは諦めなさいと、周りに迷惑を掛けてはいけませんって言ってたでしょう。

「で、どうやって行く気だ?」

「距離的に【転移の歌術】が1番の筈よ、それじゃあゲイズ憑依してね」

「ああ、分かった」

「♪〜〜♬〜♪〜〜」

良し、景色が変わったし転移成功ね〜。あ、零くんとかアヤメちゃんも居るのね、あと氷花様も。

「零くん、凛ちゃん、あと氷花様にアヤメちゃんも久しぶり〜って言いたいのにそういう空気じゃなさそうね〜」

にしてもこれはどう言う状況かしら?まあ、アヤメちゃんが敵対心むき出しなのはいつも通りとしても零くんは元気なさそうだし、凛ちゃんは暴走寸前って感じだし。

「おい翔子、アヤメが持ってる日本刀。あれ葉炎だぞ」

《なるほどねえ〜、少し読めてきたわ。多分、葉炎に操られたアヤメちゃんが零くんを攻撃、それに凛ちゃんが怒って、更に怪我で頭が回らない零くんが余計なこと言って完全に凛ちゃんがブチ切れたのよ》

確認すれば分かるけどこう言うのが分かるとスッキリするよね。

「零くん、元気ではなさそうだね〜、顔色悪いし、背中から流血してるもんね〜。ねえ〜(ドヤ顔で推理披露中)〜」

なんか推理を話してる間にだんだん零くんが冷たい眼差しに成ってた気がするけど気のせいよね。

「そこまで分かってるなら、急いで欲しかったんだが」

あらあら、つい話し込んじゃったかしら。

今年最後の更新です。こんな年の瀬まで読んで頂きありがとうございます。

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