第五十四話 イベント後の裏事情
天使がトップアイドルを目指すというとんでも設定です。
一応王道アイドル物になる予定です。
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イベントの物販も好評だった。
それぞれのグループのCD(Three Angelはそれぞれの個別)も目標数を大きく上回る数字だった。
これもメンバーのシャッフルが功を奏し、推しのグループ以外のCDも買っていくファンが多かったからだ。
イベント後の昇、遠藤、三星の3人が星影プロダクションの事務所に集まっていた。
今回の事後処理という名の利益分配だ。
どのプロダクションともに今回のイベントで黒字になった。
チケット販売は1万人を超え、物販もチケット販売数の30%程度の予想を大きく上回り50%に達したからだ。
利益の40%を星影プロダクション、30%をトリプルスタープロダクション、残り30%をユメノプロダクションと未来の春風プロダクションと優花の月城プロダクションで分けることになった。
主催の星影が多く取り、残りをクレッシェンドとThree Angelで均等という取り決めになっていたため、すんなり決まった。
昇としてはここからが本題であった。
「相談なんですが、シャッフルの映像をそれぞれの公式ホームページで流しませんか?」
2人は少し思案していたが、
「なるほどな、それぞれのグループの歌の部分だけ出し、他は相互リンクにさせるということか」
三星は顎を擦りながら言った。
「なら、それぞれのもともとのCDのリンクも近くにあった方がいいわね」
遠藤も続けて言った。
やり手の2人だけあって、昇の意図をすぐに理解していた。
「他になにか案とかありますか?私の案は今、お二人に言われてしまったので」
と、昇は一応案はあったが2人をたてる意味も込めて聞いてみた。
「LIVEの映像の販売もしたほうがいいが、これは個々でやるよりどこかに集約しておいて売上のうち均等に分ける感じにすればよいのではないか?」
「そうね、それならなにか特典をつけた方がいいわね。例えばプロモーションカードをランダムに封入するとか?」
昇の想像通りの意見が出てきた。
が、おそらく他の2人も昇が予想しているのも見越しているだろう。
3人は決められたようにそれぞれの意見を出し合った。
最終的には以下に決まった。
1、シャッフルの映像はそれぞれのホームページでその事務所の歌のみ流し、他の歌はそれぞれ別の事務所へのリンクになるようにする
2、各事務所のCDはそれぞれのリンクにする
3、LIVE映像の販売は事務所ごとにあるがリンク自体はユメノプロダクションのホームページへ飛ばし、昇が一括管理する
4、LIVE映像の利益配分は、昇が30%、遠藤と三星は20%ずつ、春風と月城には15%ずつとなった(管理の手間賃で昇は少し多め)
5、春風、月城への交渉はThree Angelの管轄とし、昇が対応する
6、LIVE映像の特典はいずれかのグループのLIVEへの優先参加券
7、以後の似たイベントを行う場合、必ず現メンツ(6事務所)にも参加権が発生する
昇はこれでCDの抱き合わせ販売も出来ると考えていた。
昇は管理を少し甘く考えていたため、大失態を起こすことになるのだった。
つづく




