第三十七話 それぞれの道
天使がトップアイドルを目指すというとんでも設定です。
一応王道アイドル物になる予定です。
誤字・脱字、感想、レビュー諸々受け付けております。
ぜひよろしくお願いします!
決勝戦が終わった後3人はひとまず事務所に帰ってきた。
昇は気を利かせて3人だけにしていた。
「今日の反省会をしたいのだけど」
そう切り出したのは未来だった。
それを神妙な面持ちで優花が見ていた。
「今日は残念でした、あと少しだった思うんですけどね」
エルシィだけが残念がるも少し満足した様子てあった。
「ブラックトライアルの時は3人で決めてあの形になったからまだいいわ。問題はクレッシェンドの時よ」
未来の言葉にエルシィは不思議そうな顔をしていた。
「3人で決めた最後と違う形になりましたよね?それにエルシィさんはダンスしてなかったですし」
優花も未来の言葉に繋げるように言った。
「あー、すみません。あの時はなんか舞い上がってしまって。でも、自分の中でけっこういい感じに歌えたと思うんですよ」
エルシィはまだ少し興奮した様子で2人にそう言った。
それを聞いた未来がついに
「あー!もう!違うの!たしかに歌自体は良かった、でも、それはエルシィだけじゃない。私たち2人はそうじゃなかった。エルシィに引っ張られて出来ただけで、実力じゃなかったのよ!」
怒声とも悲鳴ともとれるようにまくし立てた。
「私も同じ気持ちなんです。あの時、私は私じゃなかった。私の意思で歌えてなかったんです」
優花も続いた。
しばらくの沈黙
エルシィは自分だけが、あのステージで充足感を感じていたのだと思い知らされた。
「ごめん。エルシィが悪いわけじゃないの。私がまだまだ未熟だったのが悔しいの。エルシィに引っ張ってもらわないとクレッシェンドといい勝負ができなかったことがどうしようもなく悔しいの」
またしても沈黙を破ったのは未来だった。
「私も今のままじゃだめだと思いました。もっと実力をつけないとエルシィさんに負担かけちゃいます」
優花も下を向きながら言った。
「しばらく、別々になりましょう。エルシィに負けないぐらいの実力をつけて帰って来るから」
「私もお二人負けないように、支えられるように頑張ってきます」
「お二人がそういうのなら引き止めはしません。でも、私も帰って来る頃にはぐーんと成長して3人でまたThree Angelをやりたいです!」
3人はそれぞれ別々になることを決意し、今度揃う時は誰にも負けないぐらいになることを約束した。
「未来さん、優花さんありがとうございました。最後にあれをして笑顔で別れましょう」
未来も優花も同じ考えだったのか頷いて
「ダンスでハッスル」
「歌ってハッピー」
「笑顔を振り撒く」
「「「私達、Three Angel!」」」
Three Angelはこの日一度解散という形になった
つづく




