学校に睡眠室を作ってくれ
先ほど、鶴舞麟太郎様の『「学校の授業に歴史はいらない!」「古典を消せ!」だと!? 俺にも言わせろ!「英語をなくせ!!」』というエッセイを拝見しました。
全く否定するつもりは無いのですが、興味のある分野でしたので、反論エッセイっぽいものを書かせていただきます。
少し…というかだいぶ論点がズレてきておりますので、実際には反論ではなく触発エッセイです。
もはや全く関係ないとも言えるかもしれません。
『学校の~~』は、「不必要な学校の科目を無くせ? ――いや、違うね。それは~~」という内容です。
それに対して筆者は、「中学校以上は、体育や道徳などの特殊科目を除いた普通科目を自由選択制にせよ」と申しあげます。
人間、誰しも自分が経験したことしかわかりません。
なので、思いきり主観的な意見を述べさせていただきます。
―――敢えてこの、現役学生である私が。
中学・高校でシャーペンの芯とノートを一つも新しく購入せずに卒業した筆者が!
ここからは若者らしく、個人的に言いたいことだけを暴慢に述べてまいります。
中学高校って、必ず授業で寝てるヤツいますよね。
「何やってんだ、先生の心象が下がるぞ」
「小テストどうすんだ」
「私も堂々と寝たい…」
「チッ、なんだアイツ。格好つけてんのか?」
「睡眠不足なのかな?」
...違います。
あまりにも授業に興味が無さすぎて、身体を直立させていることが不可能なだけです。
単純に腹筋・背筋が足りないのもあります。
(みんな、なんで起きてられるんだ?
嫌々でも授業内容が耳から入る・ノートをとれるとか、羨まし過ぎるんだが…)
薄目を開けてぼんやりと、窓の外に揺れる木々を眺めながら思います。
この若く大切な時期に、シンプルな箱のような学舎に週5日、7時間は縛りつけて、大人たちは一体何をさせたいのでしょうか。
...まぁ、やってほしい事はなんとなくわかっていますよ。
基礎的な知力・他者との協調性・努力する習慣を身につけてほしいのでしょう。
確かに、算数の計算や超基本的な国の歴史、漢字の読み書き、温度計メモリの読み取り方は重要です。あとはアルファベットの読み方と発音も。
霊長類の頂点種族らしく生きていくには必要です。
でも本当に大切な最低限の知識って、小学生の頃までには習得してますよね。
反抗心・自我が確立されていない時期までに、大体身についているはずです。
一度「無理。つまらな過ぎて勉強できない」となったら、中学生以上は…できません。
いくら、学ばせようと義務教育科目が用意されていても。
日本人として日本の歴史を深く知るべき、という意見には大賛成です。まさにその通り。だってここ日本だもん。
しかしそう思いつつも…授業中に覚醒していても、右耳から左耳にスキップしていく菅原道真を引き留めることは不可能です。
ちなみに筆者が道真公の名前をパッと出せるのは、日本史で学んだからではありません。
怨霊だからです。
どうして怨霊が学問の神様かなんて、知りません。
学校の普通の勉強が苦にならないならいいんですよ。
楽しく学んで、世に出て活躍してください。
そういう方が居ないと、高度な人間社会が回りません。
ですが、ど~~~しても、興味の無いことには全く手がつかない人種もいるんです。
学校って、そのような生徒への救済措置が余りにもゼロだと思いませんか?
机に突っ伏して寝るのって、キツいんですよ。
成長期に、一日合計何時間もあんな格好をしていると、骨格に悪影響が出ていること間違いありません。
だから、体育の授業はイキイキしていました。
今すぐに、いつでも利用可能な睡眠室と布団を用意してください。
でなければ、履修科目を選択制にしてください。
ガチで、未来のある生徒たちが鬱を発症します。
幸いにも私は、「悪い成績」や「親からの文句」に対して生まれつき高い耐性を備えていたようで、さらに友達や優しい先生方にも恵まれて、快適な「不真面目系スリーパー生徒」を6年間貫きました。
ですが何か一つでも違えば、不登校まっしぐらです。
「悠布、要領良いのになんで課題出さないの?」
「どうして勉強しないんですか? 八坂さん。やれば絶対にできるのに」
「授業中に寝るなど、教師に対して失礼だ」
やることが、出来ないんですよ。
誰が好き好んで、一夜漬けならぬ当朝漬けをやりたがると?
軽々しく言わないでください。
それ、誰が一番気にしていると思ってるんですか?
暗記学習に対する要領が良いのを自分でもわかっていて尚、それを自らの怠慢によって活用できない者の悔しさがわかりますか?
先生ごめんなさい。
私だって、目をキラキラと輝かせて黒板に向かい続けたいんです。
一度、意を決して先生に言いました。
「興味の無い科目の勉強をすることができないんです」
と。その答えは、
「みんな同じで頑張っているんですよ」
...はい、知ってます。もう二度と申しません。
完全に私が悪いです。
皆が嫌々ながらも頑張っていることが出来ないのは筆者ですから。
親からも莫大な学習費用をかけてもらって。
どこのどいつが、好きで、優しい大人たちの期待に応えようとしないと?
それもこれも全て、睡眠室・授業選択制を導入してくれれば、解決します。(やけっぱちの暴論です笑)
無駄になる時間を有益に使い、ストレスを溜めずに向いていることに没頭できます。
もちろん、理想論ですが。
もし本当に中学でコレが導入されたら、日本人の学力はどうなるでしょうね。
確実に、ティーンエージャー達が生き生きしてくるとは思いますけど。
...後半が、ただの愚痴の吐き出しになってしまいました。すみません。
……さぁ。
社会人の皆さま、また同輩である学生諸君。
存分に反論・共感・諭してください。お待ちしております。
「はーっはっは、まだまだ青いな、こんの社会知らずなヒヨッコがぁ!」でも構いませんよ~?
こういう話題、大好物ですから。
さらなる反論エッセイの登場も楽しみにしています。
睡眠室じゃなくて、「校内の好きな場所で過ごす権利」でもいいんですけどね…。
やっぱり授業サボって屋上にいると、多少の罪悪感は感じるものなんですよ。
鶴舞様。
「義務教育期間中は大人の責任として、ある程度幅広く教えておく必要がある」
本当、それなんですよね...そちらにも、全面的に同意します。
ままならないですねぇ……