大人に成りきれない心
歳をとる毎に
理想の自分から遠のいてゆく
あの頃の夢たちを
叶えてあげられなかったね
ごめん
身体だけ老けて行って
心がそれに追いつけない
周囲の子どもの方がよっぽど
夢に忠実で真っすぐに生きている
一時の夢を望んでも
知ってる人の訃報を見ると
一気に現実に引き戻される
いろいろ想うと胸がチクチクと
ハリセンボンのように尖っていく
何でもない時間に
こそっと独りで泣いてみたり
弱味はこういう場所でしか見せられない
本当の私を知ったら離れられてしまう
そう思うから
歳は放って置いたら
勝手に更新されていって
気が付けば大人に成っていた
たった一人では心がぐらついて
立っていることさえままならないよ
もうとっくに終わった子どもの頃の冒険
それでも諦めたくないと思う心は
本当にもろくて直ぐにぺちゃんこになって
つらい
もう一度あの日の冒険がしたい
それなのに踏み出す勇気がない
一歩引いている間に
ドンドンいろんな人と差がついて
自信が無くなっていって
今みたいに自分語りをして
心を紛らわす
大人だけど大人の成り方がわからないよ
周囲の人たちの笑い声が微笑ましい
それと同時に嫉妬もしちゃう
ホワイトデー
私の脳内が真っ白になっていく
このまま錆が付いて
廃棄品になるのかな
つらい
今は感傷の詩を綴らせて
元気になったら
君を想う詩だって書けるはずだから
いつか大人になれたらいいな
そんなことを夢に見ながら
今日をログアウトする
私や親に残された時間は
あとどれくらいだろうと
怯える心を秘めつつ




