浮気を無理くり、誤魔化す私の彼氏を許す事は私は絶対にない!
私と彼は、3年付き合っている。
彼は物凄く真面目で、浮気なんか絶対にしないような彼だと思い
私は彼と付き合った。
今まで私は、彼にずっと尽くしてきたし。
何でも彼が思う事はやってあげていたつもりだ!
彼が残業で遅くなって家に帰ってきた日も、私は一睡も寝ずに夜食
を作って彼の帰りをけなげに待っていた。
彼が39度の熱が出た時も私は、付きっきりで彼の看病をした。
“私は彼の理想の奥さんになるためにずっと頑張ってきた。”
・・・それなのに、彼は私を裏切る事をする!
その日、彼は朝帰りをして家に帰ってきた。
彼の言い分は? “残業で職場の近くの同僚の家に泊ってた”と
いうモノだった。
でも? 明らかにいつもと違う彼。
女性が使うような甘いシャンプーの匂いがほんのりと彼から香る。
それに、よそよそしい感じで私を少し避けているようにも見えた。
“何かおかしい!” 女の勘なのか?
私はその後、彼を追い詰めるような事を訊いた
『・・・本当に、職場の同僚の家に泊ったの?』
『えぇ!? どうして、そんなこと聞くんだよ!』
・・・彼は少し、逆ギレ気味で私にそう答える。
『シャンプーの匂いが女性が使いそうな匂いだったから。』
『・・・そ、そんな事ないだろう! 俺の同僚はオシャレだからそういう
おしゃれなシャンプー使うんだよ! それとも? 俺が“浮気でもして
帰ってきたとか思ってんのか!”』
『・・・私、そんな事一言も言ってないし! それに、凄い動揺してない?』
『ど、動揺なんかしてないよ、』
『・・・“私に隠れて浮気したんだ!”』
『えぇ!?』
『したんでしょ!』
『してないって! 俺が浮気なんかする訳ないだろう!』
『じゃあーなんで! そんなに動揺してんのよ。』
『だから! してないって!』
『物凄い汗かいてるじゃない!』
『・・・へ、部屋が熱いだけだろうが、』
『私は汗かいてないけど。』
『お前は冷え性だから、汗かかないんだよ。』
『・・・私は冷え性じゃないよ。』
『・・・えぇ!?』
『女性と間違ったの?』
『・・・い、いやあ、』
『浮気相手のその女性でしょ!』
『・・・ほ、本当に浮気はしてなんだ! 俺を信じてくれよ!』
『それが“本当の話ならね。”』
『・・・・・・』
・・・これ以上、彼は私に何も言わなかった。
言えば言うほど、嘘っぽくなるし言い訳になると彼も感じたのだろう。
でもこれで! “彼が浮気をした”という確信を私はもった。
こんなに私の前で動揺する彼を見たのは、3年間で初めて見たからだ。
彼と浮気した女性は、少しは私に似ていたのかな?
絶対に彼の浮気を許す気はないが、少し気になった。
私はこれからも、彼の浮気を追及していくつもりだ!
絶対に一度の浮気でも私は許さない!!!
最後までお読みいただきありがとうございます。