構成はテレビアニメに学んだ。
2・構成を考える。
長編を書くにあたっては、全体の構成を考えるわけですが。
1クール全12話のアニメを作るような気持ちで、大まかにお話を分けてみるのをおすすめします。
そしてその分割した中で、これまた30分のアニメの中で盛り上げ所を考えるように……起承転結を考えるのです。
最初から大長編は無理でも、アニメ1話分くらいの内容なら書ける気がしませんか?
それを第1章とか第1幕と位置付けて、短い中でお話をある程度完結させる。
その短いお話を第2章、第3章と積み上げていくことで、長編を書くという手法です。
具体例を挙げながら説明しますと、私の最初の完結作品「百合魔法少女マジカル☆リリィ」は、日曜朝の某戦闘美少女アニメを参考に作りました。まあ、プリ○ュアです。
「敵が攻めてくる」→「主人公が変身して戦う」。
基本はこの繰り返しでした。とても書き易いですね。
それでも話数を積み上げれば、後半は敵側の事情が見えてきたり、とんでもなく強い敵が出てきたリと、ちゃんと物語全体での起承転結が出来てくるものです。
2時間の劇場アニメでなく、1話30分で全12話のテレビアニメを作る感覚で、長編を書く。
これに慣れると、構成の力が付きます。
また、この「アニメのように細かくお話を区切っていく、章立てをしていく」方法は、書く側にも読む側にも、モチベーションを維持しやすいという利点があります。
書き手にとって、ゴールが見えない、あるいは果てしなく遠いと、心が折れる瞬間が有ります。
ですので章立てをすることで、作者自身の心に、細かい目標地点を作るわけですね。
「ちょっとスランプ気味だけど、この章の終わりまでは書こう……」という風に、自分を奮い立たせるのです。
読者側も、「今日は区切りのいいところまで読もう」という方は多いと思われます。
程よい長さで第1章、第2章という風に区切ってあると、安心して読めるのではないでしょうか。
長編を書くには、長いお話を考えるより、短いお話を積み上げる方が簡単。
1話30分の中で起承転結が有るアニメは、全体の構成、1話ごとの構成、どちらを考える上でも参考になります。
ぜひ1度、構成に主眼を置いてアニメを見てください。
長編小説が書き易くなるヒントがいっぱいです。