第七十二話 VS4等星 トライデントアロー
天使がトップアイドルを目指すというとんでも設定です。
一応王道アイドル物になる予定です。
誤字・脱字、感想、レビュー諸々受け付けております。
ぜひよろしくお願いします!
トップファイブ戦の2戦目
コンテスト4位のコスモニウムの相手はトライデントアロー
コスモニウムは月島、星川、日野と宇宙に関係する名字から命名された王道の実力派グループであった。
全員が歌もダンスもこなしチームワークも高い、秀でた特徴なないものの総合力がかなり高いグループだった。
一方トライデントアローはThree Angelのように異なる事務所のアイドルで構成された3人グループで、1番最近つまり2回前で交代したグループになる。
こちらもずば抜けた特徴がなく、別事務所ながらチームワークの高いグループで、個々の技能が洗練されている。
この対戦はより高い総合力を持つグループに軍配が上がることになる。
挑戦者、コスモニウムからのパフォーマンス
コンテストと同じ曲ながらより練度を上げ、クレッシェンドと同じくかなりの成長を見せる結果となった。
ミスもなく、会場の一体感もあり素晴らしいパフォーマンスを見せた。
そして、トライデントアローのパフォーマンス
その前にアナウンスで注意が流れた。
「これよりトライデントアローのパフォーマンスですが、挑戦者のコスモニウムの事務所より許可をいただいたため、同一の曲でのパフォーマンスとなります」
会場が騒然とした。
トライデントアローも当然多数の持ち歌もあり、代名詞と言われるほどの人気の曲もある。
しかし、相手の曲をあえて使いパフォーマンスを行うという。
コスモニウムの方が練習時間も積み重ねも上。
それでも勝つという自信の表れなのか心を折りにきているのか。
再度アナウンスが流れ、
「これよりパフォーマンスを始めます、お静かにお願いします」
しーんとなったステージにトライデントアローが現れた。
先程と同じイントロが流れ出した。
まったく同じ曲、同じリズム、同じダンス、同じ歌。
トライデントアローなりに変えて来るのかもと予想した観客もいた。
しかし、まったく同じ。
唯一違うのはその技能、コスモニウムがさらに練習すればこうなるのかもと思わせるようなパフォーマンス。
圧倒的な実力差を見せつけた。
ステージ横で崩れ落ちるコスモニウム。
トライデントアローの真の凄さはその基礎力。
3人が別々の事務所なため個人練習が多く、本番前の数日で合わせることが多かった彼女らはどんなパフォーマンスにも対応出来るように徹底的に基礎を磨き続けた。
グループとして成立してからずっと。
その基礎力からすべてのダンス、歌を自分のものに出来るまでになっていた。
トライデントアローのメンバーは後に
「自分と同じで総合力の高い彼女達の道標になれればと思い同じ曲にした。今回は心が折れてもここまで来てほしいと願っています」
と語った。
点数を見るまでもなくトライデントアローの勝利だった。
しばらくして、トライデントアローの妹分としてコスモニウムは成長し能力を開花させていく。
いつかトライデントアローを超えることを目標して。
つづく




