第三十三話 コンテストスタート
天使がトップアイドルを目指すというとんでも設定です。
一応王道アイドル物になる予定です。
誤字・脱字、感想、レビュー諸々受け付けております。
ぜひよろしくお願いします!
Cグループの予選参加は10組で、順番に1曲ずつ披露し、点数の一番高いグループが決勝トーナメントに進めることになる。
歌う順番は事前に決められており、審査員より呼ばれた順番となるため、出場者たちはいつ歌うのかもわからない状態だった。
まず、一組目のグループが呼ばれ、それ以外は控室にて待機となった。
順番になるとスタッフが呼び来て、即ステージに上がることになる。
40分ほど経ってから、Three Angelの控室にスタッフがきた
「Three Angelさん、出番なので移動お願いします」
3人は気合を入れるとステージに向かった。
時間的に5番目ぐらいなので、一番いいタイミングだったのかもしれないと3人は感じていた。
ステージに立ち、曲が流れ出した。
曲は「天使の遊び歌」だった。
いつもは曲の頭は3人が揃えて歌い出すところを今日はエルシィのソロから始まった。
エルシィの人を惹きつける歌声がステージに響いた。
藤堂のところでのステージ以来の本気の歌声であった。
いつもは3人で合わせることやダンスにも意識を割いているため、この歌声ほどではなかった。
未来の作戦はエルシィに歌に集中させ、歌に全力をかけさせることだった。
他の2人はエルシィに合わせて、コーラスやダンスをしていった。
今回はエルシィメインのステージにすることで、カリスマ力をクリアしようとの作戦だった。
エルシィはその作戦を聞いた時に自分が目立っていいのかという思いと共に精一杯歌いたいと思っていた。
ここにきてエルシィはアイドルとしてのみんなに自分の歌を聞いてほしいと強く願った。
そして、ステージ
エルシィは全力で今までのすべてを出し切るように歌った。
その歌は力強く、しかし優しく包みこまれるように感じ、聞いたものを惹きつけていった
その姿はまさに天使が舞うようにヒラリヒラリと軽やかなステップだった。
未来と優花もそれに感化され、いつもとは違ったステージとなった。
そのステージをみたあるものは感動のため涙し別のものはずっと賞賛の拍手を送っていたと噂になるほどであった。
ステージの終わった3人は疲れ果てていた。
3人共に全力を出し切っていた。
「とりあえず、満足できるステージだったわね」
と未来は椅子の背もたれに体を預けながら言った。
「そうですね、今日はさすがにもうムリです」
優花も机に突っ伏していた。
「でも、すごく気持ち良かったですね」
エルシィは満足気に言った。
3人は心地よい疲労感を堪能していた。
その頃、グループA
クレッシェンドのステージはThree Angelとは違ったものであった。
圧倒的なパフォーマンス力にて注目を集めていた。
グループD
ブラックトライアルのステージは誰も感想が言えない状態であった。
歌、ダンスともに素晴らしいはずなのになぜか暗いものを感じさせていた。
明日、その3グループが決勝にて激突することになる
つづく




