第八十六話 駆けつけ応援
天使がトップアイドルを目指すというとんでも設定です。
一応王道アイドル物になる予定です。
誤字・脱字、感想、レビュー諸々受け付けております。
ぜひよろしくお願いします!
第一ライブは未来が所属の春風プロダクションが担当した。
昇の企画したもの以外に秘策があるとのことでトップバッターをかって出たのだ。
春風プロダクション主催のため、物販のメインは未来のグッズが並んでいた。
エルシィと優花のグッズも当然あるが、うちわと缶バッチなど他の会場でも共通のものだった。
第一ライブのため、チケットの売上も好調であった。
春風プロダクションのホームページにライブに関してある内容が書いてあるのを、ライブの2週間前に昇は気がついた。
その内容は
「Three Angelの第一ライブのみにとある有名人が応援に来ることが確定しました!ご期待ください」
これがアップされてから第一ライブの売上がさらに上がった。
ライブ当日、順調にセットリストをこなしていき、残り2曲となったところで舞台袖のスタッフから少し待機の指示が出た。
3人はわからぬまま、MCで引き延ばした。
数分後、ライトが急に消え観客も動揺していたところに会場のスピーカーから
「私が応援に来たわよ!!ドヤー」
と聞こえたかと思うと、ステージの裏側が映り、そこには春風 愛菜が現れた。
そのまま駆け出して、ステージ上に現れた愛菜に観客は熱狂した。
親戚にツテで愛菜を呼び足したようだ。
後に愛菜本人曰く、
「びっくりさせるのが面白そう」
ということで二つ返事で答えたようだ。
Three Angelの3人は聞かされてないので唖然としていたが、そのまま、「Rainbow Bridge」が流れたため、そのまま歌い出した。
愛菜は今回はアレンジすることなく、3人に合わせながら合いの手を入れ盛り上げていた。
そして、ラストの「天使の遊び歌」も同じく合いの手を入れていた。
愛菜の特性上、合いの手でしか合わせられないがそこはトップファイブ、絶妙合いの手で十二分に盛り上げに成功していた。
こうして大成功のうちに第一ライブは終了したが、別の問題も発生していた。
3つのプロダクションの社長が集まり次のライブの打ち合わせをしていた。
大地はしてやったりだが、昇と元は頭を抱えていた。
次のライブも今回と同等レベルの応援が求められてしまう。
元には残念ながらそういうツテはなかった。
「全く、こういうことは予め言って欲しかったですよ」
昇は大地を責めた。
「いやーすまん、ダメ元だったんだが、愛菜が3人を気に入っていたおかげで乗り気になってなー」
ガハハと笑って誤魔化した。
「もう仕方ないので次を考えないと、私にはツテがないんですが、昇さんちょっといいですか?」
元は最終手段とばかりに昇に連絡の依頼をした。
「それしかないでしょうね、こちらから声をかけておきます。そうなると問題は最終のライブですね」
昇は悩みつつ、最終ライブの手段もアテはあった。
ただし、駆けつけてくれるかも、最終で盛り上がるかも未知数過ぎた。
動き出したからには止められないため、昇は元の依頼の連絡と最終ライブの応援の連絡をするために奔走するのだった。
つづく




