【覚醒者】と「魔物」の出現
大地震から3時間後~
零達は避難所を探していたがどこも満員であった...
『余震もだいぶ収まったか...?』
楓「そうだね、あ、あの避難所のところに行ってみよう!」
スタッフA「すいません、ここも物資と場所が足りない状況で...」
『いえ、お忙しい中話を聞いてくださりありがとうございました、他をあたってみます、』
スタッフA「すいません...」
楓「やっぱりどこも満員だね…」
『うーん、そろそろ日も暮れるしどこか雨風をしのげるところがあればいいんだけど...』
「まって、何あれ…?」
『え?何かある...?...って』
グルァァァアアア!!!!!
『なんだ!?狼!?』
楓「しかも何匹もいるよ!」
零(なんだこれ...見た目が普通じゃない...鎧を着ている狼なんているわけがない...)
≪announce...≫
≪全世界の皆様にお知らせします...現時刻を持ちまして«挑戦者»の存在を確認いたしました。≫
≪ただいまより、«挑戦者»の覚醒と«ダンジョンカード»の配布を実行いたします...≫
≪それに伴い«魔物»の出現と«塔»のシステムが有効になります...≫
『なんだこれ!?なんか声が聞こえる...!?』
楓「私も…聞こえる」
(なんだこれ…スキルの使い方...?)
グルァァァァアア!!!!
『ッ!楓危ない!』
『インパクトッ!!!!!』
ドォオオン!!
楓「!?」
『なんだ...今の…絶対に自分じゃ出せない力だった...』
...グルゥウウ...
楓「あ...逃げてった...」
ーー数分後ーーーー近くのショッピングモールの中ーーーー
『なるほど...さっきのはスキルのせいか...』
楓「私もいろいろスキルがあるみたい...」
この数分でいくつか分かったことがある。
まずこの≪ダンジョンカード≫の出現。
『これはスマホみたいなものか...』
「操作方法はほとんどスマホと一緒ね、まぁ横型だけど。」
そして次に≪スキル≫について。
さっきの狼を倒した攻撃はこの≪スキル≫によるものらしい。
それん
≪スキル≫は≪ステータス≫の詳細欄で見れる。
そしてさっきの魔物について。
これはなぜか記憶として急にあらわれた知識。
楓「…魔物とは≪塔≫や≪ダンジョン≫により生み出された魔力をエネルギーとして動いている生物。
そのため、≪塔≫や≪ダンジョン≫を踏破すると一定範囲内の魔物は消滅する...らしいね」
『こんなファンタジーなことが現実で起こるなんて...』
楓「このショッピングモールもじきに食料もなくなるだろうから早めに生きていける手段を確立させないと...」
『それに関してだけど、アイテムショップってやつでいろいろ買えるみたいなんだけど...』
楓「でもこの通貨らしき≪ゴールド≫ってどうやって稼ぐんだろう...」
『それなんだけど...なんか俺持ってるんだよね、』
楓「ってことは魔物を倒すことでゴールドを得られる...?ちなみに今持ってるのはいくら?」
『2358Gってかいてあるが...これがどれくらいの価値なのか...』
楓「うーん...飲み物が130Gぐらいだから、1G=1円換算でいいのかな、大体は。」
『ふむ...兎にも角にもまずは情報収集からだな…明日になったらほかに人がいないか探してみよう...』
楓「そうだね、家具コーナーあるしそこで寝ようか、」
『そしたら楓はねてて、俺はさっきみたいに魔物が来ないか見張っておくよ。』
楓「うーん、零君一人もきついから交代交代にしよう、三時間ごとに交代しようか。」
『了解、お休み。』
楓「はーい、無理しないでねー」
そうして零達は一夜を明かしたのだった...




