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天使、アイドル活動始めました!ウチのアイドルは本物の天使!  作者: 鬼乃バナナ


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第十五話 ユニット名は?

3人が出会った翌日からユメノプロダクションの練習場に集まって、縁と麗の指導を受けていた。

3人とも新人アイドルとしては高いレベルであった。

特徴でいうと、

未来はダンスのレベルが特に高いが、歌唱の特に表現に関して本人のサバサバした性格のせいか甘いところがあった。

逆に優花は歌唱のレベルはかなりの才能があるが、ダンスは引っ込み思案な性格なため、思い切った動きに振り切れないでいた。

エルシィはちょうど2人の中間といったところだった。


コンテストまで残り5日程度、それまでに最低限の合わせはしないといけなかったが、やはり昨日今日知り合ったもの同士ではなかなか合わせられなかった。

「あーもうどうしてよ、ここはこう動いたあとこうだってば」

何度目かの失敗でついに未来が優花に言った。

「そんな未来ちゃんみたいに動けないよ。それに未来ちゃんだってここの歌詞はもっと強弱ははっきりしないと不明瞭になっちゃうよ」

優花もさすがに言い返した。

2人の間でアワアワしていたエルシィだが、なにかひらめいたようにポンっと手を打って、

「ユニットの名前を決めましょう!」

と言い出した。

「はっ?」

「へっ?」

突拍子も無い発言に2人とも呆気に取られてしまった。


「いいんじゃない?決まってなかったし、気分転換もかねて今のうちに決めちゃって」

と麗が横から口を挟んだ。

「未来と仲間たち」

未来はすぐに言った。

「未来ちゃん、私達3人のユニットだからさすがにそれは」

すぐに優花は却下した。

「じゃあ、優花はなにかいい案あるの?」

「えーっと、うーん」

少し悩んだあと優花は

「歌友?」

と宣った。

優花は顔を真っ赤して

「今のなし」

すぐに取り下げた。


十数分、誰かが意見を出しても他の誰かが却下する状態が続きなかなかいい案は出て来なかった。

「ダメだー。もう、なんも出ない」

未来はギブアップ宣言をした。

「以外とこういうのって自分達でやると決まらないもんなんですねー」

優花も゙続いた。

「なんかこれだ!っていうのが出てこないわねー」

といいつつエルシィの方を見るとエルシィはなにか考え込んでいた。

「ちょっと聞きたいんですけど、おふたりはどうしてアイドルになろうと思ったんですか?」

エルシィは顔を上げると2人に聞いた。

「私はね、昔アイドルが出てたテレビを見てたのよ。そのアイドルがカワイイ感じなのにかっこいいダンスしてて、感動したのよ。で、こんな風にいろんな人を感動させたいって思ったのが始まりかな」

と、未来は語った。

続いて優花も

「私も昔、歌劇を見たんです。そこの主演の女優の人の歌に引き込まれて、あー、私もこういう風に自分を表現したいなーって」

「エルシィはどうなのよ」

と優花の話のあと未来はエルシィに話をふった。

「私もおふたりと同じでアイドルをみて、こんな風にみんな笑顔になってほしいなーって思ったんです」

一度区切って

「なので、3人とも見る人に感動や幸せを振りまく天使みたいに思ったんです。なので、3人の天使ってどうですか?」

「それはダサい、でも、考え方は好きよ」

「私も気に入りました、なので、そこからThree Angelってどうですか?」

「賛成!」

「はいです!」


ユニット名「Three Angel」に決定!


つづく

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