第二十五話 それぞれの休暇(エルシィ編)
天使がトップアイドルを目指すというとんでも設定です。
一応王道アイドル物になる予定です。
誤字・脱字、感想、レビュー諸々受け付けております。
ぜひよろしくお願いします!
「よし、今日練習は終わり、急だが明日は休みにする。クリスマスだからな」
24日の夕方に麗はそう言って練習を切り上げた。
いつもならもう少し練習するが早めに終わった。
いろいろと用事があるらしいが、なぜかそれを聞くと絶対ダメな気がしてだれも聞けなかった。
「急に休みになったわねー」
「そうですね、友達とかも予定入ってるから遊びにもいけないですし」
「私も一日休みは初めてです」
とそれぞれどうするか話始めた。
結果、
エルシィは一日街の散策
未来は買い物
優花は自宅の掃除
ということが決まった。
12月25日
エルシィは朝から出かけていた。
花がらのワンピースに小さなポシェットをかけ、ポシェットの中には昇からもらったお小遣いが入っていた。
まずはよく行く近くの公園へ向かった。
いつもはご老人たちや小さな子供たちがいるのに今日いつもより少なく感じた。
公園から駅の方へ向かってみた。
駅の方に近づくにつれ、若いカップルや家族連れが見られ、クリスマスといった雰囲気を出していた。
エルシィは駅前の噴水の縁に腰掛けて行き交う人たちを眺めていた。
みんな笑顔で幸せそうな顔をしていた。
スーツ姿の人が慌てた様子で通り過ぎたりしたが、概ね幸せそうだった。
エルシィは駅前のクレープ屋でいちごクレープを買い、幸せそうな人たちを見ながら食べた。
しばらくして、街の丘になってる方へ向かった。
丘を少し上がり、高いところから見下ろすと、街を一望出来た。
「この街にたくさんの人たちがいて、楽しんだり喜んだり悲しんだりしてるですねー」
エルシィは1人呟いた。
「コンテストで私はちゃんと出来てたんでしょうか?いろんな人を笑顔に出来たんでしょうか?」
コンテストでは同率1位ではあったもののクレッシェンドやブラックトライアルに比べると技術的なところは及んでいないと感じていた。
「うん、やっぱりダメですよね。私の目標はたくさんの人を笑顔にすることなんですから」
エルシィはよしと気合を入れて丘を降り、ある場所に向かって歩き出した。
冬の穏やかな陽射しを受けながら足取り軽く向かったのだった。
つづく




