第六十二話 ファンクラブ活動
天使がトップアイドルを目指すというとんでも設定です。
一応王道アイドル物になる予定です。
誤字・脱字、感想、レビュー諸々受け付けております。
ぜひよろしくお願いします!
月夜エルシィファンクラブ会員ナンバー00001
獅童 祐奈のちのエルシィ親衛隊隊長
エルシィのファンクラブはアイドルとしてはかなり珍しく新人時代から出来た。
それは、祐奈が強く願い昇が叶えた結果と言える。
事実、祐奈以降の会員はエルシィがある程度のコンテストで優勝してからの入会であった。
初期のファンクラブはエルシィの応援というよりは昇によるエルシィの活動報告が主で、それに祐奈が答えると言った形が多かった。
それでも祐奈は幸せだった。
推しと繋がれている。
ただそのことを確認できるだけで。
メッセージを送れば返信がある。
ほとんどが昇の返信だが、たまにエルシィ自身の言葉もあった。
それがとてつもなく幸せだった。
あとにできる会員のルールの1つが
1、推しに迷惑はかけない、ただ、繋がれることが幸せである
出会った時に迷惑をかけてしまった祐奈の自分への戒めでもあった。
エルシィが人気になるにつれ、ファンクラブの活動も活発になっていった。
公式からの発表に加え、ファンアートや自作グッズの交換会、ファンクラブの交流会
様々だったが、会員たちはこのルールを決して破ることはなかった。
ある日のソロコンサートにアンチが現れた。
その時もファンクラブは一丸となり、暴動などもなく対処された。
対処といってもなにかしたわけではなく、アンチの罵声を応援の声でかき消し、姿をファンの壁で隠したのだった。
アンチはそれをネットに拡散して妨害されたとしたが、自分たちの罵声も入っており、逆に自分たちが炎上し、ファンクラブの意識の高さを広める結果となった。
ファンクラブの存在はエルシィを陰で支える存在へのなっていくのだった。
昇は父の言葉
「ファンはアイドルを育て、アイドルもファンを育てる」
これをしみじみと感じるであった。
つづく




