第八十八話 3周年
天使がトップアイドルを目指すというとんでも設定です。
一応王道アイドル物になる予定です。
誤字・脱字、感想、レビュー諸々受け付けております。
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最後のユメノプロダクションの担当ライブ。
その日はちょうどエルシィがユメノプロダクションに入って3周年になる。
当然、昇はそれを狙っていたし、ゲストはエルシィに縁のあるメンバーを呼んだ。
先方たちは2つ返事で了承してもらえた。
3周年を記念すべく、告知も会場も奮発した。
これまでの利益が吹っ飛ぶほどに。
会場は日本一のドーム、3周年を大々的にアピールしゲストも匂わせた。
結果、目標の3.5万人を越え、5万人に迫るほどに集まった。
第一部はThree Angelの単独
第二部はゲストとのコラボ
第三部でエルシィのソロを少しできるようにしている
大地と元の2人の社長にも了承をもらっている。
第一部はいつもの流れで定番になりつつあった。
まだまだThree Angelとしては曲数が少ないので順番を変えるにも限度があるため、コラボの方で工夫を凝らしていた。
今回、第二部のゲストはクレッシェンドとブラックトライアルの2組。
「3の奇跡」のグループが再度揃った。
古参は大歓喜し、新規も伝説のグループが揃ったことに興奮を抑えられなかった。
当然この3組が仲良くコラボするわけもなく、おなじ曲を3グループがパフォーマンスし、観客の拍手の大きさで勝敗を決めるという流れになった。
半分お遊びなので最後はみんな勝利ということにはなっていたが、
「これまでの借りはしっかり返しますわ」
とゆりが言ってステージに向かった。
クレッシェンドのメンバーは「Rainbow Bridge」を本気で歌い出した。
ここがThree Angelのライブとかエキシビション的なものとか一切関係なく本気でパフォーマンスを行った。
結果、会場は大いに盛り上がった。
そして、残りの2組に火をつけた。
続くブラックトライアルの3人も前とは比べ物にならないレベルのパフォーマンスを見せた。
「Rainbow Bridge」の曲調はそのままでダンスをよりアクロバティックにして、圧巻のパフォーマンスを示したのだった。
ステージを降りたブラックトライアルの先にゆりが立っており、ゆりと歌菜は無言でハイタッチを交わした。
最後のThree Angelもこのままでは2組にライブを乗っ取られかねないので、最高のパフォーマンスを発揮せざるを得なかった。
3人はステージに上がる前にいつものルーティンをすることにした。
「ダンスでハッスル」
「歌ってハッピー」
「笑顔を振り撒く」
「「「私達、Three Angel」」」
そして、ステージに上がって行った。
つづく




