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天使、アイドル活動始めました!ウチのアイドルは本物の天使!  作者: 鬼乃バナナ


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第百一話 戸惑いと責任と

天使がトップアイドルを目指すというとんでも設定です。

一応王道アイドル物になる予定です。

誤字・脱字、感想、レビュー諸々受け付けております。

ぜひよろしくお願いします!

エルシィ達、Three Angelは一夜にしてアイドルのトップになることになった。

春風の急な引退や公にはされていないが指名での1等星の就任。


考えることやりたいこと、やらないといけないことが一気に押し寄せ、喜びよりも混乱状態に陥ってしまった。


昇もマスコミへの対応や各方面への挨拶回り、今後のスケジュールの立案等、てんやわんやしていた。

未来や優花の事務所も同様だった。

3人は事務所から外に出るとマスコミに捕まってしまうため、各自事務所でしばらく練習することになった。


エルシィは目標にしていた1等星に突然なり、今後のことなどなにも思い付かなかった。

ただ無心に歌を歌って平静を保っていた。

(そういえば、ミカエル様となにか約束していたような?なんだっけ?思い出さないものは大したことないって未来さんが言ってたから大したことないでしょう)


個人練習が1ヶ月ほど続いたが、さすがに周りも落ち着いてきて、3人は久々に集まった。

「ほんと、外も歩けないって言うほど大変だったわ」

深いため息をつきながら未来はぼやいていた。

「変装しないといろんな人に話しかけられたりしますもんね」

優花も疲れた様子だった。

「私はずっとここで練習してました」

「あんたはよくそれに耐えれるわね、尊敬するわ」

「私もさすがに缶詰は耐えれないです」

3人はこの1ヶ月何があったかを話し合った。


「さて、ある程度情報共有もできたし練習しましょうか」

そう言って練習を始めた。

最初はちょっとした違和感だった。

しかし、何回か曲を流すうちに違和感は確信への変わっていった。

「ちょっとストップ、1回休憩しましょう」

しばらく練習して未来がいつもより早めの休憩を取った。

「優花、ちょっと来て」

優花をエルシィから離れたところに連れていった。

「ねぇ、優花、気付いてる?」

「エルシィさんが以前より格段に上手くなってることですか?」

「やっぱりそう思う?ダンスはそんなにだけど歌に関してはコンテストの時より数段上手くなってるわよね?」

「さっき1ヶ月間歌しかしてないって言うのはそのまんまずっと歌の練習しかしてなかったってことみたいですね」

「なんとか追い付くわよ、わかった?」

「はい、頑張りましょう」

頷き合い、練習を再開した。

その日の練習は歌をメインに行い、2人はエルシィに追い付けるようにしていった。


その日の夜

(エルシィ、エルシィ、起きて下さい)

エルシィが目を開けるとそこは白い世界だった。

「ミカエル様、お久しぶりです」

エルシィは深々とお辞儀をした。

「久しぶりね、エルシィ、約束の答えの聞きに来ましたよ」

エルシィは初めなんのことか思い出せなかったが、ミカエルを見てると約束のことを思い出した。

「エルシィ、約束って」

後ろから声がして振り返ると昇がいた。

「昇さんにもきちんと説明しないといけないですからね、ここに来てもらいました」

「昇さん、えっとその」

エルシィが言い淀んでいるとミカエルが

「エルシィのアイドル活動はここで終わりになります」



つづく

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