第七十三話 VS3等星 スターフラワー
天使がトップアイドルを目指すというとんでも設定です。
一応王道アイドル物になる予定です。
誤字・脱字、感想、レビュー諸々受け付けております。
ぜひよろしくお願いします!
トップファイブ3戦目。
ついにThree Angelと3等星スターフラワーと対決。
スターフラワーは昇の従兄妹の夢野さくらと友川すみれの2人のユニット。
トップファイブの中で最年少の2人は将来性を含めると次期1等星と言われている。
Three Angelからのパフォーマンスが始まる。
全日本コンテストから2週間、やれることはやったと思ってもまだ不安が拭えない。
前2組のトップファイブも自分たちの遥か高みにいるように感じていた。
しかし、逃げずに立ち向かう。
今は負けてもいい、悔いのないように全力を尽くす。
再度3人はそれを誓うように、そして、いつものように3人は円陣を組み、
「ダンスでハッスル」
「歌ってハッピー」
「笑顔を振り撒く」
「「「私達、Three Angel」」」
元気よくステージに飛び出した。
曲はThree Angelの代表曲になっている「Rainbow Bridge」を選んだ。
今回はバラード調で入り、少しずつテンポを上げ、ポップスへ変化させるように練習していった。
入りで一旦会場の気持ちを落ち着けてからボルテージを上げさせることで、盛り上がるようにしたのだった。
練習の成果は充分に発揮できていた。
3人それぞれの持ち味を生かし、今できる最大限のチカラを出し切っていた。
会場の雰囲気やクレッシェンドやコスモニウムのパフォーマンスを見て触発されたのもあった。
パフォーマンスを終え、3人は脱力していた。
ステージ脇でへたり込むほどに。
その横をスターフラワーが通る。
さくらが3人に声を掛けた。
「この前見た時によりもずっとよかったよー、正直ここまでやるとは思わなかったー」
ニコニコと褒め称えた。
そして、スッと真剣な顔つきになり、
「その上で、トップファイブの実力を見せてあげる」
颯爽とさくらとすみれはステージに上がっていった。
2人がステージに上がるとしんっとなる会場。
時間にして数十秒だが、何十分にも感じられた。
ダン!ダッダッダン!
2人は足で音出し、曲がスタートする。
最も得意とする曲「星よ、舞い上がれ」
スターフラワーのライブでは必ずトリにくるほどの人気曲である。
一瞬にして会場が1つになり、手拍子でリズムを、合いの手で盛り上げをしていった。
それはトップファイブの実力を、経験を、貫禄をThree Angelらに見せつけるように披露されたのだった。
エルシィ達は悔しいながらも聞き惚れて、いつか自分達もそのレベルへ行きたいと思わせるパフォーマンスだった。
当然ながら結果はスターフラワーの勝利となったが、エルシィ達に絶望の色はなかった。
つづく




