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新宿ダンジョン攻略隊!

楓「まさか二日連続で新宿ダンジョンに来るなんて...」


『今回はパーティー補正があるから大丈夫だよ、スライムは倒さないから安心して。』


楓「え?本当?」


『その代わりにフェニックスを倒しに行きます!』


楓「やっぱ過酷だった!」


楓「名前からしてもう強敵じゃん!終わったじゃん!」


『大丈夫だって、ハメ技あるから』


楓「不死鳥に対するハメ技って何!?怖いんですけど!」


『ほら行くよー』


楓「今後が不安だ...」


ダンジョン内...


『さて、とりあえずは二十階層まではいかないとだね』


楓「そういえばさっき言ってたチーム補正って何?」


『チーム補正っていうのは、ダンジョンに入る際に入るチーム全体のステータスが『実質』平均になること、だから今の楓は十トントラックぐらいなら持ち上げられるよ』


楓「待って私人間やめてない!?」


『まぁ細かいことはいいじゃないか!』


楓「よくない!というか私がそうなるって今の零君どうなってるの!?」


『うーん、チーム補正とデバフなければ普通の家ぐらいなら持ち上げられるよ』


楓「…もう聞くのやめよう...」


『さてと、本当は各階層ごとにボスを倒さなきゃいけないんだけど...』


≪ブースト≫

≪インパクト≫


ドゴォン!!!


楓「だ、ダンジョンに穴が…」


『床ぶっ壊して降りようか!ちょうどこの真下がフェニックスの部屋だよ!』


楓「まさか...このまま落ちるわけじゃないよね...?」


『そのまさかだよ☆』


楓「いいぃぃいいやぁあああ!!!」




数秒後...


楓「落ちてる落ちてる!!死んじゃう!!」


『大丈夫!俺が衝撃吸収するから!』

楓「確かになぜか衝撃は来ないけど!怖いよ!」


『≪インパクト≫≪インパクト≫≪ブースト≫≪インパクト≫≪インパクト≫』


楓「なんか鳥がみえるんだけど!!」


『このまま突撃するよ!!!』


『≪インパクトッ!!≫』


ドォオン!!!


楓「す、砂埃で何も見えない!!」


『これは…よけられたかな』


フェニックス「…グルゥァアア!!!!」


『≪創造≫!≪範囲回復≫製作!』


(俺が3000時間かけて取得した≪創造≫強すぎて封印してたけどこっちも命がかかってるからな...)


≪範囲回復≫!


楓「なんで回復魔法かけてるの!?」


『フェニックスは倒しても復活する!けどその正体は膨大な回復力だ!』

『じゃぁこっちからも回復させて大量の回復魔力を与えれば...』


パァン!!!!


楓「いーやー!!なんか破裂した!!」


『「不死鳥」討伐完了!』


楓「一瞬で終わった...」


『さっ、報酬はっと』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


«報酬»


・C級魔石×1

・≪不死鳥≫の羽×3

・≪不死鳥≫の嘴×1

・ 日緋色の短剣×1

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『よしよし、いい感じだ。』


楓「いろいろドロップしたけどこれは何に使うの?」


『まず魔石だけど、こいつだけで原子力発電所10台ぐらいのエネルギーを持ってる。』


楓「それめっちゃ危険なんじゃないの!?」


『それがそうでもなくてね、このエネルギーってのは魔力なんだけど、その魔力を今は人間も持ってるから、魔力を持たない水とかにとってだけものすごいエネルギーの塊になるんだ。』


楓「うーん...わかるようなわからないような...」


『まぁ要するに、人間を雷だとして、魔力を電気だとすると、雷に電気を与えても別に雷が何か変化するわけじゃないだろう?それと同じだよ。』


楓「まぁ、なんとなくわかったかな...?」


『さて、そろそろ復活するかな。』


楓「え...?」


不死鳥「グルァァァァ!!!」


楓「いやぁあ!復活したぁあ!?」


『せっかくだしいろいろと実験してみようか!』

『楓!あいつにそこの石投げてみて!』


楓「えぇ!?...あぁもう!どうにでもなれ!!」


スパァン!!!


不死鳥「グギャァアア!!


楓「効いた!?」


『ふむ...楓もだいぶ強くなってるみたいだね!』


『≪アブソリュート・ゼロ≫!』


パキィン.........


楓「さむっ!なんかいきなりフェニックス凍ったんですけど!」


『あっごめん、≪炎弾≫』


楓「あ、あったかい......ってリラックスしちゃダメだって!なんでいきなり凍ったの!?」


『楓のレベルアップのためだよ、あいつの頭に石ぶつけてみて』


楓「なんか...うんもういいや☆えいっ!」


ドゴォン!


楓「あれっ、倒した?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


≪報酬≫

・C級魔石«炎» ×1

・≪不死鳥≫の羽×4

・≪不死鳥≫の嘴

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『お、炎魔石じゃん!ナイス!』


楓「あれ、何かいいのドロップした?」


『魔石の欄に≪炎≫って書いてるだろ?それ使えば炎系統の魔法が使えるんだ。』


楓「私でも?」


『楓でも。』


楓「どんな感じの魔法が使えるの?」


『そうだな...フェニックスの魔石なら確か...』


『たぶん≪炎の翼≫だね、三分間自由に飛ぶことができたはず。』


楓「へー...案外攻撃魔法じゃないんだね、」


『一応≪炎槍≫っていうやつもあるけど今の楓にやってもあったかいなぁぐらいにしか感じないと思うよ、』


楓「それは…私がおかしいのかその魔法が弱いのかどっちなんだ...」


『まぁ魔法が弱いかな、大体は≪獄炎≫とか使われてるし。』


楓「名前が物騒ね…」


『ま、とりあえず地上に出てみようか。』



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