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１．一念発起(遅)

今日は、31歳の誕生日のちょうど一ヶ月前だ。

汚部屋(足の踏み場が無い)、実質無職(日雇と清掃のアルバイトの掛け持ち…正規雇用で働いた経験皆無)、低学歴(大学中退)、スッピン、服装が田舎の中学生のようにダサい…他にもあげつらおうと思えば自分の欠点はいくらでも出て来るが、その膨大さと内容のみっともなさから、ここに全ては書けないくらいの、ひとでなしでろくでなしの屑女だ。

とは言え、このままでは親の最期を看取る事もままならないので、今日から変わっていこうと思う…既に65歳を過ぎた父親の寿命が尽きるまでには、自己改革が間に合わないかもしれないが、その時はその時だ。

とりあえず明日は、日用品の買い出しと、台所の掃除と、清掃のアルバイト。

―ひとなみになりたい。

そう思いつつ、現状は、日本社会の最低辺でのたうちまわっている女の、話。