第六十七話 全国大会前編
天使がトップアイドルを目指すというとんでも設定です。
一応王道アイドル物になる予定です。
誤字・脱字、感想、レビュー諸々受け付けております。
ぜひよろしくお願いします!
地方大会8箇所と敗者復活の各10名ずつの計90による全国大会が始まった。
全国大会はそれぞれの大会から1名と敗者復活から1名の9名を1組とし、その組から1位を決める。
そして、1位の中からさらに上位5グループにトップファイブへの挑戦権が与えられる。
組分けはランダムとして確定後に発表される。
地方大会終了の翌週、ついに、組分けが発表される。
クレッシェンドとは同じ地方大会なので前半で1位にならなければ会うことすらなくなってしまう。
発表されたグループは
クレッシェンドはC組。
Three AngelはG組。
調べたところ、どちらの組も地方大会1位はいないようだった。
しかし、実力はほぼ同格クラスが集まるため、1つのミスが命取りになってしまう。
発表の翌日、クレッシェンドとThree Angelは合同練習をしていた。
お互いに忖度なく、意見を出し合った。
「やれることはやれたはずですわ、お互いベストを尽くして後半戦で会えるのを願ってますわ」
「望むところよ、負けないんだからね」
いつものように、しかし、お互いを認めながら未来とゆりは言い合った。
無事に後半戦で会おうという誓いを立てたのだった。
全国大会、前半戦当日
G組の会場にてThree Angelは控え室で待機していた。
コンコン、ガチャ
「昇にぃ、ヤッホー」
未来達と同じか少し年下ぐらいの女の子が控え室に入ってきた。
「さくら!なにしに来たんだ?」
昇の顔見知りのようで、すぐに反応した。
「昇さん、こちらの方はどなたです?」
エルシィは女の子を見ながら聞いた。
「あぁすまない、こっちは夢野さくらと言って僕の従兄妹になる、そして」
「昇にぃ!それはないしょ!」
さくらは言葉を制した。
「はじめまして、夢野さくらです、Three Angelのみなさんよろしくお願いします」
そう言って深々とお辞儀をした。
それに釣られてエルシィ達もお辞儀を返した。
「今日は激励に来たんですよー、頑張って下さいね」
「あ、ありがとう。夢野、さくら。聞いたことがあるような?」
未来がなにか思い出しそうになっていたが、
「そんなことより、本番大丈夫そうですか?」
さくらは慌てた様子で話題を変えた。
「やれることはやったのであとは本番次第、ですね」
優花は今までの経験もあって落ち着いて答えた。
「それはなによりです、近々また会えるのを楽しみにしてますね、じゃ失礼します」
そう言って、さくらは控え室を出て行った。
「本番前にバタバタさせてすまない。あれでさくらは応援してるんだ」
昇は頭を下げた。
「昇さん、大丈夫です、逆にリラックスできましたし」
「そうよ、今さらあれくらいで同様なんてしないわ」
「応援してもらえて、益々やる気がでました」
3人は頭を上げさせた。
「じゃあ、言ってきますね」
3人は円陣を組み、
「ダンスでハッスル」
「歌ってハッピー」
「笑顔を振り撒く」
「「「私達、Three Angel」」」
いつものをして元気よく控え室を出て行った。
応援された効果か不明だが、ここ最近では1番のパフォーマンスを発揮し無事1位を獲得し後半戦出場を決めたのだった。
一方クレッシェンドもギリギリの点差ながら1位になり、両グループともに後半戦で戦う誓いを叶えることができたのだった。
つづく




