ちいさな時計塔のひみつの語らい
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ちいさな時計塔のひみつの語らい
ある晴れた日の午後、森のちいさな学習センターの二階にある、C二〇七号室の扉の向こうでは、テララとムギタロウによる楽しい報告会が始まろうとしていました。
ところが、がんばりやのタットルは、お家の用事やお仕事に追われてすっかり遅れてしまっていました。
おまけに、いそいで階段を駆け上がったせいで、ちょっぴり恥ずかしいお腹の大ピンチがやってきたのです。
タットルはあわてて二階のお手洗いに飛び込み、なんとか無事に用を済ませることができました。
ホッと胸をなでおろし、個室の扉をそっと開けたときです。
なんと、すぐ目の前では、お友だちのマサヒゲが、まさに気持ちよく小さな用を足している真っ最中だったのです。
タットルは少し頬を赤らめながら、照れくさそうに話しかけました。
「やあ、マサヒゲ。まさかこんな不思議な場所でばったり会うなんて、本当に奇遇だね」
声をかけられたマサヒゲは、にこっと振り向きながら用を済ませました。
そして、同じように少し照れくさそうに笑いながら言いました。
「本当にね。まさかお手洗いでゆっくりおしゃべりすることになるなんて、思いもしなかったよ」
二人は顔を見合わせてクスクスと恥ずかしそうに笑い合い、ちょっぴり特別な秘密を共有したような温かい気持ちになりました。
それから、すっかり仲良く肩を並べて、みんなが待つC二〇七号室の扉をトントンと叩くのでした。
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