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ラフェンレ艦騎士学園に到着

「……といううわけで友鶴事件の後復原性についての再検討が行われ初春型等はトップヘビー防止のため武装などが減らされることになった」


第27惑星から出てちょうど10ヶ月後。精神世界で高雄や青葉の模型が宙を漂うなか俺はエーリアに旧日海軍の知識を教えていた。


「へぇそんなことがねこの世界で作るときにはいらなそうだけど」


「何を言っている。武装なんかをほとんど同じ配置、数で建造するつもりだから本物と同じようなメリット、デミリットを抱えることになるそれに俺は海に浮かべ……まぁ良いお嬢様そろそろ第11惑星に着くそろそろ起きたほうがいい」


壁に掛けられてい時計を見ると第11惑星の港に着く30分前になっている。


「確かにそうね……照本はあの体に戻るのね?」


「入学試験があるだろ当然だほらさっさと起きないと寝癖も直せないぞ」


エーリアの体をぐいぐい押しながらドアを開ける。


「わかってるわよじゃあっちで」


エーリアがドアをくぐりスクリーンに明るみが出てきたのを確認すると俺は精神系魔法を使った。


ブレーカーが落ちたように目の前が暗くなり浮遊感が生まれついで極彩色の色に染まった。


それが収まると目の前にエーリアのペッタンコな胸が……胸!?


「ちょ、お嬢様!」


「にゃに~」


口がうまく回っていないエーリアは俺を胸に抱いたままコロンとベットに寝転んだ。


ああダメだ寝ぼけてる。精神世界ではバッチリ起きてたはずなのに。


「とりあえず放してくれ!聞いてるか!?」


必死で呼び掛けるがエーリアは目を閉じかけている。


「ああもう!起きないお嬢様が悪いんだからな!警告はしたぞ!」


これ以上抱きしめられてはたまらないと俺は移動にも使っている雷魔法の最初級魔法『リトルスパーク』をエーリアに触れている部分からエーリアの体に放った。


「痛っ!」


静電気のような小さな放電だったが目覚ましには十分過ぎたようでエーリアは俺を投げ捨てるようにしながら飛び起きた。


「おっと」


そのままでは投げ出された勢いで窓にぶつかるので俺は雷魔法を使って勢いを殺し宙に浮かぶ。


「お目覚めですか、お嬢様」


はだけた胸元を腕で押さえ涙目になっているエーリアに言う。


「あなたレディの胸になにしたのよ!」


顔を真っ赤にしながらエーリアは俺を指差す。


「なにをしたもなにもお嬢様が寝ぼけて俺に抱きついてたんだよ。一応起きろとは言ったからな」


これ以上怒られないためにも俺は自分の正当性を伝える。


「……分かったわよ!今回のは私が悪いわ!着替えてくる!今度はこんな起こしかたしないでね!」


エーリアは反論したそうだったが自分が悪いことはよくわかっているのでむすっとしながら更衣室に入って行った。


「身だしなみは整えたか?」


「ええ、大丈夫だわ」


更衣室から出てきたエーリアは幸い機嫌を直してくれていて30分の間に必要なことを済ませ港に付いた。


「さて行きましょうか」


「ておい、トーラスからもらった剣を忘れているぞ」


トーラスからもらった2振りの剣を忘れていることに気付き俺は雷魔法を使って剣を浮かべるとエーリアの手に乗せた。


「忘れるところだったわ、ありがとう」


エーリアは俺に礼を言うと左右の剣帯に1振りずつ帯剣した。


「すぐに試験が始まる急ぐぞ」


□ □


ラフェンレ艦騎士学園の入学試験はネランザ王国唯一の艦騎士育成機関であるがゆえ入学するのはそこそこ難しいが試験内容は案外単純で学園側が用意した的を壊せれば合格である。


しかしその単純さとは裏腹にそもそも使い魔と言う外部演算装置がない人、持っていても中位魔法以上を使うことが出来なけは火力不足で落とされることからわかる通り的は尋常じゃないほど硬い。


つい先程も使い魔がいた入学希望者が傷1つつけられずにとぼとぼと出ていった。


「次、エーリア・シュペー」


試験官に呼ばれエーリアと俺は壁から10mほど離れた位置にたったが俺はエーリアの足が震えているのが見えた。


前の人が落とされたことで不安になってしまっているようだ。


「お嬢様、緊張しているようだが安心してくれ俺がついている。それにお嬢様も努力しただろ、それ信じてやれば良い無理だと思えば俺を頼れ全力でサポートする」


『うん、わかった悔いの残らないように全力でやるわ』


俺の励ましが効いたのか返事をした後のエーリアの足は震えていなかった。


「はぁーー」


エーリア大きく息を吐くと意識を研ぎ澄ませる。


俺もそれに合わせ本来の使い魔の役目である外部演算装置としてエーリアの使いたい魔法の演算を開始する。


兵器開発によって培われた演算能力は転生後はさらに上がり並みの使い魔をはるかに越える絶対的な演算能力と化していた。


様々な魔方陣が緻密かつ膨大な量に膨れ上がる周囲のマナを取り込み構築された魔方陣が基部からドミノ倒しのように連なって起動していく。


「ぶちかませ」


その一言はエーリアの背中を押すためそして準備万端の合図。


「『プロミネンス+ブリザード』」


瞬間凄まじい爆発音が轟いた。

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