第三十一話 クリスマスの願い
天使がトップアイドルを目指すというとんでも設定です。
一応王道アイドル物になる予定です。
誤字・脱字、感想、レビュー諸々受け付けております。
ぜひよろしくお願いします!
希美のトレーニングも加わり、しばらく時が流れ、世間はクリスマス。
3人は今日ぐらいはということで午後からは急遽休みになった。
そして、今日は自主練禁止になったため、なんとなく3人で待ちに出掛けることにした。
駅前に出ると夕暮れ前にも関わらず、カップルやファミリー、仕事中と思われる会社員でごった返していた。
3人は想像以上の人混みに圧倒されながら、カフェで時間を潰すために移動した。
どこも混雑しており、いろいろ探し回ってなんとかカフェに入ることができた。
それぞれカフェラテやジュースなどを頼んで、一息つき、未来が話し出した。
「さて、練習できないから、今後について話し合いましょうか」
「まずは、年明けのコンテストで打倒クレッシェンドとブラックトライアルですね」
と優花が答えた。
「そうね、そのための今だからね、それと今後の目標も決めたいのよ」
未来はさらに続けて
「来年の春にデビュー3年未満のアイドルの全日本コンテストがあるのは知ってるわよね?そこを目標にしたいのよ」
「つまり、それに出ることを目標にってことですか?」
エルシィは疑問を投げかけた。
「まさか!もちろん目指すは優勝!優花はどう?」
急に振られて優花はわたわたしつつも
「わ、私もやるなら、優勝目指したい。たくさんの人にもっと聞いてもらいたい」
そう言ったところで、
「失礼します。アイスカフェラテのお客様は?」
「ひゃい、私です」
と優花は恥ずかしそうに下を向いた。
しかし、店員は顔色ひとつ変えず、
「オレンジジュースのお客様」
「あっ私です」
エルシィは手を挙げて答えた。
「こちらアイスミルクティーです」
最後に未来の前に置き、お辞儀をして立ち去った。
それぞれの飲み物に口をつけて、エルシィが
「私も優勝したいです。前よりももっともっとやりたいって思いが強いです」
「それなら、決まりね。そこで、相談なんだけどこのあと、駅前の大きな木がイルミネーションされてるの知ってる?その木に強くお願いすると成功するってジンクスあるのよ。行ってみない?」
「そんなのあるんですねー?行ってみますか?」
とエルシィは優花に聞いた。
「私は構いませんよ。時間的にももう少し湯っして行けばちょうどライトアップされるでしょうし、今日はそこにいきましょうか」
優花の同意も得られたと未来は満足そうだった。
しばらくして、日も暮れてから3人は店を出て駅前の大きな木の前に来た。
周りには同じようにお願いに来たカップルやらファミリーが大勢いた。
3人はちょうど空いたスペースに並びそれぞれが願い事をした。
(((どうか日本一になれますように!)))
3人はまったく同じお願いをしていた。
日本一になるために努力することを誓ったのだった。
つづく




