第六十一話 成果発表
天使がトップアイドルを目指すというとんでも設定です。
一応王道アイドル物になる予定です。
誤字・脱字、感想、レビュー諸々受け付けております。
ぜひよろしくお願いします!
祐希の特訓後、エルシィの特訓終了テストとお披露目を兼ねた成果発表が行われた。
参加者は昇や祐希を含めた幼馴染組のトレーナーと時定親子、須藤、それとお世話になった藤堂が呼ばれた。
一応、ファン代表で祐奈も呼ばれたが、ファンはそういうことには関わらないと辞退していた。
ステージを借りても良かったが、身内のみの発表ということで、事務所のレッスン室で行われることになった。
全員、レッスン等でエルシィが伸びてきていたのはわかっていたが、本番のような形を取った時にどの程度なのかは把握しきれていなかった。
つまり、全員がエルシィの成長を初体験することになる
曲目はいつもの4曲、インターバル1分程度のほぼ通しとなる。
今回の特訓の目的は主に体力アップのため、このスタイルがわかりやすいのではということになった。
結果からいうと、その場にいた全員がエルシィの成長に驚愕した。
声の伸びがよくなり、多少体力がついた程度だと思っていた。教えた祐希自身もその程度の認識だった。
ところが、声の伸びどころか、歌での表現力、ダンスパフォーマンス、果ては、4曲ぶっ通しでも余裕で歌い切る体力。
1段階、2段階のレベルではなく、劇的な向上だった。
天使としてももともとポテンシャルの高かったエルシィだが、人間界での体力がなかった。
つまり、体力さえつけばエルシィのポテンシャルを遺憾無く発揮できるようになっただけだった。
ただ、それが、人間の理解できるレベルを越えていたということだった。
みなが驚愕し、喜ぶ中でたった一人、昇だけが今後のことを危惧していた。
そのおかげで、エルシィの危機を事前に回避することになるのだが、それはまだ未来の話だった。
つづく




