第七十八話 新しい仲間
天使がトップアイドルを目指すというとんでも設定です。
一応王道アイドル物になる予定です。
誤字・脱字、感想、レビュー諸々受け付けております。
ぜひよろしくお願いします!
ある日、ユメノプロダクションにアイドル志望の面接依頼があった。
電話の主は母親のようで、娘が応募したいとのことで代わりに電話したとのことだった。
面接の日、事務所の応接室に現れた人物に昇はエルシィと同じような面接をした。
後日
エルシィは事務所に呼ばれていた。
新しく事務所所属のアイドルが増えるとのことで、ワクワクしながらレッスン室に向かった。
レッスン室には新しい顔ぶれはなく、昇と縁だけがいた。
挨拶をして新人について聞いてみた。
「新しい子はもう少し後に来るように連絡してある、その前に縁に確認しておかないといけないことがあって」
「あの子のことよね?まぁ実力は保証するわ、私が小さい頃から少しずつ教えてたし。でも、聞きたいのはそこじゃないわよね?」
昇はエルシィに向かって
「面接の時にちょっと、いや、かなりエルシィを敵視してるようなことを言ってたんだ。だから、今日会ってもらって一緒にやっていけるのか確認したい」
どうやら、エルシィを全日本アイドルコンテストやトップファイブへの挑戦で知り、なにやら敵視するようになったようだと聞いた。
「私はできたら仲良くやっていきたいです。初めての後輩ですし」
そうこうしている内に、レッスン室の扉が開いた。
件の相手が着いたようだ。
その人物はエルシィに向かって来た。
見た目は子どもようだがれっきとした20歳。
茶髪のツインテールをなびかせながら、エルシィの前に立つと
「あんたがエルシィね、私は里田 桃子!あんたを超えるアイドルになるわ」
突然のことでエルシィもポカンとしていた。
「ちょっと聞いてるの?そんなんだからトップファイブへ挑戦したときも、歌の音程ズレてるのよ、でも、その時は高音の伸びは良かったわね」
その後も、桃子はあの時のあれは悪かった。でも、その時はこれは良かった。
というのを続けた。
昇は最初はエルシィを敵視しているとおもったが、どうやら聞いていると違うようだった。
ある言葉が昇の頭によぎった。
「ツンデレ」
思わず、昇は口に出してしまった。
桃子は顔を真っ赤にて膨れてしまった。
とりあえず、縁と2人でなだめて機嫌を直してもらい、2、3曲披露してもらうことになった。
桃子が少し離れたところに立ち、スーッと息を吸った瞬間から少し空気が変わった。
桃子はエルシィの持ち歌を3曲ほど披露した。
歌い方こそエルシィとは違うものの逆にそれが桃子らしさに感じられ、自分の曲のように披露してみせた。
昇は面接の時に軽く聞いていたが改めて聞くとやはりすごい才能を秘めているようだった。
後で縁に話を聞くと元々学校では歌の申し子と称されるほどの腕前であったとのこと。
才能は感じた。エルシィに憧れてのも関係性は悪くない。
その上で昇は問題に思っていた。
この2人を同じグループにしていいのかと。
そして、解決のために動くことにしたのだった。
つづく




