第三十二話 コンテスト序盤
天使がトップアイドルを目指すというとんでも設定です。
一応王道アイドル物になる予定です。
誤字・脱字、感想、レビュー諸々受け付けております。
ぜひよろしくお願いします!
年が明けて、正月の気分も抜け始めたころ、全日本アイドルコンテストの地方大会の日がきた。
Three Angelの3人は昇に連れられて会場にきた。
前回のコンテストとは会場も規模も遥かに大きいもので、3人は少し圧倒されていた。
そこにマイクロバスに乗ったクレッシェンドとワゴン車に乗ったブラックトライアルがそれぞれ到着した。
3組は向かい合い、無言の牽制を行っていた。沈黙を破ったのは五条ゆりだった。
「お久しぶりですわねー、残念ですけど今回はウチが勝ちますので、恥をかかないうちにお帰りになっては?」
「関係ないし、興味もない。私らは私らにできることをするだけよ」
と、ブラックトライアルの落合は答えた。
そして、後ろの2人と連れ立ってさっさと控室に行ってしまった。
「まぁいいでしょう、優勝するのは私達クレッシェンドなんですから、では失礼」
そう言ってクレッシェンドの3人も控室へ向かっていった。
「結局あれは宣戦布告ってことでいいのかしら?」
残された3人はしばし放心し、我に返ったあと、慌てて控室へ移動したのだった。
今回の大会はA〜Fのグループに分けられそれぞれのグループのトップが決勝トーナメントへと進み、勝ち抜いた1グループが優勝となる
Three AngelはCグループ
クレッシェンドはAグループ
ブラックトライアルはDグループだった。
つまり、決勝トーナメントに進まないと直接対決はできないということだった
1グループは10組ずつ分けられており、それぞれ審査方法は違うというのもこのコンテストの特徴だった。
今回、Aグループは総合力、Bグループは歌唱力といったように重視される項目があり、当日その場で発表されるため、運も勝ち抜くためには必要であった。
そして、Cグループの重要項目は「カリスマ力」と発表された。
Three Angelの控室にて
「結局、カリスマ力ってなにを見せればいいのよ?」
発表を聞いて、未来はため息混じりに呟いた。
「まぁ、普通に考えると魅力とか人を惹きつける力ってことでしょうか?」
優花も答える。
「ある意味一番難しいのかもしれないわねー」
「そうかもしれませんね」
と言ってたが、はっと2人は同時にエルシィを見た
「な、何でしょうか?」
エルシィも2人に急に見られて少したじろいだ。
「今回はエルシィに頑張ってもらいましょ」
「そうですね、私もそれがいいと思います」
2人はそれぞれ勝手納得していた。
1人置いてけぼりのエルシィはキョトンとしていた。
「今回の予選、エルシィがキーになるからね」
ビシっとエルシィに未来は言い放つと作戦会議は始めるのだった。
つづく




