第九十二話 不完全のこの先
天使がトップアイドルを目指すというとんでも設定です。
一応王道アイドル物になる予定です。
誤字・脱字、感想、レビュー諸々受け付けております。
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最終決勝戦の結果は無事エルシィたちThree Angelが1位になった。
ついで2位にクレッシェンド
そして、4位にブラックトライアルが入った。
前回から新しく入賞したのはブラックトライアルのみだった。
前回4位のコスモニウムが惜しくも6位で挑戦権は得られなかった。
結果発表後、Three Angelの楽屋にゆりと歌菜が来た。
「まずは1位優勝おめでとうございます」
入ってすぐにゆりが称賛を述べたが、その口振りはお祝いに来た感じではなかった。
「それよりも聞きたいことがありまして」
一応、伺いをたてるゆりと横でふんふんと頷いている歌菜。
「それは2番の盛り上がりのことでしょ?」
未来がわかっていると言わんばかりに答えた。
「ええ、今回はうまくはまったからいいものの、トップファイブ、ましてや、春風さん相手ではあんな小手先は通じませんわよ」
「絶対、のまれる」
珍しく歌菜がしゃべった。
「一応、そういった懸念も含めて今回実行したことは認めます」
優花も未来のフォローに入る
「でも、アレが最終的な形ではないんです」
「まだ、先がありますの?」
ゆりもそこまでは予測したいなかった。
というか、エルシィのチカラを正しく理解していないとこの先には気付けないだろう。
きっかけは昇の何気ない一言だった。
エルシィたちは暴走を初めはなんとか抑えようとしていた。
しかし、うまくいかずエルシィがただ単に暴走してしまうだけだった。
途方にくれていた3人に昇が
「3人とも同じテンションになれば、逆にうまくいくかもね」
昇にしてみれば、半分冗談みたいなつもりだった。
その言葉に3人はハッとなり、
「エルシィのテンションを無理やり抑えるんじゃなくて」
「私たちがエルシィさんも同じ状態まで持っていければ」
「いつもと同じように合わせれるかもしれませんね」
顔を見合せ、頷き合い
「現状じゃあ、最初からあのテンションには持っていけないわよ?」
「なら、最終決勝戦はタイミングを合わせてそこまでに持っていくようにすればいいじゃないでしょうか?」
「私はちゃんとそこまで抑えないといけませんね」
一気に話しは進み、最終決勝戦は2番のサビからエルシィに合わせるということになった。
その課程で、最終決勝戦は盛り上がり次第では不完全になってしまう恐れや未来や優花が合わし切れない可能性もあるため、その場合の対処や最悪のパターンも考慮し、本番の形に落ち着いたのだった。
その話をゆりと歌菜にし、それならと2人は納得した上で
「その最終形とやらがどんな形かわかりませんが、必ずやあのトップに勝ちなさいね」
「3人は私たちの代表」
激励をし、楽屋をあとにした。
激励を受け、より一層負けられないと3人は想いをつよくするのだった。
つづく




